2021-22工場長日誌 008

LYNX(リンクス)のフロント回り修正。

既に1本抜歯していますが、今回は他の3本も抜歯だなぁ。

片側完成。

もう片方。

完成。

ちなみに、デュアルで使う場合、片側チビリますのでタマに入れ替えてバランス取って下さい。

セオリー的には親指加重なので内側長い方が有利かと。

2021-22工場長日誌 006

「必要があればメンテ」依頼のコチラ。お~、素晴らしい!!。ご自身で磨き上げて鏡面化されております。

200点!!。何処も触る所ございません。

で、ご依頼のスペアピックをチューンドしてご返却。

とても大切にお使い頂いているので、サービスで青棒研磨もしてあげよう!!。

完全鏡面化仕上げはご自身でお願いしますが、かなり手間は省けたかと。

2021-22工場長日誌 005(その2)

此奴新製品ですから初削りです!。

新製品とは言えこの手の金属はロシア経由で拝見していますが、問題はこーゆー素材はやたらめったら時間がかかる事・・・。

勿論、「やり甲斐」を仕事に見いだすのは悪いことではありませんが、僕は別に「削り甲斐」を求めたりはしません。普通が一番、GRIVELよ、何故素材変更したぁ!!。

堅い素材は一気に削れないので、休み休みの作業でなかなか片付かない。まぁ、合間に別の事してればイイのですが、ブログネタの段取りとかコチラも色々ございまして・・・。結果、5コマも記事が出来上がってしまう訳で・・・。

ふ~、完成。ただ、切っ先がちょっと今風じゃなくてダセーなぁ・・・。

少々底上げしておきましょう!!。

ねっ、シュッとしました!。

デフォルトとの厚みの違い。

オリジナルからは随分かけ離れた姿となりました(笑)。

2021-22工場長日誌 005(その1)

流行病が蔓延して以来「今期デリバリーなし」なんて事もあり、思ったように商品が入ってこない。

「遅延」で上出来ですが、G社のアックスは先日ちゃんと入荷してきたので早速仕事です。

とりあえず1名様分、DARK MACHINE(ダークマシーン)とKATANA ICE VARIO(カタナ アイス ヴァリオ)。

先ずはDMから。

こんな感じのデフォルトを、

こんな感じにする予定。

で、完成品はコチラ。

ビフォア・アフター比。

2021-22工場長日誌 004(その4)

20世紀末、初代QUARK(クオーク)さえあればもう要らない時代、所謂、「道具屋暗黒時代」・・・。

しかーし、最近は「今年はコレ使ってみよう!」的な感じで、2個持ち3個持ちの方も随分増えましたねぇ~。

で、マニアックなブログ読者なら是非使ってみたいと思っている方も多い、 KONG社 SOUL(ソウル)のチューンナップです。

コイツをいじくるには、トルクスT-25が必要ですが、ツボは心得ているのでサクッと完成す。

ちなみに、先日ブログに掲載された数量限定の特価販売品は瞬殺完売、ありがとうございました。

2021-22工場長日誌 004(その3)

まだ続きます。次はクランポンのフロントポイントとピックの修正。

それ程ダメージありませんが、シーズン前に素晴らしい心がけです!!。

左右3ポイントで発注。

んじゃ、アックスの方。

症状は曲がり、捲れ、欠けですが、軽傷です。

チューンナップもメンテもまだフル稼働ではないので、心穏やかに作業中。

2021-22工場長日誌 004(その2)

出来上がったパーツの組込みです。組合わせはS社のBATURA 2.0 GTX(バツーラ 2.0)+ C社のBLADE RUNNER(ブレードランナー)。

フロント・リアともにワイヤーの穴位置問題なし、センターの穴位置も問題なし。

で、結論から申しますと、やはり『BLADE RUNNER(ブレードランナー)の“フロントベール広くね?”疑惑・・・』。

最近のブーツのつま先は“シュッ”っとしている物が多いのに、デフォルトフロントワイヤーはクラシックなままなんです・・・。

まぁ、既存の靴にはまらないのは困りますし、ちゃんと「ナローベール」なるパーツは存在するので、そこはユーザー対応って事で。

デフォルトは指力でも外せますが、

社外ベールは「組込み核心」!!。

下側がデフォルトで上がBD Crampon Toe Bail (Narrow)。明らかに狭いので、本気出さないと穴に入りません!!。

まぁ、「本気出す!」と言っても、靴履き替えるだけなんですが・・・。

で、クランポンが逃げないよう、足で思い切り踏んで狙った穴に入れます。

一番怖いのは、穴にワイヤーを落とし込む瞬間。この隙間に指が挟まれるとそれはもー、地獄の苦しみです・・・。

で、無事に落とし込めばこんな感じ。

隙間の違いはこんな感じ。上、デフォルト。下、カスタム。

ちなみに、更なる安定を求めるならやはり「トゥーベールストラップ」を付けるべきです。前後にテンションが入りクランポンが安定します。

最近のクランポンはコスト削減のためか、いつの間にか付かなくなりましたが、デナリさんではオリジナルパーツとして販売しております。

コレで準備万端!、アッという間にシーズン到来ですよ。

2021-22工場長日誌 004(その1)

クランポンのサイズ調整する際、センターバーとヒールアジャスターのみで調整している方、先ずはコレ読んでおきましょう

で、この段階はクリアーしているのに、「それでもクランポンが外れやすい」という場合、ブーツの種類・サイズ等々、「相性の良し悪し」は確かにあるので、そーゆー時は別の手を考えましょう。

で、所謂『BLADE RUNNER(ブレードランナー)の“フロントベール広くね?”疑惑・・・』。

そんな訳で、オリジナルから社外パーツに変更しますが、勿論、ポン付けは出来ませんので削ります。下側画像がブレランオリジナル、上側画像がBD Crampon Toe Bail (Narrow)。

で、4面クリアーするとこんな感じになります。上側画像が削ったもの、下側画像がデフォルトBD。

を1セット作って今日の所はおしまい。

この作業では、機械使うと内側削るとき結構指切る事が多いのですが、狭くなった分、ホントの核心は組込み、力業です(笑)。

関連過去記事はコチラ。

2018-19工場長日誌 057(『ストイックなベール調整』編2/3)

2018-19工場長日誌 057(『ストイックなベール調整』編3/3)

2021-22工場長日誌 003

剥がれたソールを接着します。

ソールを圧着する機械は流石に持っていませんから、こーゆー時は頂いた木型を活用しています。これだけでも有ると無いとでは大違いな訳で。

でもって、完成。