今までのシートゥサミットのR値高めのエアマットには、
断熱を高める為に不織布と極薄の金属層を一体化した反射フィルムと化繊綿サーモライトのセットや別密度の化繊綿サーモライトを複層配置が採用されていました。
今作からは新たな反射フィルムになりました。
そのことで、軽量化を図りながらR値が大幅に向上した2モデルを紹介いたします。
冬期や遠征で活躍する、
R値7.4で183×55cm(レギュラー)で525g
XRプロ
反射フィルムは上3枚の下2枚の計5枚。
日本で3シーズンマットとして使いやすい、
R値4.1で168×55cm(スモール)で445g
XR
反射フィルムは上に1枚。
両モデルの共通の特徴を見ていきます。
【家で使うスプリングマットのよう】
縦横のラインではない、細かいエアスプリング構造から、
10cmの厚さをもたせても気持ち悪い変な揺れがないのがこのエアスプリング構造のすごい所と感じます。(下記にも書きますが、揺れる=対流が起こり空気が動く。)
また、細かいセル構造からどのような姿勢で寝ても多数のサスペンションポイントが体を捉えて圧力を分散してくれます。そして多数のセル構造によって内部空気の対流も軽減されています。
(R値測定は静的テストで実施されていますので、動いてマット内空気が対流を起こすと、数値が落ちます。)
【エア漏れと睡眠の信頼性】
各社空気漏れがおこる多くの箇所は、生地とバッフルの重なる溶着の剥離。
剥離によって生地が薄くなった目に見えない箇所からゆっくりと空気が抜けていく事例が多数あります。
シートゥサミットは、この接続方法を熱溶着ではなく、RF(高周波)溶着で行っています。RF溶着はナイロン素材で実現する技術です。そしてRF溶着は熱溶着より3倍の強度があります。
そんな信頼性の高い溶着を実現するために、重量<信頼性を取り、安心できるTPUコーティングの厚さを指定しているようです。
【今や常識となった付属ポンプサック】
本体を収納するスタッフバッグは、
簡単かつ素早く空気を入れることができるエアストリームポンプサックに変身します。
エア漏れや寝心地、そして重量は私達にとって重要です。
各メーカーの選択で悩んだ際はご相談ください。
SEA TO SUMMIT「Ether Light XR Pro Mat Regular」¥38,830(税込)
SEA TO SUMMIT「Ether Light XR Mat Small」¥30,910(税込)