<製品の検証>
◆リンクスモノポイント先端部分の地上高:約22mm。
◆リンクスtype1補助爪先端部分の地上高:約22mm。
◆ブレードランナーモノポイント先端部分の地上高:約20mm。
◆ブレードランナー補助爪先端部分の地上高:約34mm。
<補助爪の位置関係>
◆伸び上がり、踵が上がった状態(フロントポイントが接地)でのtype1補助爪先端部分の地上高:約10mm。
◆伸び上がり、踵が上がった状態(フロントポイントが接地)でのブレラン補助爪先端部分の地上高:約20mm。
ブレードランナーの補助爪は、フロントポイントが着地した際、意図的にフロントポイントのフラットスタンス高(20mm)に設定されているのか?。
一方、リンクスtype1補助爪は地上高10mmなので、踵が上がった加重状態においてより深く刺さることになる。
<研究課題>
物理的に、リンクスtype1補助爪は、足決めの際の保持力がブレードランナーより高いと思われる。しかし、こーなると、フロントポイントを中心とした動きに補助爪が干渉することになる。
やはり、現代アイスクライミングの動きを突き詰めていくと、補助はあくまでも補助であるべきで、フロントポイントに干渉しない設定の方が望ましいのか?。
また、ミックスラインや氷と岩のコンタクトライン・ベルグラなど、岩への干渉がある場合にどの様なメリット・デメリットがあるのか、合わせて考察する余地がある。