純白なんてなかった中国沢登り遠征。

  中国での沢登り遠征は無事終了しました。
  
 なんだかんだあって結局山脈の西面を一本遡行する事しかできませんでしたが、中国で沢登りするという事についてかなり収穫があった遠征でした。
 で、今回登った沢は山脈北部にある上邑小河(右俣右沢)という名前でした。入渓点からの標高差は1500mで、アプローチは漾濞の北部にある永地村(漾江)から徒歩6時間、下山10時間永地村に帰ってきます。行程は3泊4日です。
 渓相としては岩がゴロゴロしている割に水量は多く、ゴルジュはほぼ無し。苔が多く、岩はヌメヌメ。フェルトソールでもずるずる滑るほどで、ラバーソールなら最早フリクションゼロ。大きな滝はそれほど多くは無いものの小滝の連瀑帯が続き、沢は常に泡立っている。そんな沢でした。下山時に左沢に100mほどあるであろう大滝を確認。右沢の連瀑帯に代わるものと思われます。
 期待していた『純白の沢』ですが勘違いはなはだしい。磨かぬ岩はただの岩でした。
 で、冒頭の『なんだかんだ』ですが山脈東面は管理が厳しく自由な登山は禁止されています。流石に頭悪い学生とはいえ現在の日中関係から今回は自粛しました。

P8290731蒼山山脈東面。ゴルジュや大滝が豊富な予感・・・。が今回は断念。
P9011198入渓点付近。最初の二俣に10m程度の滝がそれぞれの入り口にかかっています。そこまで微かな踏み跡が沢沿いに残っていて、かつての大理石採石所だったことがうかがえます。クルミの木が多く、いまでは地元民の収入源になっているようです。
P9031329彼方に見える大滝。
P9021323うっそうとしていてアザミの強襲や倒木やツタ植物に苦しみながら遡行。
P9041372ツメの100mは激しい藪漕ぎに・・・。
P9041438稜線には登山道が残っていてお花畑の中下山。
この先に地獄の下山が待っていることをまだ知らなかった。

ところで、帰国が13日だったのですが2、3日遅れていたらボコボコにされていたかもしれないと思うとゾッとしますね。でも中国はいい所でした。大理や今回行った小さな村の人は我々が日本人だと知っても、とても親切にしてくれて反日なんて言うのは実は本当に一部の話なんだと実感しました。
ということで、今後も中国で沢登りをしていこうと考えています。乞うご期待。