2020-21工場長日誌 043

「曲がったセカンド修正可能なら、他もメンテ」での依頼。

はぁ!?、こんなのかわいいモンです。

とりあえず、真っ直ぐにします。

で、フロントも。

因みに、大先生はこのよーに削っていますが、良くない削りの典型です!!。

明らかに「インテーパー」です!。

頭を落して▲を再形成。

両方やって完成。

で、アックスの方。

先端修正だけでもイイですが、職業ユーザーの場合割と厚目に削って欲しいリクエストが多いので、「厚み調整」したくなるのは職人の性。

で、少々厚みも落します。

中央が一般的なチューンドで左右が松原さんの。

道具のメンテは必要ですが、向かない方はご依頼下さい。山登りも同様、ヤバそーな感じならその道に長けている人にご相談を!!。

2020-21工場長日誌 041-042

LYNX(リンクス)フロントポイント4枚ですが、完成形は撮影し忘れました(笑)。とは言え、こーゆー状態になったら、メンテです。

で次はピック4枚。

1組目。

こんな感じで完成。

2組目。

完成。

で、2人目案件。

先端飛び。まぁ、使っていればこーゆー事もあるので、気にしても仕方ないです。

錆がキツいけど長い方の完成形。

ガッチリ持って逝かれた方も整形すればこんな感じ。

で、2枚揃えて完成。

よーするに、ヤバイと思ったら自助努力よりも他力本願、餅を買うなら餅屋、先端修正するなら毎日こんなことやってる人にご相談下さい。

2020-21工場長日誌 038-040

ハッキリ言って、新品デフォルト状態をチューンドするのが一番楽です。なぜなら、あまり個体差がないから。

とは言え、個体差激しいメンテナンスはユーザーの個性が感じられてそれはそれで楽しい。

しかしながら「楽」と「楽しい」、同じ漢字なのに手間はどーしてこんなに違うのか・・・。

先ずは1名様分。LYNX(リンクス)フルポイントとICE(アイス)メンテ、新品ICE(アイス)のチューンド。

クランポン、こんな感じになります。

ピックメンテはこんな感じ。

新品は割愛して、次の方の先端欠落メンテ。

この程度なら、500円/1箇所でお釣りが来ます。

削るの大好きな人もいますが、僕は削りたくない派。怠慢ではなく、出来るだけ削る所を少なくして切っ先の形状を復元したいので。

最後はLYNX(リンクス)フルポイントのみを。ネジを外してパーツだけなら郵送も楽ちん。

 

2020-21工場長日誌 033-037

PUR’ICE(ピュアアイス)2名様分。

またPUR’ICE(ピュアアイス)3名様分。

毎日毎日同じピックつづけば、そりゃー、削るの上手くなりますよ。

個人的にはデフォルト状態で比較的薄めなPUR’ICE(ピュアアイス)が一番削り甲斐がありません。とは言え、ピックトップの形状変更と峰のブレーディングにはやりがいを感じます。

え、何言ってるか分からない!?。そーです、普通はそこを理解する必要はございませんので、チューンナップご希望の方はご依頼下さい(笑)!。

2020-21工場長日誌 029-032

日に日に寒くなって参りましたので、皆さんの動きが活発になって参りました。

で、2名様分。

で、更に2名様分。

全てCASSIN系なんですが、MIXTEとICE PICK、ご希望された厚みで仕上げるなど、味付け違えど伝わらずスミマセン!!(笑)。

で、STINGER(スティンガー)の各ポイントメンテ。

最近のクランポンの爪は相当おしゃれな形ですが、元の形状に近い形に仕上げると廃棄箇所が増えます。「見てくれを取るか、実を取るか」の選択ですが、所詮、元通りにはなりません。

削り方は自由ですが、削りすぎにはご注意を!!

2020-21工場長日誌 028-2

で、また別の方からの依頼。今度はかなり悩ましい・・・・。

パッと見の格好は良いのですが、ご自身でかなり色々落しておりますから、あるべき所がない。う~ん、何処まで薄くしてイイものやら・・・。

一番上がオリジナルなんだけど、下2つはかなり違う形になっている。この状態からのチューンドご希望、いや~、困ったぞ・・・。

困ったポイント1:切っ先を底上げしているので、デフォルトより先端がかなり細い。

困ったポイント2:刻みを2つ削り落としている。フッキングの際にツルツル。

あと、横からの見た目は割と格好イイのですが、先端はほぼ○。ココもなおさなきゃなぁ。

切っ先の底上げが激しく先端が細いので、あまり薄くすると切っ先が折れそーなうえ、削り込みがバラバラなので加減が難しい・・・。

で、一応完成。

まぁ、明らかに刺さるよーにはなったと思いますが、次回は色々落さず削り甲斐がある状態でご依頼下さい(笑)。

2020-21工場長日誌 028-1

大分先端の形が四角くなったG社 ICE BLADE(アイスブレード)。靴は直ぐにお渡しできましたが、コチラはもう少々手間が掛る。

どーするかと言うと、先ずはこんな感じで要らない部分を落します。お客様に説明するためにシャドーを付けているので、線は適当です(笑)!。

角刈り状態をイケてる風にします。

刺さりが良くなるよう、切っ先上部を刈り込み。

両方やったらハイ完成!。

2020-21工場長日誌 027

デナリさんではお客様のニーズによってREBEL ICE(レベルアイス)に色んなクランポン付けて販売しています。その名も「REBEL ICE Custom Set」(レベルアイス カスタムセット)・・・。

まぁ、そんな酔狂な需要が有るか無いかは別として・・・(笑)。

が、しか~し、隙間産業を支えてくれるマニアの方はいる訳で、「まだ凍っていないし、ドライするにはCASSIN DRYじゃセカンド長いしもったいないからしばらくBD RAPTORに変更して欲しい!」なんて素晴らしくニッチーなオーダーを頂ける事もあります(笑)!!。

了解!!。

先ずはCASSIN DRYを外します。

で、BD RAPTORはフロントブロックのネジ穴がビタリ過ぎなので、テーパーを取ってM5ネジが入るよーにします。

ネジが緩んでよく抜けるので、ロック剤を充填してからビルド。

フロントポイントのナットが使いにくいのでM5ナットに交換。

丁度手が空いていたので30分程度で現場納品完了!!。

今シーズンよりロストさんでは国内在庫しなくなりますが、受注発注にてお取扱い出来ますので、ご興味ある方はスタッフご相談下さい。

勿論、試し履きも可能ですが、今期の受注は終わっているので、入荷は来シーズンだとお考え下さい。

2020-21工場長日誌 024-026

需要があると言うことは喜ばしい事で、今日も張り切って行きましょう!!。

3名様分のPUR’ICE(ピュアアイス)の薄造りとLYNX(リンクス)のフロントポイント修正。

で、フロントポイントも片付ける。

こーゆー形だと点付け出来ませんので、丸くなったら▲にしなしょう!。

アッという間に完成!。

2020-21工場長日誌 023

金物ばかりで読者の皆様も飽きたでしょ?。

僕は「飽きた」とか言っていられませんが、タマにはプラ仕事もしたくなる訳で、今日はバイザー付けさせて頂きます。

触った事ないヤツですが、所謂、「大人の事情」で金型はまるで同じ。流れとしてはWC→SALEWA→DYNAFITの順。日本人の頭にも合う名機です!!。

メーカー違えど金型同じなのでハイ、完成!!。

DYNAFITになれど、コチラのヘルメット(の型)、僕も愛用中(WC)なので来月には店頭扱いとなります。

被って良し、カスタマイズしても良し、ユーザーにも工場長にもやさしいコチラの入荷をお楽しみに!!。