1.5爪、補助輪の研究開発(論理編1/2)

さて、先日のつづきです。

「3人寄れば・・・」的な事なら、「10人集まれば・・・」。期待十分ですが、個性的なメンバーのうえ、工業デザイナーなど1人もいないので、感とセンスで勝負です!。

言っておきます。コアユーザーの意見を取り入れられないアホ企画担当者ども、道具の真価は机の上にはない!!。

<モノポイントの位置>
モンキースタイルで登っていた一昔前は、モノポイントの位置は「センター」。50/50のバランスが取りやすい。一方、フラッキングのようなカウンターバランスを多用する現代アイスでは、親指の位置にモノポイントが配置され、少ない動きで重心を移動し、速い動作が可能になっている。

<ブレードランナーとリンクスのモノポイントの角度>

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ブーツトップに対して、ブレードランナーのモノポイントは、割と素直。一方、リンクスはターンインがキツい。驚嘆に言えば10°と20°。

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<補助爪の効果>
デュアルポイント:スタティックな足置きに制限。一方、一度刺されば安定感大。
モノポイント:足置き・体重移動が容易。一度刺してからのすっぽ抜け、伸び上がる際の急な加重に対して氷を切る可能性がある。

故に、補助爪を配置することは、上記、2つのメリット・デメリットが上手く補えると思われる。