ぎあくえ(よく見えるレンズ)

先日、“みっちー”こと木村ガイドにお願いして、親孝行アイスツアーしてきた。「アプローチはないけど、迫力があって、更に贅沢言うとお父さんが気持ちよく登れるとこ」というお題も、引き出しが広いみっちーに頼めばサラッと解決してくれる。あれ、先週雪降らなかったけ!?。

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でも何日も寒い日が続いて、日が当たらないと氷るんですね、やっぱり。覚悟はしてますが、やはり寒い・・・。親孝行は早いところ終わらせて、温かいラーメンでも食べて店に戻ろう・・・。

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こーゆー暗い所では濃いサングラスは不要ですが、こーゆー所こそかけた方がよく見えるのが、これ。adidas(アディダス)のオレンジ色。この手の暖色系レンズは霧や弱い光の中で明るく見える効果があります。日陰でモッサリ白い氷の固まりなど、陰影がくっきりします。去年の6/5のブログにも掲載したやつですが、この時期も大活躍です。めがね人生卒業者の僕も「よりよく見える」+「直撃避けたい」の理由でご愛用。ヘボカメラの画像で伝わるか分かりませんが、どーでしょ?、よく見えてます?。

<この寒さならまだ間に合います!、“みっちー”こと木村ガイドのご用命は>

alpineguide K.michinari(木村道成):http://www3.plala.or.jp/ag-michi/

ぎあくえ(知らない方が幸せな事もある)

冬山系tool bagの中身に追加した小道具ですが、「有益度」もなかなかなので、最近お店にも置いてみました。温度計とレンチセット。

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まず温度計ですが、ジャケットの袖の中で温々していたり、車の中から突然外に連れ出されたりしても直ぐに対応出来ない、時計やキーホルダーに付いている物は、今一信用できない。その点、「非接触瞬間測定」の「ほーしゃ温度計」はボタン押すだけでバシッと計ってくれる。ほれ、日向と日陰のコンクリートの温度も秒殺。

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測定範囲も-55℃~220℃と北極から火山までOKな勢いです。まぁ、不満と言えば、素晴らしー測定範囲とは裏腹に使用温度域が0℃~50℃と意外とショボイです。まぁ、電池物なので、仕方ないと言えば仕方ないし、値段もショボイのでここは我慢しましょう。ポケットの中で温めておいて使えば問題はありません。あと、測定する対象物によって「放射率」の設定もして下さい。野山で使うなら0.98で限りなくカバー出来ます。ちなみに、時計・ストップウォッチ・外気温計(ここは同じく信用しません)機能も付いてます。

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で、レンチの方ですが、プラスが#1#2、マイナスが6mm、六角が2・3・4・5mm、アックスやクランポンのネジの緩みにはほぼ対応出来るだけ付いています。鉄工所部門は赤いフル六角が常備工具ですが、冬山では青の色々付いている方が役に立ってます。大体、道具屋が現場にいれば、青ネコと同じぐらい必要な物が出てくると思う人は大きな間違えですが、「レンチ持ってないですよね?」とか僕に聞く事も間違えです。流石に夏はありませんが、メカニカルなこの時期は通常装備です。

ところで、今日のタイトルは「知らない方が幸せな事もある」ですが、何を知らない方が幸せかと申しますと、「店内の温度」でございます・・・。こーゆー素晴らしい道具を店に置いておくと、スタッフがやたら自分の居場所を測定しては「寒いです」と愚痴っております。だから、一々温度計ったって何も変わねーんだよ!、たく、寒みー寒みーうるせーよ!!。半年も経てば「暑い暑い」って言うんだから、我慢しなさい!。こんな物仕入れなければ良かった、いや、でも仕入れてしまったので、販売価格はそれぞれ4,200円と840円です。お好きな方どーぞ。えっ、こんな小ネタ、載せない方が幸せだったかしら?。

展示会(MHW編)からの“ぎあくえ”

今期より独自素材のDRY.Qを使用したモデルが好評な、MHW(マウンテンハードウエア)の来冬商品を見に行って来ました。デナリでは庭ちゃんと僕がテストで使わせて頂きましたが、生地感も良く好印象でした。

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 商品もちゃんと見ましたが、棚にこんなものが・・・。なんじゃ?この怪しげなクランポンは?。

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montrail(モントレール)社の製品である事は直ぐ分かりますが、BD社の往年の名機セーバートゥースを思わせる形状ながら、GRIVEL社のランボーチックな雰囲気もかもし出す、OEMのOEM!?、不思議なアイゼンです。

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MHWスタッフは皆さん忙しいそーなので、あほ道具屋のくだらない興味に巻き込む事はNG、一番暇そーな木偶の坊に色々事情を聞いてみた。

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先ずは、ギアチェック。おい、後ろ向け!。

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これには興味ないが、こっちは見た事無いぞ!?。

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はは~ん、あのクランポンはお前のか!?、そーゆー組み合わせねっ。

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クリップインシステムの専用機か~。応用力に欠けるので僕はあまり好きではないが、チャレンジ精神は認めよう!。ただ、クランポンのせーで今日も完全に脱線してしまった・・・。スミマセン、ネタ不足なモンで(笑)。

ぎあくえ(イージスライダー2.0)

2012年も10日ほど消化してしまいました。遅ればせながら、本年もよろしくお願いします。

さて、長い休みを頂いておりましたが、本日からお店も通常営業、ブログも再開です。本日のネタはGRIVEL EASY SLIDER2.0(イージースライダー弐.零)でございます。今シーズン発売のJorasses2.0(ジョラス弐.零)に標準装備されているあの部品です。

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用途は「簡易ファング」です。PETZL社のSUM’TEC(サミテック)やCAMP社のAlpax Special(アルパックス スペシャル)の様に、限定個体のファング物は今までも存在しました。しかし、今回GRIVELさんのイージースライダー弐.零は比較的色々な物につきます。そんな訳で、早速つけてみよう!。

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装着方法は単純明快、「下から通す」。構造は固定用ネジを逃がす部分が左右にあるという、どシンプルな作りです。

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IMGP0004前のエアエボに差し込んでみます。リベット部分が若干干渉するものの、少し力を入れれば入ります。ちなみに現行Air Techシリーズは握りが細いので、楽に入ります。IMGP0006

堅い所をクリアーすればこんな感じ。IMGP0008

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ハンドリーシュを外してしまうと「お助け」欲しくなる事あります。その点、イージースライダー弐.零さんはBDのアレやCAMPのソレにもいけそーなので、応用範囲が広いです。お値段3,990円、お好きな方はどーぞ。

ぎあくえ(オレンジ色の方)

よくよく考えてみると、アックスは全般的に地味な気がする。その点、CASSIN X-DRY((エックスドライ)はオレンジ色で格好いい!。トラがらの滑り止めもなかなかである。

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タダ、手を加えはじめると金が掛かる・・・。

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グリップをX-ICE((エックスアイス)に変更して、PETZLグリップレストを移植して、Simondフィンガーガードを付けると、破壊力ある出費となる。ノーマルでも悪くないのだが、「もう少しこーすれば」的な事が積もり積もって、気がつけばこーなっていた。そもそも、「オレンジ」に拘らなければこんな事はなかったのであろう・・・。

ぎあくえ(高効率コンロ)

今、店頭在庫のPRIMUSのEtaPower™EF Trail(イータパワー・EFトレイル)(¥18,900)はインシュレーションバック付きです。「ラッキー、¥3,255お得じゃん!」とポジティブに考えよーが、「270gも増やしやがって!」と文句言おーが、選択肢なしでインシュレーションバック付きです。燃焼高効率コンロは冬山の水作りには必携、今流行のTNPの驚きを体感出来る優れものっス!。でも、スカスカの雪で作れる水の量なんてたかが知れてるので、水取れるならそっちでお願いします。IMGP0001

また、どこで飯作ればイイか分からない人はスタッフに相談してみるといーでしょう、「どーしてんの?」っと。「理想と現実」の狭間で、現実味溢れる答えが返ってくるだけですが・・・。

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う~ん、このジャンルも興味深い事ばかりですが、NG満載、言論統制、メーカーの驚異に怯えながらこっそり調査研究していきます。

ぎあくえ(ネオプレーンソックス)

先日、ラボで取り上げた、「berghaus(バーグハウス)YETI™ INSULATED(イエティ インサレーティッド)」で、“横にプリマ入れたところで雪や氷の接地面には何もないので、ダブルブーツの様な効果は望めません・・・。やはりオーバーシューズはオーバーシューズ、「シングルブーツのダブルブーツ変更キット」にはなりません!”とコメントしたものの、もう少し探求すると使い道が見えてきました。要は、「底の断熱をどーにかする」ってこと。道具の追求していきたので「ぎあくえ」ってことで。

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で、コレ、どーです?。僕の場合、一体型のアイスクライミングブーツなんか履く時必携です。小屋泊まりの冷たい板の間や部屋履きで大活躍です。ちなみに、山小屋でペットボトルを¥300で買わない人は、自分で買いに行って下さい。異業種仕入なので「ぼったくり価格!?で販売中」です(笑)。

昔々、「○○フリースでどこまで行けるか」的な記事が業界を騒然とさせたことがある。今となっては¥980だろーが¥9,800だろーが好きな方にすれば良いのだが、広告主のメーカー相手に思考が先鋭的すぎて「大人の事情」に抵触した。AKBのあの娘に「行ってみヨーカドー」なんて言われたら、ついつい行ってしまうし、CMで「温かい!、軽い!」なんて連呼されればそれでよい気もする。要は自分の用途や目的がハッキリしていれば、その範囲でどーにかなりますモンね。ただ、ガラクタ3つはイイもの1つにはならないので、冗談抜きで高い山道具、「買うまで帰さない」とは言いませんので、悩んでる人はスタッフに相談して「無駄のない装備集め」 を心掛けましょう。ちなみに、上の靴下も使い方によっては3シーズンブーツの寒さはかなり防げます。冬靴持っていない人にはオススメです。ただ、あまり書くと僕も「大人の事情」に抵触しそーなので、興味がある人はこっそり聞いて下さい。

 僕の尊敬するライター、D助さんのページ:http://climbworks.exblog.jp/