“デナリさんの冬のニッチ産業はそこそこ忙しい”と言いながらも、新製品の登場とともに、隙間産業は『廃業』に追い込まれる。以前BNらぼに登場した『大人の工作』など至福の極み、LYNX(リンクス)さえ存在しなければ、カッターナイフ職人としてまだまだ腕を磨けた。
アックスについて言えば、PETZL社の新Quark(newクオーク)が出て以来「軽い」は物珍しくないが、ヘッドバランスなどもっと色々考えだすと、“旧”も未だ光り輝いて見える。息が長いSimond社アナコンダもいじくれば先鋭的なアックスに大変身!。
だから何ですよ、「自分に合った物、気に入った物」なら「ガラクタ投資」するより健全です。そんな訳で、先日大量加工され休眠在庫となるラムを寝かせないために『#68367、旧クオークカスケードピックをアナコンダに付けてみよう!』です。
とはいえ、大層な事はしません。ヤルことは何時もと変わりません。大事な缶コーヒーも鉄粉まみれで「鉄分補充コーヒー」ですし、また雨で足は寒いし・・・。
で、ラムを削り終えたら角を付けますが、おまけでついているタッピングネジは僕は使いません。「3mmボルト貫通処理」がガタつきもなく美しい。取付位置は自由ですが、『グー持ち』の方がヨレてきた時に指が開かないのでお勧めです。使っているうちに気づいてしまったので、僕のアックスの上角は全て位置変更しました(笑)。
ハンマーでパコパコ叩いて、しっかり合わせます。ココで手を抜くとガクガク動きますのでご注意下さい。
で、「明日までに着けばうれしいなぁ~」なんて毎度お世話になっている方に言われれば僕の辞書に「無理」など絶対ない!、世の中の90%は根性で出来ているのだから当然です!。あらゆる仕事を無視して、ラム加工・角付・グリップ処理までほぼ1日仕事、もっと早くも出来ますが、どんどん「こだわり&丁寧仕上げ」になっているので、最近、やたら時間かかります。
「マニア向けアナコンダ」は、他ではあまり見た事ない、“シャフトセンターに重心”で仕上げているので、スイングバックしても前にも後にも引かれず、男女問わずイイ感じです。ただ、ラムの価格は男女問わずどっ引きです。振ってみたい人は僕の物がお店にほぼ置いてある(出かける時もある)ので、ご来店下さい。