今や業界的には、「滑らない」のが当然のアプローチシューズ。ただ、これだけ一杯あると売場やユーザー的には「滑る」可能性大(笑)。
で、選び方のポイント。
その1,:クライミングゾーン必至。
最近はアルパインランニング用のシューズも数多く出ていいます。「それっぽい」ので凄く惹かれますが、実際のところ、「似て非なる物」です。裏返してみてみましょう。
簡単な岩を登るにせよ、十分なフリクションが得られるよう、クライミングゾーンのフラット部分は存在します。一方、地面を蹴って走るのにつま先をこんなフラットにされては、ランの人達は走りにくくて仕方ない。
今までのクライミングゾーンはインエッジの物ばかりでしたが、今シーズンのそれ系はついにアウトエッジまで(笑)。
画像左、MONTURA Yaru Light(ヤル ライト)。画像右、SCARPA IGUANA(イグアナ)。
その2,:ソールパターンの違い(コイン or ブロック)。
僕らは、ソールパターンを「コイン」とか「ブロック」で呼び分けています。花崗岩の上を歩くなら、浅いコインは最高ですが、土や泥っぽいところでは、パターンが深いブロックの方が足が残ります。
ちなみに、苔のうえ、濡れた熊笹なんかは、何履いても滑ります。「ハイフリクション!」なんて嘘です(笑)。