La Sportivaの靴(3シーズン編)

引き続きLa Sportivaの靴です。本日は3シーズン編。

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画面左:Trango S EVO GTX(トランゴSエボGTX 予価¥38,850)、画面右:Trango Guide GTX(トランゴガイドGTX 予価¥36,750)。個人的な感想は「テクニカルマウンテンブーツ」と「テクニカルすぎるマウンテンブーツ」とでも申しましょうか?。トランゴガイドは凄く魅力的なのですが、位置付けはアプローチシューズ→3シーズンブーツの「→」の位置に居るため、「大島-板野-前田」的な「板野」的存在。

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トランゴSエボのソールは「ブロックパターン+クライミングゾーン」ですが、トランゴガイドのソールは「コインパターン+クライミングゾーン」なので、「歩き」と言うより「登り」に特化したモデル。アッパーも柔らかく柔軟な動きに対応したテクニカルタイプで、「重い」とか「長い」とかには向かない。 やはり、こーゆーのはヨーロッパの岩稜で格好良く使うためにあるのだろ、裏山=泥山みたいな環境では光り輝きません。

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で、何故か最近問い合わせが多いTrango Trek Micro EVO GTX(トランゴトレックマイクロエボGTX 予価¥35,700)についても。カタログでは「Sエボを少しソフトに」と書いてありますが、硬性自体は、「Sエボ→トレックマイクロ→アルプ」という感じで、「セミワンタッチ対応ソール」でない所が「ソフト」な所!?だと思われますが、どーでしょ。アッパーがレザーなのでSエボよりしっかりしてますが、ソール周辺はアルプよりソフトなので、非常に扱いやすい。お問い合せ頂く皆様、なかなかイイ靴ですよ。でも、うちはこれ以上アイテム増やしたくないので置いていません(笑)。

スミマセン!!、ほんとはAKBの事など何も分かりません!。ググって単語並べただけです。ただ、靴の方はそんな事ありませんからご心配なく。

La Sportivaの靴(アプローチ編)

スポルティバジャパンさんに来期の靴を見に行って来た時の話。おそらく、多分、メーカー内なら比較検討しても許されるに違いない!、な訳でコメントが出来そーなモデルの画像からネタを絞り出してみます。スペックや美辞麗句はカタログからお願いします。それにしても毎日暑い・・・。

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先ずは新作。Hyper MID GTX(ハイパーミッドGTX 予価¥27,500)。裏側はこんな感じ。

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重量も1/2ペア500gで、Boulder X MID GTX(ボルダーXミッドGTX)とよく似ています。「アプローチ専用に新開発」と言うだけあって、作り的にはソールがやや薄めでより「足裏感覚」がしっかり出ます。「エッジングよりスメア向き」な作りで「ハイグレードハイキング」と言うより「クラシッククライミング」向きかな?。

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で、お馴染みのBoulder X MID GTX(ボルダーXミッドGTX 予価¥25,800)に来年は新色が追加されます。個人的には今年の「逸品」で非常に評価、スペック・堅さなど日本の現場によくマッチしたアプローチシューズだと思います。上の新作ハイパーミッドも気になりますが、歩く距離や荷物の重量を考慮すると「アプローチ」過ぎるのも何なので、デナリさんではボルダーXミッドのカラー追加で乗り切るつもりです。

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Italian Madeが格好よいGunda Guide(ガンダガイド 予価¥42,000)です。足入れも最高で欲しくなる事この上なし、ただ価格も格好よすぎて、足は出るがなかなか手が出ない・・・。日本国内のレア度は非常に高いので、靴好きの方は是非一度足入れしてみて下さい。勿論デナリにはありません!、冗談じゃない、10足で40万オーバーの在庫を抱える程余裕ある訳ない(笑)。

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で、みんなで集合写真撮って今日は終わり。

ビエ君 ~夏の日記~ レゲーバー

幼なじみの友達のEくんと飲みに行きました。とってもたのしかったです!

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新宿三丁目駅と新宿御苑前駅の間くらいにある、ちっちゃな道の奥の地下にあるこのお店は、知らないと見つけられないお店。

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この店は去年、たまたま見つけました。終電を逃して、お酒でいい気分になってふらふら歩いていて、フッと小さい道の奥を見ると、奥のほうに、赤、黄、緑の色の看板が見えた。酔っ払った勢いで、中に入ってたら、ROOTS REGGAEのライブ。最高によかった!

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普通の日も、壁一面ぐらい大きいスピカーから超ルーツなReggaeをDJ が流して、店内にあるジャンベーとかいろんな楽器もつかえて楽しい!値段も安いし、カクテルとかもおいしい。それ以降、時々M とEと遊びに行く。レゲー好きな人にはたまらないお店です。

でなりらぼ(何で重いか考えてみた)

元ガールや元ボーイの諸先輩方がいらっしゃいますと、二言目には「軽いヤツ」を要求してきます。「OKっス、全然、OKっス」とはいうものの根本的に何かが違うのです・・・。言っておきますが、これは現ガール&ボーイも共通、ややガール&ボーイにも共通、物体の重さなどそーそー変わる訳ねぇーじゃん、小学校からやり直すかぁ!?、だから根本的に何かが違うのです!!。今日は久し振りの活字です。「読み物」ですから落ちたい人はココで落ちてください、乗れる人は乗っかって適当に読んで下さい。

ザックの「検閲」は「人格否定」になりかねないので、あまりやりたくないのですが、心を鬼にしてやらなければならい事もある!、だからOKもらえばガチ開放です!。で、開けた瞬間この体たらくですかぁ・・・、“軽いヤツ”をGetしたらそれ以上に増えてるとは何事なんだい!!!。「軽量&コンパクト」などと言うボキャを聞いた瞬間、人は完璧に油断します、だから「気にしない」。そーじゃないでしょ、あなたが理想としたのは、質素倹約、ミニマリスト、「必要以上に持たない覚悟」それは何処にいったのですか?。

例えば、行動食。食べきれないアメを袋ご何故入れる?、「もしもの時」用なら、「もしもの時用」で1パックすべきでしょ?。体力でカバー出来る範囲なら文句も言いませんが、“ココ一発”的な時もいつもと同じでは困ります。馬鹿げていますが1つづつ数えて準備するのが普通で、「ガバッと」入れるのはおかしいのです。「防水バックの中にビニール袋、上にも更にビニール袋」も不要。そこまで用心深いなら、防水袋にパッキングした荷物と入浴して防水性能試すぐらいの心意気はないのかぁ?。

皆さん、普段お忙しいのでなかなか出来ない事ですが、ホントに軽くしたいなら、自分の基本装備の重量をまず計ってみて「何が削れなくて何が削れるのか」把握する事が大切です。「軽いザックの購入」を検討する前に「中に入れる物」を徹底的に検証する方が、体にも財布にも優しい。道具屋さんは道具売るのが仕事ですが、使い方説明するのも仕事な訳で「荷物多い」と言われる人には、「何故多いと言われるのか?」ちゃんと考えてもらいたい。

ベテランの方など「何を今更?」って感じかも知れませんが、あなたの体力も着実に衰えております。ココは一つ原点回帰で暇な時にでも「基本的な事」をもう一度見直してみては?。ちなみに「ベテラン」の意味は「退役軍人」、対義語は「ルーキー」で「新兵」。今まで積んできた経験と実績がもったいない、頑張ってまだまだ現役続けて下さい!。

いでみつAOL ~仕事編~

先週はクラツーの山旅スクールのサブガイドとして乗鞍岳鳥居尾根行ってまいりましたぁ~。

山麗にある一之瀬遊園からの乗鞍岳
山麗にある一之瀬遊園からの乗鞍岳

参加の方々は今月末に今年の目標!新穂高~南岳~槍ヶ岳へ行くそうです。ちなみに初年度は北岳。2年目は槍ヶ岳。3年目は剣岳という流れ。まっ!そのトレーニングをかねての山行ですね。山麗から登ると標高差約1,500mの登り返しとなり、トレーニングにはもってこい!・・・という事です。畳平からの集団観光客に肩の小屋で出会うまでは、静かな登りを堪能できました。朝日も綺麗だったなぁ~!

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この時期、ココはお花が綺麗!岩にしか興味が無い!では登山ガイド失格・・・。デナリの掟「知らぬは悪・・・」ということで、何事も勉強!勉強!コレばかりはお客様に沢山教えてもらいながらのガイディングでした・・・(汗)この調子でこの夏花尽くしの仕事が続くので、メインガイドする頃には沢山覚えていることでしょう(苦笑)。そう自分へ言い聞かせて、まずは花を見つける努力からしとりました(・・・レベルが低い)

あと、今シーズンからのGORE-TEXアクティヴシェルのインプレッションを少々。3レイヤーなのにとにかく薄い(軽い)。薄すぎて積極的に「防水」をうたえない&岩場でガリガリ使うのに気が引ける・・・のが肝ですが、そんなの関係ね~♪(古っ・・)。私がGOERに求めること。それは他の追随を許さないその透湿性!で、今回モンチュラのアクティヴシェルを着てきました。肌寒い日の出前から太陽が高くなるまで着てました。当然樹林帯ですから汗は結構かきます。ですがぁ~汗の抜けは予想通りGOOD!!プロシェルよりイイです!正式に一軍スタメン採用決定としました。今まで着ていたプロシェルはガリガリと激しい場所へ行く時、代打の切り札的な使い方へと進化させます。適材適所というやつです。

欲しかったのはこーゆーのでしょっ?(ぎあくえ)

まだ寒い時期にいらっしゃた何処ぞの会所属の女性のお客様、欲しかったのはこーゆーのでしょっ?。人を覚えるのが苦手な僕は、彼女の事はまるで思い出せませんが、彼女が欲しかった「物」はそれからもずっと考えていました。ついに見つけたこの感動!、伝えたくて仕方ありませんが、誰だっけ?・・・。

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会山行でおたまを持って行くと取っ手が邪魔で「荷物が増える」と叱られるらしーのですが、汁物をいじくる時はやはりおたま欲しいよね。カレーを食べたカップでお湯すくわれて「お茶飲みます?」なんて言われても困るし、鍋のおつゆが飲みたい時など具をかき分けてスプーンで必死にすくうのも面倒。だからやっぱりおたまが欲しいの。フフフ・・・、これなら会の先輩も気付くまい!。

勿論、折りたたみ式のおたまは数社から販売されていますが、どれも今一。「折りたたみ故に折りたたまれる」ので上手くすくえない事がある。だから、力が働く方向にフォークガードされているコレはきっとイイに違いない。別パーツならハンバーグだって裏返せるゾ!。ただ、1つ問題がぁ・・・。日本では「口に入れる物」の輸入販売には検査や認可が凄く厳しく、手間が掛かり大変なののです。

一応、ダメ元でEDELRID社の日本代理店(株)マジックマウンテンさんのデナリ担当者に「おたまを持って行くと意地悪な先輩にいじめられる薄幸な女性を救うために、俺を男にして下さい、頼みまス!!」とモリモリでお願いしたところ「無理!」と秒殺された。う~ん、手にとっていじくってみたいよぉ~。で、「サンプル取って僕に使わせて」と只今ダダをこねている途中。

とりあえず、バックアップとして、1,Paris駐在員オリビエさんに自転車で道具屋行かせて買ってこさせる、2,どーせプラスチックSporkの様に折れそーなので「みたいな物」を別物で自作する、の2点を検討中。うおぉ~、余計触りたくなってきた。

そんな訳で、おたまを持って行くと先輩に叱られる女性の方、またのご来店お待ちしております(笑)。

隙間産業じゃないヨ、割れ目産業だから。

ベルカディアさんの展示会でお会いする名品をご紹介。マニア画像ですが、隙間産業じゃないヨ、割れ目産業だから。

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TORANGO社 Big Bro(ビッグブロ):広すぎる割れ目にパコ。石ゴンがいつも欲しがってる武器。使い方はコチらから。ちなみに、来期は端サイズのシルバー(69-89mm)&ゴールド(287-467mm)はなくなるらしい。欲しい人は急ごう!。これを買うことによって、売上の一部が開発者グレイグ・リュベンの遺児ジュリアちゃんの学資として寄付されるそーです。

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TORANGO社 Ball Nutz(ボールナッツ):狭すぎる割れ目にスコ。ハーケン打ち込む様な狭い割れ目にも“一発セット&一発回収”は美しいのだが、下番手のチューブがヘッドよりデカイのは詰めが甘い・・・。お値段各サイズ¥3,900(予価)でセット物¥18,800(予価)、以外とリーズナブル。

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WILD COUNTRY社 ZERO-Cam(ゼロカム):下番手は「耳かき」にしか見えないが、「世界最小・世界最軽量」がキャッチコピー。引きも悪くないのでマイクロカムとしては注目すべき一品。指が太い人に必要かどーかは分かりません。スペック詳細はモンベルさんのHPでご確認ください。

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WILD COUNTRY社 Rockcentrics(ロクセントリックス)&Anodized Rocks(アナダイズドロックス)&Superlight Rocks (スーパーライトロックス):ポリゴン世代の僕にはテトリスの部品にしか見えない。フォローがテクニシャンならガンガン仕掛けて構いませんが、バネ全盛のこのご時世、ユーザーは激減でしょーな。バネより軽いのは「+」だがレンジがないのは「-」、どーします?。

で、おまけで触手反応アイテムも。

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WILD COUNTRY社 Helium Clean Wire(ヘリウムクリーンワイヤ-):来春からカラー単品売りが開始される模様、でも相変わらず足りないのは何故?。緑ねぇ~じゃね~か、緑!!。

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TORANGO社 QuickdrawKeeper 20pcs(QDキーパー20個入り):ダイニーマの細いテープで、はじめから着いてない物や内蔵型のゴムが切れた時に欲しくなるよね。この手ではスッキリしたデザインなので嫌いではありませんが、収まりがやや微妙。これまた次回のネタで取り上げましょう。

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TORANGO社 Comet(コメット):ポリカ製サングラスを内蔵しスライドで出し入れ出来るヘルメット。EDELRID社 Madillo(マディーロ)以来の微妙なトランスフォーマーモデル!?。スクリーンとしては小さいので別にアイスクライミング向きでもない。