La Sportivaの靴(アプローチ編)

スポルティバジャパンさんに来期の靴を見に行って来た時の話。おそらく、多分、メーカー内なら比較検討しても許されるに違いない!、な訳でコメントが出来そーなモデルの画像からネタを絞り出してみます。スペックや美辞麗句はカタログからお願いします。それにしても毎日暑い・・・。

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先ずは新作。Hyper MID GTX(ハイパーミッドGTX 予価¥27,500)。裏側はこんな感じ。

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重量も1/2ペア500gで、Boulder X MID GTX(ボルダーXミッドGTX)とよく似ています。「アプローチ専用に新開発」と言うだけあって、作り的にはソールがやや薄めでより「足裏感覚」がしっかり出ます。「エッジングよりスメア向き」な作りで「ハイグレードハイキング」と言うより「クラシッククライミング」向きかな?。

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で、お馴染みのBoulder X MID GTX(ボルダーXミッドGTX 予価¥25,800)に来年は新色が追加されます。個人的には今年の「逸品」で非常に評価、スペック・堅さなど日本の現場によくマッチしたアプローチシューズだと思います。上の新作ハイパーミッドも気になりますが、歩く距離や荷物の重量を考慮すると「アプローチ」過ぎるのも何なので、デナリさんではボルダーXミッドのカラー追加で乗り切るつもりです。

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Italian Madeが格好よいGunda Guide(ガンダガイド 予価¥42,000)です。足入れも最高で欲しくなる事この上なし、ただ価格も格好よすぎて、足は出るがなかなか手が出ない・・・。日本国内のレア度は非常に高いので、靴好きの方は是非一度足入れしてみて下さい。勿論デナリにはありません!、冗談じゃない、10足で40万オーバーの在庫を抱える程余裕ある訳ない(笑)。

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で、みんなで集合写真撮って今日は終わり。

でなりらぼ(何で重いか考えてみた)

元ガールや元ボーイの諸先輩方がいらっしゃいますと、二言目には「軽いヤツ」を要求してきます。「OKっス、全然、OKっス」とはいうものの根本的に何かが違うのです・・・。言っておきますが、これは現ガール&ボーイも共通、ややガール&ボーイにも共通、物体の重さなどそーそー変わる訳ねぇーじゃん、小学校からやり直すかぁ!?、だから根本的に何かが違うのです!!。今日は久し振りの活字です。「読み物」ですから落ちたい人はココで落ちてください、乗れる人は乗っかって適当に読んで下さい。

ザックの「検閲」は「人格否定」になりかねないので、あまりやりたくないのですが、心を鬼にしてやらなければならい事もある!、だからOKもらえばガチ開放です!。で、開けた瞬間この体たらくですかぁ・・・、“軽いヤツ”をGetしたらそれ以上に増えてるとは何事なんだい!!!。「軽量&コンパクト」などと言うボキャを聞いた瞬間、人は完璧に油断します、だから「気にしない」。そーじゃないでしょ、あなたが理想としたのは、質素倹約、ミニマリスト、「必要以上に持たない覚悟」それは何処にいったのですか?。

例えば、行動食。食べきれないアメを袋ご何故入れる?、「もしもの時」用なら、「もしもの時用」で1パックすべきでしょ?。体力でカバー出来る範囲なら文句も言いませんが、“ココ一発”的な時もいつもと同じでは困ります。馬鹿げていますが1つづつ数えて準備するのが普通で、「ガバッと」入れるのはおかしいのです。「防水バックの中にビニール袋、上にも更にビニール袋」も不要。そこまで用心深いなら、防水袋にパッキングした荷物と入浴して防水性能試すぐらいの心意気はないのかぁ?。

皆さん、普段お忙しいのでなかなか出来ない事ですが、ホントに軽くしたいなら、自分の基本装備の重量をまず計ってみて「何が削れなくて何が削れるのか」把握する事が大切です。「軽いザックの購入」を検討する前に「中に入れる物」を徹底的に検証する方が、体にも財布にも優しい。道具屋さんは道具売るのが仕事ですが、使い方説明するのも仕事な訳で「荷物多い」と言われる人には、「何故多いと言われるのか?」ちゃんと考えてもらいたい。

ベテランの方など「何を今更?」って感じかも知れませんが、あなたの体力も着実に衰えております。ココは一つ原点回帰で暇な時にでも「基本的な事」をもう一度見直してみては?。ちなみに「ベテラン」の意味は「退役軍人」、対義語は「ルーキー」で「新兵」。今まで積んできた経験と実績がもったいない、頑張ってまだまだ現役続けて下さい!。

欲しかったのはこーゆーのでしょっ?(ぎあくえ)

まだ寒い時期にいらっしゃた何処ぞの会所属の女性のお客様、欲しかったのはこーゆーのでしょっ?。人を覚えるのが苦手な僕は、彼女の事はまるで思い出せませんが、彼女が欲しかった「物」はそれからもずっと考えていました。ついに見つけたこの感動!、伝えたくて仕方ありませんが、誰だっけ?・・・。

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会山行でおたまを持って行くと取っ手が邪魔で「荷物が増える」と叱られるらしーのですが、汁物をいじくる時はやはりおたま欲しいよね。カレーを食べたカップでお湯すくわれて「お茶飲みます?」なんて言われても困るし、鍋のおつゆが飲みたい時など具をかき分けてスプーンで必死にすくうのも面倒。だからやっぱりおたまが欲しいの。フフフ・・・、これなら会の先輩も気付くまい!。

勿論、折りたたみ式のおたまは数社から販売されていますが、どれも今一。「折りたたみ故に折りたたまれる」ので上手くすくえない事がある。だから、力が働く方向にフォークガードされているコレはきっとイイに違いない。別パーツならハンバーグだって裏返せるゾ!。ただ、1つ問題がぁ・・・。日本では「口に入れる物」の輸入販売には検査や認可が凄く厳しく、手間が掛かり大変なののです。

一応、ダメ元でEDELRID社の日本代理店(株)マジックマウンテンさんのデナリ担当者に「おたまを持って行くと意地悪な先輩にいじめられる薄幸な女性を救うために、俺を男にして下さい、頼みまス!!」とモリモリでお願いしたところ「無理!」と秒殺された。う~ん、手にとっていじくってみたいよぉ~。で、「サンプル取って僕に使わせて」と只今ダダをこねている途中。

とりあえず、バックアップとして、1,Paris駐在員オリビエさんに自転車で道具屋行かせて買ってこさせる、2,どーせプラスチックSporkの様に折れそーなので「みたいな物」を別物で自作する、の2点を検討中。うおぉ~、余計触りたくなってきた。

そんな訳で、おたまを持って行くと先輩に叱られる女性の方、またのご来店お待ちしております(笑)。

隙間産業じゃないヨ、割れ目産業だから。

ベルカディアさんの展示会でお会いする名品をご紹介。マニア画像ですが、隙間産業じゃないヨ、割れ目産業だから。

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TORANGO社 Big Bro(ビッグブロ):広すぎる割れ目にパコ。石ゴンがいつも欲しがってる武器。使い方はコチらから。ちなみに、来期は端サイズのシルバー(69-89mm)&ゴールド(287-467mm)はなくなるらしい。欲しい人は急ごう!。これを買うことによって、売上の一部が開発者グレイグ・リュベンの遺児ジュリアちゃんの学資として寄付されるそーです。

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TORANGO社 Ball Nutz(ボールナッツ):狭すぎる割れ目にスコ。ハーケン打ち込む様な狭い割れ目にも“一発セット&一発回収”は美しいのだが、下番手のチューブがヘッドよりデカイのは詰めが甘い・・・。お値段各サイズ¥3,900(予価)でセット物¥18,800(予価)、以外とリーズナブル。

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WILD COUNTRY社 ZERO-Cam(ゼロカム):下番手は「耳かき」にしか見えないが、「世界最小・世界最軽量」がキャッチコピー。引きも悪くないのでマイクロカムとしては注目すべき一品。指が太い人に必要かどーかは分かりません。スペック詳細はモンベルさんのHPでご確認ください。

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WILD COUNTRY社 Rockcentrics(ロクセントリックス)&Anodized Rocks(アナダイズドロックス)&Superlight Rocks (スーパーライトロックス):ポリゴン世代の僕にはテトリスの部品にしか見えない。フォローがテクニシャンならガンガン仕掛けて構いませんが、バネ全盛のこのご時世、ユーザーは激減でしょーな。バネより軽いのは「+」だがレンジがないのは「-」、どーします?。

で、おまけで触手反応アイテムも。

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WILD COUNTRY社 Helium Clean Wire(ヘリウムクリーンワイヤ-):来春からカラー単品売りが開始される模様、でも相変わらず足りないのは何故?。緑ねぇ~じゃね~か、緑!!。

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TORANGO社 QuickdrawKeeper 20pcs(QDキーパー20個入り):ダイニーマの細いテープで、はじめから着いてない物や内蔵型のゴムが切れた時に欲しくなるよね。この手ではスッキリしたデザインなので嫌いではありませんが、収まりがやや微妙。これまた次回のネタで取り上げましょう。

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TORANGO社 Comet(コメット):ポリカ製サングラスを内蔵しスライドで出し入れ出来るヘルメット。EDELRID社 Madillo(マディーロ)以来の微妙なトランスフォーマーモデル!?。スクリーンとしては小さいので別にアイスクライミング向きでもない。

月並みと言うか、まぁ、普通です。

月並みと言うか、まぁ、普通です。この前まで悩んでいた「SOL Ti or SUMO Ti」の件。

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鍋底から下、フラックスリング周辺の大きさに気後れして「SOL Ti」にしました。「がっつりヤル時は、でか鍋でがっつり燃料仕込む」が自分っぽいので。我ながら男らしさを感じますが、ココまで辿り着くまでに相当女々しい日々を過ごしてきました!、しょーがねぇ~じゃん、高いンだもん!!。こーゆー些細な事に悶々と出来るだけ幸せ、十分楽しめました(笑)。ココまでの経過は以下参照、成ケンみっちぃ~、ネタご提供ありがとうございました。

 (ミラクルな軌跡はこちらから)

http://www.denali.ne.jp/blog/?p=1511

http://www.denali.ne.jp/blog/?p=3328

http://www.denali.ne.jp/blog/?p=5488

http://www.denali.ne.jp/blog/?p=5973

http://www.denali.ne.jp/blog/?p=5894

http://www.denali.ne.jp/blog/?p=6336

SALEです。

気持ち的にはもう少し早くからでしたが、展示会やら、たまらなく暑いやら、仕事が捗りません・・・。で、やっと準備出来ましたのでSALEです。基本、ウエアですがパック類もセール対象です。そもそもお高い物が¥980円で売ってる訳ございませんが、このところどっぷり浸かったデフレ感覚に合わせて割引率も上昇気味、「イイ物」あります。期間未定、多分、秋っぽくなるまでは継続です。よろしくお願いします。

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水産事業部化計画(見たまえ柳谷くん!)

半月山籠もりでしたから、リバウンドで海です。最近、なりを潜めている「水産事業部化計画」ですが、ほぼ毎週、イヤ、あわよくば週2位で活動しているのに結果がまるで残せないのでブログのネタにもならない。そんな訳で、この体たらくを打破すべく駿河湾営業所で戦闘開始であります。

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で、早々申し訳ございませんが、凄く嫌な予感がする・・・、先週もその前も食らった「凪倒れ!?」。

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あハハハ。空、きれいだねぇ~。

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やっちまった、またやっちまった ・・・。何で僕は今日を選んで来たのだろう?、「ドブ潮+潮動かず」で惨敗。今シーズンの海はイカもダメ、カツオもダメ、底物もダメ、ダメダメ尽くしでどーしよーもない。地球がおかしいのか、それでもついつい期待して来てしまう僕がおかしいのか、いずれにせよ、ダメが更新されがブログも更新出来たので良しとしよう!。で、帰って日曜に仕込んだ塩辛かき混ぜて今日は終わり。

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とれたらとれたで面倒ですが、見たまえ柳谷くん!、コレが「塩辛職人」が魂込めて作る逸品です!。

季節限定従業員帰国。

漢文ではありません、“季節限定従業員帰国”。で、いきなりコレですか!?・・・。

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シンガポールから彼女を召還して「The Japan」を2週間で堪能させてあげたのは良いが、帰ってしまえばコレ。「どーしよ、ナルト何巻まで読んだか全然覚えてない!」って、そんな事知りません僕は。そんな訳で、オリさん帰国で暫くお店にいます。実はデナリでも1,2を争う職歴の長さは只者ではない(ハズ)、日本語忘れてないか心配ですが、そこはどーにかするでしょう、極一部マニアの方、、“季節限定従業員帰国”って事で夜の部も随時受付中、旨い物でもごちってくれる人募集中!。関係各所にご迷惑をお掛けして何ぼ、よろしくお願いします。

ぎあくえ(バネ仕掛けの比較)

先日の続き。先ずは並べてみましょーね!。

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上段左からBD社Camelot(キャメロット)#0.5/#0.75/#1/#2/#3、下段Wild Country社Helium Friends(ヘリウムフレンズ)1.5/#2.0/#2.5/#3.0/#3.5でございます。「決めてしまえば大差なし」のバネ仕掛けプロテクションも「決めるまでが問題」な訳で、如何に「効率よく低燃費で仕掛けるか?」になってくると、1,がじがじトリガーを引いてみて堅さを調べる、2,対応レンジをチェックする、のが普通ですよね。3ブロックで構成されたこいつは構造的に「別物!?」感がありますが、どんな物であろうが、対応レンジは広いに越した事はない。

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とりあえず、ヘリウムフレンズとキャメロットの違いは、1,トリガーの引き具合→ヘリウムフレンズ<キャメロット:ややキャメロットの方が柔らかい。2,サイズレンジ→ヘリウムフレンズ<キャメロット:キャメロットは2ピン構造(ダブルアクスル構造)で主軸がオフセットされ可動域が広がりレンジも広い、が客観的な見解です。「じゃぁ、キャメロットじゃん!?」と言われてしまうと、僕はヒットマンに狙われそーですが、ヘリウムフレンズの良い所は「名前書かなくてもまず間違われない」のは素晴らしい所かな。また、「2ピン構造はロープの揺れでカムが緩み易くなる弱点がある」とか、「小さいサイズではキャメとサイズレンジ殆ど変わらない」とか、支持勢力に言わせると、ヘリウムフレンズはやはり素晴らしいのです。「決めてしまえば大差なし」のバネ仕掛けですから、「馴れれば問題ない」ので好きの方にして下さい(笑)。

参考までに「差が出るハンドサイズ」の画像を載せておきましょう。構造的な違いやその他諸々ご堪能下さい。ちなみに、DMM社のDragon Cam(ドラゴンカム)もダブルアクスル構造です。色々選択肢があった方が楽しいので、比較検討して下さい。

デナリのカムコーナー:http://denali.ne.jp/scb/shop/shop.cgi?id=24&kid=3

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下の方にあります。DMMのカムが出来るまで

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いんぷれっしょん(WCフレンズ)

この前の『niwano店番日記』で紹介されたWild Country社のHelium Friends(ヘリウムフレンズ)ですが、折角なのでアフリカに連れて行ってみた。スーパーガイドの後をなぞるから「新しいカムよりナッツキー」的な感じだが、こーゆー時じゃないとわざわざ買ってテストなどしないので仕方がない、そのバネ仕掛け、僕が買いましょう!。

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庭ちゃんがほぼ完璧に書き上げているので、「書く事ないじゃね?」のも事実ですが、そこはこちらもプロですからどーにかしましょう!。な訳で、旧友を引きづり出して検証、流石に棒友まで戻るのは止めます。

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記載通り、1,カムヘッドは肉抜きされ21世紀化されてますし、2,カーブ変更というより、リベットをセンター寄りにして対応レンジを広げた感じ?、3,サムループの採用はステムが伸びた分、当然と言えば当然、4,ステムを伸ばせば深いセットは当然可能、5,「スプリングを調整」と言うより「サムループ採用+スプリング調整」なのでトリガーの引き心地は良くなっています。近くで見るとこんな感じ。

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ただ、旧友は旧友で悪くはない。短いステムでコンパクト感満載、確かに「壁」向きではないが「岩稜」の「チョイ仕掛け」には十分、まだまだ現役です。とりあえず、このネタはもう少し膨らませてみますので今日はここまで。続きはBD社のキャメロットと比べてみますがあまり期待しないで下さい、諸事情により僕的には次回の方が書き憎い。