割れちゃいます。

こんにちは。初めて池袋(の展示会)へ行ってきました。

たくさんのメーカーが合同で新製品を展示しているので、カタログもたくさん、重たいです。
そんな中でしっかり製品を見て行くのは、楽しい反面、僕にはまだまだ難しかったです。
たくさん引き出しを持って、アンテナを張っていないと、目の前の良い商品を見逃してしまいます。
アタフタしていたら、それをメーカー担当者にいとも簡単に見抜かれたのか、「修行、大変そうですね。」と 不敵な笑みを浮かべながら言われてしまいました。頑張ります。

で!。

何とも画期的なビレイデバイスと遭遇。こちらです。

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イギリスのクライミングメーカーDMM社の新製品、「GRIP」さんでございます。

シングルロープでのビレイデバイス、パッと見は「モダンなバケツ」です。
でもこの子、タダモノではない、「割れるバケツ」であります。

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ビレイしてます。クライマーが墜落、制動を掛けると・・・!?

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割れました。まるでエイリアンの口。そして瞬時にロープの流れが止まります。どこでロープに制動をかけているかと言うと・・・?

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従来のATCやルベルソなどのビレイデバイスは、「ロープの屈曲+ボディに刻まれた”溝”による摩擦抵抗」で制動を掛けていましたが
「GRIP」さんは割れることで「ボディとカラビナでロープを挟み込む 」という制動の仕組みを取っています。制動力◎です!。

もちろん、制動している手を緩めれば、割れたボディも磁力によってすぐ元の姿に戻ります。

もう一点は、ロープの繰り出しがとてもとてもスムーズ。
溝式でないので、するするとロープが出ます。これで、クリップの度に怒られることもないでしょう。

制動も確実で早く、繰り出しも滑らかで楽。
「画期的」という言葉がピタリな逸品。

どーでしょー!?。まだまだ続きます。