只今HP改装中の成ケンちゃんから次のよーなメールが来た。
<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>>ラボネタになるかどうかですが。。
>1.ATCガイドとルベルソ、セカンドビレイのときに支点側に掛けるカラビナホールの向きが90度違いますよね。ATCガイドの場合、支点に対して素直に掛けるといつも横っちょを向いてしまいます。さらに対応ロープ径も違いますね。みなさんどのように使い分けているのでしょうか。私見では冬壁やアイスではATCガイドの方が向いている気がします。ロープ凍ってしまうので。
>2.ニクワックスドブ漬けの利点をもう一回検証してみて欲しいです。
>3.スクリューロックカラビナが凍って動かなくなってしまうのはなんとかならんのか。シリコンスプレーとか効くんですか?<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>
成ケンちゃんはかわいいが、どれも面倒くさい・・・「そんなの自分でやれ」って感じ。しかし、ネタに枯渇する昨今、背に腹は代えられない。なら、どれから触ろーか?。1番は近々研究しなければいけないが、P社の新製品待ちも合わせてペンディング、2番は洗濯して「ドブ漬け」なければいけないのでこれまた大変なのでペンディング。3番なら冷凍庫にでも暫く入れておけば良いので実現可能そー。そんな訳で、『スクリューロックカラビナが凍って動かなくなってしまうのはなんとかならんのか。シリコンスプレーとか効くんですか?』実験、検証してみましょう!。
先ずはじめに、スクリュータイプのカラビナの「スクリューピッチ」について気にしたことあります?。おそらく「ネジ物」とはいえ、何か確固たる統一された規格で作られているとは思えません。仮に「ウイット」・「ユニファイ」・「ISO」などの工業規格であっても、分解した事はないので、結局、指先感覚で「ネジピッチが荒いか細かいか」位しか分かりません。では、「荒い・細かい」の話で進めるとして、その特徴を考えてみましょう。ピッチが荒い=少ない回転でロック開閉が可能、絞めやすいが緩みやすい。細かい=ロック開閉にはより多くの回転が必要、緩みにくいが絞めにくい。ピッチが荒い=砂やホコリがねじ山に入りやすい、細かい=砂やホコリががねじ山入りにくい、メリット・デメリットが表裏一体なので結局、「自分の好み」と言う事になる。
個人的には、絞めにくくても緩みにくい方が安心、砂やホコリが侵入して引っかかのが困るので「ネジピッチが細かい方」を僕は選んでいる(勿論、砂やホコリの侵入は、スクリュー自体ののクリアランスにもよりますが)。個体名出しませんが、荒い物はホント砂やホコリが入りやすく、動かなくなる事もしばしば、って言うか、1度入ったら出すのも難しい、買って直ぐに現役引退を余儀なくされました。また、「凍りつく現象」についても、水が侵入しやすかったり凍結面積が広いせーか、ネジピッチが細かい物に比べてよく起きる気がします。とりあえず、そこをスクリュータイプカラビナの選定基準として、現在気に入って使っている2種類カラビナを「ノーマル水没冷凍」・「スプレー水没冷凍」で比べてみましょう!!。ただ、ブログがマニアックすぎて「書き手も大変だが読み手がついて来られない」と言う声もあるので、研究結果は分割して載せましょう。いや~、しっかり今日の授業について来られた優秀な生徒は偉いが、よほど暇なのか?。そんな訳で次回講義でまた。