バイトより愛を込めて~てぶくろのはなし~

 どうも、前回につづいてバイトがお送りします。ろくに働かないならブログでも書けや。ってことなんでしょうか。しかし!このブログが僕に与えられた唯一の発言権の許された場所なので今後もちょくちょくやっていきたいと思います。最近やっと雪の知らせがちらほらと聞こえ始めましたがまだまだ沢のシーズンは終わっていません!ガンガンいくよー!

さて、山でのウェアはレイヤリングが基本ですが手袋もしかりです。特に手や足などの末端部は凍傷にかかりやすいので、ウェア以上に気をつけなければいけません。かつて靴下もレイヤリングの考えはありましたが、近年では登山靴の著しい進歩によって現在では一重が主流です。
・・・ということで今回は手袋、特にインナーグローブに注目していきたいと思います。
 まず、凍傷やその他寒冷地における諸症状を防ぐには直接肌に濡れた物を着用しないこと。つまり手に関して言うと手袋はぜったいに『濡らさない』というのが鉄則。しかし、欧米とかとは違って日本のようにこうも湿気の多い雪では『濡らさない』というのはほぼ不可能です。じゃあどうすんだ!というと『インナーグローブの着用と濡れたら替えるシステム』を提案します。つまり物量作戦ですよ。なんて言うといかにもインチキ店員ですが、指が凍傷になって切断するくらいならインナーグローブの一枚や二枚増えたところで大した問題ではないんじゃないでしょうか。

薄手

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毛:monbell@900 HESTRA@3,990 毛化繊混合:FLyingFoot@1,260
化繊:Caravan@683 MHW@3,045
毛と化繊の大きな違いはそれぞれ保湿性があるか、速乾性があるかということです。どちらかを立てればどちらかが立たずと言う感じで、暖かさを重視すれば毛。速乾を重視するなら化繊と言う程度に選んでみては?

厚手

R0010398

BD@1,890、@2,625 DINARIQUE@3,150
左から順にライトウェイト、ミッドウェイト、ヘヴィウェイトです。ミッドウェイトの掌には皮の滑り止めが張ってあります。POLARTECのPOWERSTORETCHを使用していてかなり暖かいです。
以上から薄手を二双、オーバーグローブに中綿が無い物なら厚手を二双チョイスして、レイヤリングすると濡れたときのローテーションが出来ます。ちなみにBDのSOLOISTは中綿の取り外しが可能なので、一双厚手があると良いでしょう。

最後に一言、装備の替えはいくらでも買うことができますが、失った指は一本、たったの一本ですら買うことはきないのです。はい、オーナーの受け売りでした。