12/24(土)は臨時休業させて頂きます。
★申し訳ございませんが、12/24(土)、店は臨時休業となります。楽しい3連休をお過ごし下さい。
山の店デナリのスタッフが綴るブログです
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elfのツナギ、かなり気に入ってます。今日もリノリです。バリバリ火花飛ばして作業していると、目の前を通り過ぎる大人ウケは悪いが、子供ウケはいい。「何やってんの?熱くない?」とか、気が散るので、基本、やめて欲しいのですが、いつも完全に見せ物です。
穴開いた方は卒業ですね。
PETZLのフロントシステムは、基本、2種類の選択肢があります。「前コバ付のブーツ用の物か、それ以外にも対応する物か」です。FIL(線)タイプはブーツの前コバに噛ませてフロントを固定させ、FLEXタイプは前後上下の圧力・テンションで固定させるタイプ。では、2つの構造を合わせたLYNX(リンクス)付属のFLEX FILタイプには、どの様な利点があるのか、考えてみましょう。
上はFLEXタイプのバサック で、下が本来存在しないFLEX FILタイプのバサック。基本構造は、FLEXタイプのフロント固定が、左右の金属の圧力と、ベルトによるテンションです。一方、FLEX FILタイプでは、それに加えて、リジット状のワイヤーを上から踏み(押さえ)つける力が働きます。
リジット構造の物は安定感が増すので、縦爪モノポイントなどの強い力が一点に掛かる場合なのどは、FLEXタイプに比べFLEX FILタイプのものの方が、テープの緩みなどが出ないと思われます。ちなみに、これを実感するには、しっかりテープを引き込まなければダメですから。
勿論、FILタイプにトゥーベールセーフティーストラップを付け、ワイヤー面で広く押さえ、後方向から引っ張ることが一番安定することは間違えありませんけど、「前コバなし」タイプのブーツに取り付けるには非常に有効に思われます。但し、良いことばかりでもなく、ダブルブーツなど幅広ブーツトップの場合は、こんな感じ。1/3ぐらい否定された感、漂ってますね・・・。
まぁ、最終的には、所詮、ベターはベターであって「ベスト」にはなり得ません!。「ブーツとの相性」や「構造」を見て精度の高い妥協点を見出し、「もあべた~」的な所に落ち着くのです!!!。そもそも、考えてみましょう、無いもの研究して何の役に立つぅぅ!。今日も僕は何をしているのでしょう・・・(鬱)。この度、快くVASAK(バサック)FLEX FIL(改)をお貸し頂きましたK様、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
どうも、前回につづいてバイトがお送りします。ろくに働かないならブログでも書けや。ってことなんでしょうか。しかし!このブログが僕に与えられた唯一の発言権の許された場所なので今後もちょくちょくやっていきたいと思います。最近やっと雪の知らせがちらほらと聞こえ始めましたがまだまだ沢のシーズンは終わっていません!ガンガンいくよー!
さて、山でのウェアはレイヤリングが基本ですが手袋もしかりです。特に手や足などの末端部は凍傷にかかりやすいので、ウェア以上に気をつけなければいけません。かつて靴下もレイヤリングの考えはありましたが、近年では登山靴の著しい進歩によって現在では一重が主流です。
・・・ということで今回は手袋、特にインナーグローブに注目していきたいと思います。
まず、凍傷やその他寒冷地における諸症状を防ぐには直接肌に濡れた物を着用しないこと。つまり手に関して言うと手袋はぜったいに『濡らさない』というのが鉄則。しかし、欧米とかとは違って日本のようにこうも湿気の多い雪では『濡らさない』というのはほぼ不可能です。じゃあどうすんだ!というと『インナーグローブの着用と濡れたら替えるシステム』を提案します。つまり物量作戦ですよ。なんて言うといかにもインチキ店員ですが、指が凍傷になって切断するくらいならインナーグローブの一枚や二枚増えたところで大した問題ではないんじゃないでしょうか。
薄手
毛:monbell@900 HESTRA@3,990 毛化繊混合:FLyingFoot@1,260
化繊:Caravan@683 MHW@3,045
毛と化繊の大きな違いはそれぞれ保湿性があるか、速乾性があるかということです。どちらかを立てればどちらかが立たずと言う感じで、暖かさを重視すれば毛。速乾を重視するなら化繊と言う程度に選んでみては?
厚手
BD@1,890、@2,625 DINARIQUE@3,150
左から順にライトウェイト、ミッドウェイト、ヘヴィウェイトです。ミッドウェイトの掌には皮の滑り止めが張ってあります。POLARTECのPOWERSTORETCHを使用していてかなり暖かいです。
以上から薄手を二双、オーバーグローブに中綿が無い物なら厚手を二双チョイスして、レイヤリングすると濡れたときのローテーションが出来ます。ちなみにBDのSOLOISTは中綿の取り外しが可能なので、一双厚手があると良いでしょう。
最後に一言、装備の替えはいくらでも買うことができますが、失った指は一本、たったの一本ですら買うことはきないのです。はい、オーナーの受け売りでした。
仕事の合間に、いや、ネタの合間に仕事するよーな、ふざけた体質が蔓延している気がする今日この頃、ネタ枯渇とはいえ、掘ればまだまだ湧いてくるものです。毎度の事ながら、仕事場か遊び場か分からんが、お店での「クランポンのサイズ調整」を公開します。お客様に借りているアイゼンですが・・・。
“前爪の出具合「3クラン」で、ヒールテンション「5~8ポン」で”なんて便利な数字があればイイのですが、クランもポンもないので、地道に説明します。「クランポンの調整」で大切なのは、「緩まないこと・外れないこと」の2点。そこだけしっかりして頂ければ好きにして下さい。いきなり「手抜き」っぽい感じですが、ホントの話です。「緩まないため・外れないため」には、「適切なブーツ長に合わせる」ことが重要です。
上の写真は、所謂、「ブーツ長に合わせた」状態。後爪はほぼ踵です。コレを横からのぞいて見ると・・・。
踵スカスカ、割り箸2本入ります。コレではアイゼンが暴れた時、ポロって外れちゃいますね。楊枝仕様(上の下側の写真)の方はこんな感じ。
ちなみに、コレは強調して「最短」にしてあります。女性ではヒールバックル押し上げられないぐらい堅いと思います。隙間をなくすことばかり気を取られていると、ヒールバックル折れる位の勢いで押し上げる事になります。これでは、とてもセット出来ません!。要は、「踵の遊びを最小限にして、ヒールバックルでテンション調整」がナイスな感じ。後爪をズバリ踵に合わせる必要性はまるでありません。
また、ヒールバックルのテンション調整はネジを回して行います。強さの表現が出来ないので「簡単に外れるのでは緩く、チョット力入れる程度」がグッドです。勿論、踵に遊びがありすぎる場合は、ココをきつくするしか手段がありません!。上の写真では、左側の方が堅く、右の方が緩い状態ですね。「そんな部品付いていない」という人は、そろそろ便利なネコ型ロボットが発売されるかも知れませんので、付けてもらうか、諦めて新しい物にして下さい。
また、PETZL社のセンターバーは左右2穴ですが、これは「ハーフピッチで調整するため」なので、「踵の遊び最小限+ヒールバックルでテンション調整+センターバーで微調整」も可能なので、何通りかの組み合わせを試せば、ベストマッチング出来るハズです。また、各メーカー「ロングバー」や「ベントバー」など、靴の大きさ・形状に合わせるためのパーツも用意している場合があるので、自分のブーツにベストな組み合わせで調節してみ下さい。
最後に、テープの長さですが、グローブをしたままでも操作出来そーな長さ(15cm~20cm)にすればOK。多分、ブーツの先端から少し出る位です。余った長い分はテープに巻き付けて縛って下さい。短すぎるとやりづらいので、いきなり切って泣かないよーに。基本、行政・団体による指導などありませんし、自分のギアですからやりたい放題です、「イイ感じ」な感じでイイじゃね?。
懲りずに日本海です・・・。
この時期の日本海側の天気は「1当6落」的な感じです。文明の利器を駆使して、出船出来そーな日をピンポイントで予測し、その他の事は「後から考える」的な生活になります。暮れの忙しい時、そんな事に付き合ってくれる人はそーそーいません。稀少部員は尽く予定あり、 水産事業産部、廃部の危機です!、いっそ、こちらに変更しよーか。
この日も、天気は最高なのですが、西風強く、18:00まで待機。辛うじて仕事してきましたが、結果は目標値まで0.5kg足りないので、また課題を残してしまいこの生活は来週も続く・・・。クリスマスまでにはどーにかなるのか!?、こちらの人は「ゆくブリ、くるブリ」と出船さえ出来れば、年末年始も勝負するらしい。自然相手にお仕事されている方は、ホント、凄いです。期待してた皆様、また持ち越しでお願いします。
切断衝動に駆られていたら、ブログを読んだお客様がPETZL VASAK(バサック)LLFにLYNX(リンクス)のFlexFil(フロントバインディング)を入れてわざわざ店に持ってきてくれた。A社担当者よりResが早い、願ったり叶ったり、所謂、「神降臨」です!!!。なので、早速、研究室にて検証です。
GRIVELのテープに変更してるあたり、操作性重視のカスタマイズでマニア心をくすぐります!。美しいので全景載せちゃおう。
さてさて、何が見てみたかったのかと言うと、ここの出具合。お客様にお借りしたフロントブロックは、使用済み削り済みなので、新品と比べても今一分からないかも知れませんが、「前爪の出具合の調整に自由度が高い」のがポイントなのです。
LLFでは、爪の出具合を前後2段階で調節可能なので、爪の出し具合は勿論、爪が減ったきた際にもごまかして使えます。LLではそーゆー芸当が出来ない。リンクスのフロントバインディングの内径もLLの立っている固定金属の内径も61mmぐらいですが、リンクスのフロントバインディングは穴移動で、前コバなしの靴でも非常に自由度があるから素敵なのです!。このネタでもう1,2回行きたいので、次は基本的な話になりますが、「クランポンのサイズ調整」について考えてみましょう。
でなりぶろぐはほぼ98%ぐらい皆様の持ち込みにより完成しているので、ぶっちゃけ、「ないない」と言いながら、どーにでもなる気がします。タダ、賞味期限付き「リアル持ち込み」的な日もあるので油断は禁物です。本日の持ち込みネタは、デナリの自称「グルメ番長」の食欲のためだけに、神楽坂の超人気シェフが訳も分からず「真空冷凍パックの何か」をチャリで持参して頂いた事から始まります。さて、これは何でしょう・・・?
気を遣って頂き、一応、僕の分もあるよーですが、分配はまるで分かりません!!。後日、「グルメ番長(B級)」と話し合うつもりですが、シェフ(A級)とどのよ-な会話をしたかも不明です、少なくとも、ガイド業の方のレーションがそれである必要性がホントにあるのかぁぁぁ!!!。大人げないので、庭ちゃんのそれをむしり取るよーな事はしませんが、クリスマス的なそんな日には海外逃亡しているあなたに、そんなレーション、必要ですか!?。
確かに、見れば見るほど美味そーです!。ちなみに、シェフのテン泊の食事は「いつもこんな感じですけど、何か?」らしい・・・。う~、何か違っている気はするが、どーせ食べるなら旨い方がイイです、はい。とりあえず、中身については「グルメ番長(B級)」の報告を待つしかない!。感想は庭ブロからご確認下さい。あぁ~、チンしてみたい。
<結果報告についてはこちらから>
CMG/山岳ガイド庭野正和:http://myclimb.web.fc2.com/index.html
今、店頭在庫のPRIMUSのEtaPower™EF Trail(イータパワー・EFトレイル)(¥18,900)はインシュレーションバック付きです。「ラッキー、¥3,255お得じゃん!」とポジティブに考えよーが、「270gも増やしやがって!」と文句言おーが、選択肢なしでインシュレーションバック付きです。燃焼高効率コンロは冬山の水作りには必携、今流行のTNPの驚きを体感出来る優れものっス!。でも、スカスカの雪で作れる水の量なんてたかが知れてるので、水取れるならそっちでお願いします。
また、どこで飯作ればイイか分からない人はスタッフに相談してみるといーでしょう、「どーしてんの?」っと。「理想と現実」の狭間で、現実味溢れる答えが返ってくるだけですが・・・。
う~ん、このジャンルも興味深い事ばかりですが、NG満載、言論統制、メーカーの驚異に怯えながらこっそり調査研究していきます。
ひがしうみ大山岳部、S主将が遊びに来た。山では貧乏くっさい主将も都会ではいけてるぜ!。
今年も何度か一緒にお仕事させて頂いた。本人が凄いのか、宇宙なんたらかんたら学部だから凄いのか、主将はとにかく最高におもしろい、所謂、「大気圏外」である。らぼネタのストック作業を妨害しに来たので敵かと思いきや、「冬靴見に来たんですけど~」とおっしゃるので、業務変更、就職祝いを兼ね宴会です。
食い散らかした後は、とりあえず、履き散らかす・・・。何で僕が「スポーツカーとセダンの違い」を説明しているんだ?。そーゆー基本的な事はOBの店でやってこい!。
そーは言うものの、最後の冬合宿に備え、色々大人買いして頂きました。偉いぞ、主将!。一昔前なら学生山岳部は在庫一掃セール的な感じでしたが、少数精鋭、違いが分かる21世紀型の学生さんは見る目がある!。インチキ山道具屋にインチキさせないオーラに満ちあふれている・・・。まぁ、これから社会人生活になれば、好き勝手に山も行けないし、貴重な1日の休みを如何に楽しく遊んでくるかが勝負っす!。一生懸命働いて社会貢献とデナリ貢献してくれれば、俺、泣いちゃいます・・・。そんな訳で食べた分はネタにさせて頂いて、本日もコンプリート。