ぎあくえ(漢は黙ってMSR!その1)

『漢(おとこ)は黙ってMSR!』、おぉ~猛烈に格好いい!。ただ、ブログを成立させるためにはグジグジ言わないと始まらない、腐っていて結構!、グジグジ男のGSストーブ話スタートです。

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このところ、日中温かくて何時店内を変えようかドキドキです。面倒くせー・・・。その上自分ルール「1日1記事」のプレッシャーにそろそろ耐えがたくなってきた。一応、10月後半から続けてきましたが、4月で半年、「よく頑張った!」ということで、春からは「週2,3回」にしよう!。その方が書き手も読み手も楽だな。しっまた、春になって重くなった雪で水をガンガン作るためにMSRの話をしようとしていたら愚痴ってるだけじゃん、戻ります。

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先ずは自分のWHISPERLITE(ウィスパーライト)(当時価格不明、現価格¥9,450)。MSRストーブど定番。但し、こいつはシェーカージェットなしの時代に購入しているものをメンテが楽ちんな「シェーカージェット仕様」に変更しています。ツノウサギ、壊れない。自分に娘でもいれば“嫁入り道具”間違えなしだの。

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更に、こいつの秘密パーツ、「ガスコンロ化ホース」、激レアアイテムです。袋がぼろいのは伊達じゃありません、まだ本国とかは入手出来るのかな?。

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最近の若者ときたら、「GSストーブ危なくないですかぁ?」的なことをノタマリますが、「火が着いている時点で危ない」ので「使い慣れれば同じ」って申し上げます。誰も「隣のテントのストーブで飯作って来い!」って言っている訳ではないので、自分が使う道具が上手に使えればそれ程問題ありません。「焚き火が上手に出来る男子がモテる」なら、「GSストーブ使えばモテモテ」なんじゃないっスか!?。なんかこのまま行くと凄く長~くなりそーなので、資源保護のために分割。つづく。

ぎあくえ(やり過ぎ?)

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MONTURA社SUPER ALPINカテゴリーのこの冬の新作、UPGRADE FAST PANTS(アップグレード ファスト パンツ)(¥28,875)でございます。VERTIGO(ヴァーティゴ)シリーズ同様、マニアうけするエルゴミックなデザインのUPGRADE(アップグレード)シリーズですが1つ問題がぁ・・・、ファストパンツには、ベルトループ・ドローコードなど一切なし、どんだけ素早いんだ!って感じのスッキリ過ぎるデザインなのです。アップグレード・アップグレードサマーと使用してますが、他は何かしらのそれがあり、ずり落ちてこない。「ハーネス付けた際干渉しない」との配慮のうえのデザインながら、流石に、コレはちっと困る。先週の大分ロケの際、篠原さんも同じ物を履いていましたが、2人でズボン上げるわ上げるわ・・・。そんな訳で、洗濯終わったので早速いじくってみよう!。

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「ベルトループを付けるか、ドローコードにするか」ですが、デザイナーの意思に配慮して、シンプルな「ドローコード」にしよう!。先ずはヒモが通るか縫い目をチェックして、行けそうなので半田ごてで穴開け。

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出来れば、ミシンでホールステッチした方がイイでしょーが、リッパーで糸ほどくの面倒なので止めた。こーゆー時の補強は熱+アロンアルファ的なものでごまかす。

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ドローコードにクリップ固定して、穴に通す準備。針とか楊枝は引っかかるので、こんな感じの治具が一番ですわ。

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通して、小さいコードロック付ければ完成!。ちなみに、パンツ的には1,撥水力ありそーなシャラシャラした感じの生地で、2,生地ウェイトもこれからの時期に最適、3,ショートレングス設定もあるので日本人体型にもばっちり、っと言った点がお勧め。この前お持ちになった千葉のYさん、調子悪ければこんな感じで凌ぎましょう!。あ、店もってくればやりますよ。

ぎあくえ(アイスクライミング用ギアラック)

これだけ雨降って温かくなればアイスクライミングもそろそろ終わりですな。お好きな方はまだ追っかけているでしょーから、久し振りの氷りネタ、私物アイスクライミング用ギアラック公開。

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こちら、WILD COUNTRY社のSYNCRO GEAR SLING(シンクロギアスリング)(¥4,980)でございます。ごく普通のダブルループのギアラックですが、これがP社のICEFLUTE(アイスフルート)付けるには最適な逸品なのです!。

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どこら辺が最適かと申しますと、ダブルループの金具、格好いい事もさることながらイイ感じの形状です。

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早速、山ちゃんに装着してみよう!。

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まだ普通ですが、フロント金具を外してフルートの穴にクリップ。

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背面の届きそーもないギアラックにフリービナ1枚セットして、ハーネスのギアラックにクリップ。

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これで安定感抜群!、面倒なフルートのべろゴムも操作し易い。ちなみに、僕はフルート5本納めるためにギアラック1つ切断、ダブルループベルトの使い勝手よくするために8mmチューブ挿入仕様で使ってます。クリッパーに手が出せない、今変な動したらやばい!なんて危機的状況では胸元のコレは神様のように感じる・・・。先日掻き集めたので店内在庫は十分ありますが、世間一般ではそろそろ入手不可です。お好きな方どーぞ。

WILD COUNTRY/SYNCRO GEAR SLING(シンクロギアスリング)(¥4,980):

http://denali.ne.jp/scb/shop/shop.cgi?No=585

ぎあくえ(新システム)

カラビナのロック機構には、「スクリュー」、「ツイスト」、「ツイストプラス」がありますが、新しく「磁石」が追加になります。

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氷りそーもないので、冬は凄く良さそう。セルフビレイも秒殺クリップ。ただ、砂浜での使用は注意しないと砂鉄がついてヒゲ生えそーだな。価格は予価で「マグネトロンロックロック(普通の方)¥2,835」、「マグネトロングリッドロック(ビレーループに収まる方)¥3,360」です。入荷時期はまだ不明。

ぎあくえ(BelayDevice for 2nd)


対セカンド用のビレー器具も日々進化している。PETZL社のReverso(ルベルソ)は3世代目、BD社のATC GUIDEも2世代目、simond社のtoucan(トゥーキャン)も2世代目。その中でも劇的に変わったのはルベルソとトゥーキャン。初号機と今の形ではかなりかけ離れている。その点、肉落としただけで余り変わらないATCガイドは優秀?、それとも工夫し尽くした感で満ちあふれたか?。IMGP0002

実際、色々出てくるので、色々使ってみるが、結論からすると「simple is best」と「慣れ」の2つが使いやすさを左右する。どれも同じよーな目的と機構なので結局、今使っている物に不満を感じない限り特に問題はない・・・。また、その不満をスッキリ解決してくれる程大きな違いもない・・・。それを言ってしまうと、ここでブログ終了となるので、今回のご紹介はこちら。simond社のtoucan2(トゥーキャン弐)。ガイドの水野さんに説明してもらって「なるほど」の逸品でした。

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ポイントは、「2穴の吊し穴」と「U字のカーブ」。この構造によって「ロープリリースが楽」が売りとなっています。また、チューバータイプの中ではリリース用の穴がないのもシンプルで好印象。一昔前なら、「穴ないから使えない」と文句言っていたハズですが、吊し穴を2つにする事で不要になっています。使い方はこんな感じ。

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吊して(アイコン上2つ)、入れて止めて(アイコン中2つ)、ここまでは他の物と変わりませんが、一番下のアイコン2つがリリースの方法で画期的。吊しているカラビナの上から、U字のカーブ沿いにもう1つカラビナをセットすると・・・。

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ほ~ら、上向いた。この様に、手元でテコの原理を利用してロープがリリース出来ます。細引きなどを通して使う、P社やB社の物とはここが違います。確かに、ややカラビナを選れぶ感は否めませんが、事前に相性を見ておけば解決する話です。本日勤務中の庭ちゃんに「これ知ってる?どーよ、凄くない!?」と問ーたところ、「お客さんと登ってると、登った分1mmでも降ろして欲しくないから“リリースして”なんて言われないからなぁ~」とこの画期的な構造に食いついてきませんでした。現場検証したいのですが、今寒いので無理、机上説明だけで今日は勘弁して下さい。チューバー以外では、CT社のAlpine UpやMAMMUT社のSmart Alpineも気になります。暇な際にスタッフに検証させれば、2記事はいけそーだな!。やや手抜き感あれど、今日も無事消化。

<も~、気になって仕方ない方は、おそらく現在国内で一番使用時間が長いと思われるこちらに遊びに行きましょう!>

Karamia Alpine Guide(水野隆信):http://www.alpine-guide.jp/index.html

ぎあくえ(よく見えるレンズ)

先日、“みっちー”こと木村ガイドにお願いして、親孝行アイスツアーしてきた。「アプローチはないけど、迫力があって、更に贅沢言うとお父さんが気持ちよく登れるとこ」というお題も、引き出しが広いみっちーに頼めばサラッと解決してくれる。あれ、先週雪降らなかったけ!?。

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でも何日も寒い日が続いて、日が当たらないと氷るんですね、やっぱり。覚悟はしてますが、やはり寒い・・・。親孝行は早いところ終わらせて、温かいラーメンでも食べて店に戻ろう・・・。

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こーゆー暗い所では濃いサングラスは不要ですが、こーゆー所こそかけた方がよく見えるのが、これ。adidas(アディダス)のオレンジ色。この手の暖色系レンズは霧や弱い光の中で明るく見える効果があります。日陰でモッサリ白い氷の固まりなど、陰影がくっきりします。去年の6/5のブログにも掲載したやつですが、この時期も大活躍です。めがね人生卒業者の僕も「よりよく見える」+「直撃避けたい」の理由でご愛用。ヘボカメラの画像で伝わるか分かりませんが、どーでしょ?、よく見えてます?。

<この寒さならまだ間に合います!、“みっちー”こと木村ガイドのご用命は>

alpineguide K.michinari(木村道成):http://www3.plala.or.jp/ag-michi/

ぎあくえ(知らない方が幸せな事もある)

冬山系tool bagの中身に追加した小道具ですが、「有益度」もなかなかなので、最近お店にも置いてみました。温度計とレンチセット。

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まず温度計ですが、ジャケットの袖の中で温々していたり、車の中から突然外に連れ出されたりしても直ぐに対応出来ない、時計やキーホルダーに付いている物は、今一信用できない。その点、「非接触瞬間測定」の「ほーしゃ温度計」はボタン押すだけでバシッと計ってくれる。ほれ、日向と日陰のコンクリートの温度も秒殺。

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測定範囲も-55℃~220℃と北極から火山までOKな勢いです。まぁ、不満と言えば、素晴らしー測定範囲とは裏腹に使用温度域が0℃~50℃と意外とショボイです。まぁ、電池物なので、仕方ないと言えば仕方ないし、値段もショボイのでここは我慢しましょう。ポケットの中で温めておいて使えば問題はありません。あと、測定する対象物によって「放射率」の設定もして下さい。野山で使うなら0.98で限りなくカバー出来ます。ちなみに、時計・ストップウォッチ・外気温計(ここは同じく信用しません)機能も付いてます。

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で、レンチの方ですが、プラスが#1#2、マイナスが6mm、六角が2・3・4・5mm、アックスやクランポンのネジの緩みにはほぼ対応出来るだけ付いています。鉄工所部門は赤いフル六角が常備工具ですが、冬山では青の色々付いている方が役に立ってます。大体、道具屋が現場にいれば、青ネコと同じぐらい必要な物が出てくると思う人は大きな間違えですが、「レンチ持ってないですよね?」とか僕に聞く事も間違えです。流石に夏はありませんが、メカニカルなこの時期は通常装備です。

ところで、今日のタイトルは「知らない方が幸せな事もある」ですが、何を知らない方が幸せかと申しますと、「店内の温度」でございます・・・。こーゆー素晴らしい道具を店に置いておくと、スタッフがやたら自分の居場所を測定しては「寒いです」と愚痴っております。だから、一々温度計ったって何も変わねーんだよ!、たく、寒みー寒みーうるせーよ!!。半年も経てば「暑い暑い」って言うんだから、我慢しなさい!。こんな物仕入れなければ良かった、いや、でも仕入れてしまったので、販売価格はそれぞれ4,200円と840円です。お好きな方どーぞ。えっ、こんな小ネタ、載せない方が幸せだったかしら?。

展示会(MHW編)からの“ぎあくえ”

今期より独自素材のDRY.Qを使用したモデルが好評な、MHW(マウンテンハードウエア)の来冬商品を見に行って来ました。デナリでは庭ちゃんと僕がテストで使わせて頂きましたが、生地感も良く好印象でした。

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 商品もちゃんと見ましたが、棚にこんなものが・・・。なんじゃ?この怪しげなクランポンは?。

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montrail(モントレール)社の製品である事は直ぐ分かりますが、BD社の往年の名機セーバートゥースを思わせる形状ながら、GRIVEL社のランボーチックな雰囲気もかもし出す、OEMのOEM!?、不思議なアイゼンです。

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MHWスタッフは皆さん忙しいそーなので、あほ道具屋のくだらない興味に巻き込む事はNG、一番暇そーな木偶の坊に色々事情を聞いてみた。

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先ずは、ギアチェック。おい、後ろ向け!。

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これには興味ないが、こっちは見た事無いぞ!?。

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はは~ん、あのクランポンはお前のか!?、そーゆー組み合わせねっ。

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クリップインシステムの専用機か~。応用力に欠けるので僕はあまり好きではないが、チャレンジ精神は認めよう!。ただ、クランポンのせーで今日も完全に脱線してしまった・・・。スミマセン、ネタ不足なモンで(笑)。

ぎあくえ(イージスライダー2.0)

2012年も10日ほど消化してしまいました。遅ればせながら、本年もよろしくお願いします。

さて、長い休みを頂いておりましたが、本日からお店も通常営業、ブログも再開です。本日のネタはGRIVEL EASY SLIDER2.0(イージースライダー弐.零)でございます。今シーズン発売のJorasses2.0(ジョラス弐.零)に標準装備されているあの部品です。

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用途は「簡易ファング」です。PETZL社のSUM’TEC(サミテック)やCAMP社のAlpax Special(アルパックス スペシャル)の様に、限定個体のファング物は今までも存在しました。しかし、今回GRIVELさんのイージースライダー弐.零は比較的色々な物につきます。そんな訳で、早速つけてみよう!。

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装着方法は単純明快、「下から通す」。構造は固定用ネジを逃がす部分が左右にあるという、どシンプルな作りです。

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IMGP0004前のエアエボに差し込んでみます。リベット部分が若干干渉するものの、少し力を入れれば入ります。ちなみに現行Air Techシリーズは握りが細いので、楽に入ります。IMGP0006

堅い所をクリアーすればこんな感じ。IMGP0008

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ハンドリーシュを外してしまうと「お助け」欲しくなる事あります。その点、イージースライダー弐.零さんはBDのアレやCAMPのソレにもいけそーなので、応用範囲が広いです。お値段3,990円、お好きな方はどーぞ。

ぎあくえ(オレンジ色の方)

よくよく考えてみると、アックスは全般的に地味な気がする。その点、CASSIN X-DRY((エックスドライ)はオレンジ色で格好いい!。トラがらの滑り止めもなかなかである。

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タダ、手を加えはじめると金が掛かる・・・。

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グリップをX-ICE((エックスアイス)に変更して、PETZLグリップレストを移植して、Simondフィンガーガードを付けると、破壊力ある出費となる。ノーマルでも悪くないのだが、「もう少しこーすれば」的な事が積もり積もって、気がつけばこーなっていた。そもそも、「オレンジ」に拘らなければこんな事はなかったのであろう・・・。