工夫なウエストベルト×2

今回、ご紹介する商品はウエストベルトに一工夫ありなザック。

一つ目のザック↓
Lowe alpine 「Alpine Attack 45:55」 @19,950
こちらのザックはシンプルな一本締めザックですが、
アルパイン使用を想定した機能をギュッと詰め込んだものになっております。
メイン気室のバックルはロック機構を採用。
アックスホルダーも使わない時は固定できたりと細部にこだわっている。

ここで本題のウエストベルトについて↓
ウエストベルトは二重構造になっていて、専用のウエストベルト収納スペースがさりげなく付いています。
『M社から出ているザックでパッド厚のウエストベルトを外して、細いウェビングベルトを付けるなんかもありますが、
取り外したものを持ち歩くのか、家に置いていくのかなど悩みはある。』
このザックのウエストベルトは簡単な操作で3変化する。
しかもパーツは本体から分離しないのでどこかにしまい忘れたなんてことは無い。

1.荷物の重量が重くてハーネス非装着時にはパッド厚のウエストベルトを使用し腰で背負わせる。
2.ハーネス装着時(ギアラック使用時)に、パッド厚のウエストベルトだけ専用スペースに収納してV字の2本のウェビングベルトを使用し荷物のブレを軽減して肩で背負う。
3.両方とも収納し、ギアラックへのラッキングのストレスを少しでも軽減しウエストベルトなし状態で肩で背負う。

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2番の状態では上の写真でもおわかりのように、V字ベルトの割れ目からハーネスのギアラックが使える。
※写真はカンプ「AIR CR」サイズSです。全メーカーのハーネスのギアループが全部綺麗に出るかは、わかりません。

このような観点でウエストベルトを工夫したザックをもう一点。
SALEWA 「Peuterey 42」 @19,950
このザックのウエスベルトは取り外し可能。
パッド厚のウエストベルトは切り込みが入っていてギアループ手前側が一つ出る。
IMG_6510※この写真もカンプ「AIR CR」サイズSです。

でもこの手のものは、ザックをおろす時にたくさんラッキングしたままだと、ギアがウエストベルトの粋な穴に引っかかってなかなかザックをおろせない。
特殊ジャンルは粋ですが、すべて◎とはいかない。何に重点を置き何を取るかだと思います。

ちなみにMAMMUT「リチアリチウムも片側抜けていますが、この容量では肩で背負うで十分リットルなので今回はスルーです。