温故知新(でなりらぼ)

セルフビレイ用デバイスの研究依頼。って言うか、電話口での雑談。「あったよね、どーなんだろ?」って言われても忘れた。そんな訳で、検証してみましょう!。

但し、今回も突っ込みどころ満載な気がするので、大先生から直ぐメール来そーです。でも、依頼主は隣町のあの人ですから、直接お願いします。

お兄さんがもっとズッとお兄さんだった頃考案されたモノなので別に珍しくはないが、そーいえば最近見ねぇ~な。絶滅!?、何で使わなくなったンだっけ?。改めて検証してみよう。

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用意するモノは、適切なカラビナとひも、ひもを挟める何か。今回のこだわりは「カラビナ」。当時無かった気がする、くるくるしないこーゆータイプは素晴らしい。勿論、「ひもを挟める何か」も「丸」・「平」両方イケるこーゆータイプは最近の話。これも素晴らしい。

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ソーンスリングならタイオフするのに楽そーですが、重なりがズレるので不安。やはり、クラシカルにチューブラーテープか芯貫ロープなんかの方がイイ感じ。

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思うに、1,ヘッドが重い。チョットした武器になる。2,引き込みは楽だけど、リリースの加減が難しい。3,濡れや凍結にストレスを感じそー。「温故知新」で新たな発見に期待しましたが、そーかー、だから見なくなったのかぁ・・・。固定したメインロープでの調節はアリだけど、手数が増えるしなぁ・・・。

それでも写真撮ったのでボツネタにはなりません。よりよき使い方を考えた人はこっそり教えて下さい。

正しいマイクロブロッカーの使い方はこちらから。(pdf.重いよ)。絵が好きな人はP.53からね。

「遊んでばかりいないで仕事しろ!」って話(ぎあくえ)

『道楽産業』なんてモノは、世間一般では遊んでいるよーにしか見えない。確かに、お店に居ないでフラフラしていると、我ながら“スレスレ”感は否めません(笑)。そな訳で、久し振りに道具屋さんポイ「新製品」の記事でも書くか・・・。

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こちら、KONG社の新型プリクリ専用機。その名も「PANIC(パニック)@4,200」でございます。

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販売中のEXPRESS FROG(エクスプレスフロッグ)よりも普通で、何だかイイ感じ。しかし、テープ部分に「棒」が入っていて邪魔なことこの上なし・・・。それも棒が短いからこんな長さじゃ届かないにジャン!!。

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そんな訳で、ココだけどーにかならんですか?。構造は非常に簡単、ワイヤーゲートを引っ掛かけて、クリップすると閉まる訳。

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原始的に棒挟むよりはスマートな事間違え無しなので、ココだけの販売を交渉中。もー少し値段も付属品もライトになれば、それなりにユーザー出てくると思うんだけどなぁ・・・。

調子の悪さは伝染する・・・。

3月から始終PC直している気がする。今度はDT機が逝った・・・。調子の悪さは伝染する・・・。

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音楽聴いてたらフリーズしたので、強制終了したらHDもDISKブートも出来なくなった。バラして他の部品組み込んでも無理、メインボードが逝ったよーです(涙)。

最近は8環境にも慣れてきたので、DT-XP機など不要にも思えますが、データコンバートの時に役立つのでやはり修理しておこう!。最近の機械は繊細なので困ります。僕なんか頑丈なので、その程度では壊れません(笑)!。

直近の遠足 その3

「現場放棄」と言われても仕方ございません。でも、仕方ありません、3ヶ月も前から約束していた「水産事業部」の新潟遠征ですから。

そんな訳で、洞窟メンバーにサヨナラをして僕1人だけ島抜け、釣り仕度で今度は新潟に飛びます。

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日本海に沈む夕日を見ながらお仕事の準備。今回は入部希望者の面接も兼ねておりますが、お水さん、君は最高に運が悪い・・・。入部テストがよりによって日本海シリーズとは・・・。

折角遠くまで来たので「夜の部・朝の部」と、ほぼ1日中釣りする日本海シリーズは辛いことこの上なし。もう2度と「連れて行って下さい!」なんて言わなくなるでしょーから、業界人で記念撮影でもしておくか。

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ずたボロになるまで遊んだ次の日は勿論、仕事。あーぁ、こんなに持ってきてどーするのヨ!?。それでもスイッチ入ってしまうと誰も止められない・・・。多分、参加者全員後悔していると思います。恐るべし、日本海。

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お水さんのヒラメは5kg近くあったので、1週間はヒラメだな(笑)。

直近の遠足 その2

前日の邪悪な雲は飛び、南国気分満喫。やはり、南の島は楽しい。

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お仕事で来ていますが、待ち時間はウロウロして石灰岩調査。露岩している場所は柔らかい部位が溶け、思ったよりも堅い。やや低いですが、この周辺ならルート作れます。但し、島のシステムが分からないので、勝手に変な事しちゃイケませんね。全然登られていませんから、触感もハードです。

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地上の現場が終わると地下です・・・。

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カメラが回っているのでフラッシュたけませんし、ビショビショなのでマメにシャッターなど押していられません。TV撮影なので大量のライトが入ってキレイなこと間違えなし、今月放送予定なので、放送日が公開されましたらお知らせします。

直近の遠足 その1

このところ、イベント続きでかなりヤバかったが無事5月を乗り切った。最近、山ちゃん記事に依存していたのは手抜きではございません。所謂、「圏外」なのでやりよーがない。そんな訳で、あっと言う間に3回目の島上陸です。

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プロペラ飛行機も何のその、3回も来れば常連、「余裕」と言いたい所ですが、有視界飛行の滑走路はいつも「条件付き!?」、着陸するまでドキドキです。

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今日はまた珍しい物発見!。島のポテンシャルは計り知れない・・・。

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それにしても邪悪な雲ですが、僕は次の現場までたどり着けるのか?。飛行機が着陸しなければ、行くも帰るもない、恐ろしい現場です。(つづく)。

夏VEST、BESTはどれ!?

ウィンドストップ系のベストがそろったので紹介しようそうしよう。
さて、これからの時期のベストで、ちょうどいい厚さや機能性を発揮する商品はどれか?単純な疑問から実際に着比べてみた。

バーグハウスIMG_6511berghaus:SELLA VEST @15,750
berghaus:SELLAⅡ VEST @21,000

モンチュラ
IMG_6514MONTURA:MIRA VEST @22,050

サレワ
IMG_6513SALEWA:INDRA VEST @10,500
SALEWA:MAREE VEST @11,550

以上がお勧めのウィンドストップ系ベストだが、それぞれの違いについて比べてみる。
まず生地の厚みだが
バーグ(二種)<サレワ(インドラ)<モンチュラ(ミラ)<サレワ(マリー)
といった感じだ。
バーグ(二種)インドラはほぼ同程度だが、バーグ(二種)にはウィンドストッパーが使用されている。ミラは背面と、肩部から腹部にかけて生地にポーラテックパワーシールドプロが使用されており多少厚みを感じる。またマリーは半フリース地になっており全体の中で一番厚かった。
生地の固さは、ほぼ厚みと同じ結果となったが、インドラよりミラの方がややしなやかに感じた。
伸縮性はどれも十分で特筆すべき事はない。

特殊性として、インドラはポケッタブルで持ち運びに便利という点があげられる。また、唯一ダブルファスナーを採用している。バーグ(セラⅡ)は襟にゴム紐のドローコードが入っており強風時に締めることで風の侵入を防ぐことができる(ただし息苦しい)。バーグ(セラ・セラⅡ)の違いとしては前述の襟についてと、縫製の違い、価格差(五千円)があげられる。それ以外は大した違いは無いため、個人的には前者がお勧めである。

さて、今回のタイトルにベストなベストはどれか?というアホなもんをつけてしまい尻すぼみ感がハンパではないが、まぁ今夏は上にあげた5種から選べばほぼ間違いないでしょう!でわでわ。

新、ジェーット!!

当ブログでもたびたび登場してきた、ジェットボイルSOL系
若干の仕様変更を経て新モデルの発売が開始されました!

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ちょっとお高いイメージでしたが価格もだいぶ下がりました。
少ない燃料、少ない重量、少ない時間でお湯を沸かすプロフェッショナル。

SOLチタニウム一台いかがでしょうか?

お湯を沸かす以外での使用はアルミ素材のSOLをどうぞ!!

■購入は店頭またはデナリネットショップまでどうぞ!!

沢登りのアシモト5~サワタビ・エピローグ~

沢靴特集の最後は足袋の特徴について書く。
P5112031我が愛機である。はっきり言って沢足袋に死角なし!沢足袋ほど洗練された道具はないだろう!!ハァハァ。

・・・おっと失礼、沢足袋を愛するあまりさっそく無意味に偏った意見になってしまった。まず最大のメリットはそのコストパフォーマンスの高さだろう。沢靴の二分の一の値段で沢靴の二倍以上の耐久度を誇るとっても過言ではない。靴全体がネオプレンでできているため多少穴が開こうが問題ないし、その保温力が水中でかじかむ足にうれしい。勿論沢靴であってもネオプレーンソックスを履くことでそこは解消できる。
沢靴ではソールや本体の硬さが長所だと書いたが、逆に沢足袋のそれはかなり柔らかい、しかしそれがまた長所だったりする。つまり、足裏に地面の感触を直に感じることとなるが、岩の上ではは足裏で岩をつかむように歩けるためフリクションの効きがいいように感じる。また、足首の可動範囲がとても多きいためクライミング時にもストレスが無い。
着脱に関してもジッパーとベロクロの単純設計でとても楽だ。勿論途中で脱げてくることはまずない。しかし、脱ぐときが少し大変で足がつる事しばしばである。またつま先の防御力が著しく低い事も弱点だろう。つま先を石にぶつけるとかなり痛い。私も何度か石を蹴っ飛ばして爪を割った。
また、ホームセンターで売っているザ・足袋みたいな普通の足袋も使用可能であるが、その場合は草鞋の装着が必要と感じる。草鞋については4回目を参照してほしい。
あとは好みの問題だが見た目である。なるほど確かに沢足袋は形からして古臭くてださい。山ガールなんかが闊歩する丹沢山塊において、沢足袋は笑いものでしかないだろう。いや、山ガールが沢足袋をはけば・・・。いやいや山ガールは沢なんかやんないっすよね。

さて全6回の連載となったわけですが、これから沢登を始めたい、でもどんな靴を履けばいいかわからない・・・。そんな人の為にかなり個人的な意見も交えて書いてみたが参考になっただろうか。もっとも歩く技術があっての道具である以上油断は禁物である。まぁ究極的には裸足こそ最強だと思わなくもない今日この頃、沢人口の増加を願って締めくくりたいと思う。

沢登りのアシモト4~サワグツ~

前回までのパートでソール選びについて多少は参考になると思う。
今回からは『靴』か『足袋』かである。最初に書いたようにソールほど大きな違いは無いためどちらを選んでも問題はない。
P5112035ただ、好みの分かれる部分があるのでそこをピックアップしようと思う。まず最初は沢靴の特徴ついてまとめた。
沢靴はソールが硬く、靴事自体にも多少の剛性がある。ソールや靴本体が固いことで、チェーンアイゼンの装着を可能にしている。雪渓処理に便利なチェーンアイゼンであるが、沢靴であればしっかりと固定されるのだが逆にこれを沢足袋に装着するのは多少困難であり、仮に装着できてもしっかり装着できているかわからずいつずれるか、はずれるかと不安である。また一応靴であるため下山の時もわざわざ下山用の靴に履き替える必要がない。もっとも私は沢足袋でもガンガン下山するのだが、やはり沢靴は『靴』という感じで足への負担が少ない。立ちこみが楽なのも特徴と言える。
また、基本的には紐絞めタイプだ。その為足の挿入部が広く脱ぎ履きがしやすい。靴を脱ぐときに足がつるなんてことはまずない。しかし、水に浸かっているからなのか、しっかり結んだはずでも使用中に紐がほどけてくることが多々あり、その都度スパッツを外して絞め直す必要があるのはとても面倒くさい。それに紐の緩みに気づかずにいると、立ちこんだときに踵がズルっと上がり冷や汗をかくことになる。個人的にはこれが一番イヤダ。
登山靴での岩場歩きに慣れていて、しっかり立ち込めるようならば沢靴は最高の装備となる事は間違いないだろう。