風が通り抜けて、背中が快適。
V.B.P(ベンチレーション バック パネル)システムを、
様々なパックに取り付けることができるアイテムです。
装着できるのは、目安となりますが背面長45~53cmの20~30Lのデイパックとなります。
パック背面と背中の空間に、
金属フレームで空間を持たせたV.B.Pバックパネルを装着することで、蒸れを軽減してくれます。
枠の金属フレームが荷重を受けても元の形を維持して空間を保てるように、横方向に硬い骨を組みながら枠フレームを固定しています。
また、3D立体フレームに張られたメッシュは、体にフィットし、動けば柔軟に追従してくれます。
かつて背負い心地で好評を得ていたモデルも似た構造でしたが、金属フレームとメッシュの組み合わせから得られるスプリングのような心地よい反発感は、とても良い背負い心地です。
付け方は簡単。
上のテープを両側のショルダーハーネスに通してバックルを留めてからテープの引きで調整。
下のテープをショルダーテープにバックルで留めて、こちらも引き具合で調整。
当店で、他社のアルパイン系30Lと50Lクラスパックにテスト装着してみました。
元々、背面がクリーンな仕上げになっているアルパイン系パックとの相性は抜群。
簡易テストなので10kgくらいしか重りをいれてませんが、その位のパッキングウェイトなら、
荷物が背中から離れて後ろに引っ張られるという懸念点より、
面で荷重分散されつつ、運動時は適度な柔軟性構造から得られる変形と反発の追従があり、
装着した方がパックと体との一体感があり好印象でした。
もちろん、通気性の意味では圧倒的な差の為、通年アルパインパックを好んで背負っている人は、積雪期以外はこの背面オプションを装着して使用する人が増えそうです。
※推奨は20~30Lのパックなので、大容量パックにかなりの重い荷物を入れると体格にもよりますが、背中にフレーム枠が当たる箇所が出てくる可能性もあります。
今後、より大きなパックに対応するバージョンも発売されるといいですね。
ぜひ、ご自身のパックとの相性を試してみてください。
mont-bell「V.B.P. Back Panel」¥4,400(税込)
重量:298g
カラー:ブラック(BK)
サイズ:高さ45 x 幅28.5 x 奥行き6cm
背面寸法:45cm
対応モデル:背面長45~53cmの20~30Lのデイパック(目安)
素材:210デニール・バリスティック® ナイロン、メッシュ、スチールフレーム