裏手の方は、大分なくなりました。
ちなみに、左奥に残存しているビルの裏側が昔の店舗です。辛うじて存在中(笑)。
今週は雨以外の週末です。溜まった洗濯物を干すも良し、外に出かけるも良し、梅雨の晴れ間をお楽しみ下さい。
山の店デナリのスタッフが綴るブログです
裏手の方は、大分なくなりました。
ちなみに、左奥に残存しているビルの裏側が昔の店舗です。辛うじて存在中(笑)。
今週は雨以外の週末です。溜まった洗濯物を干すも良し、外に出かけるも良し、梅雨の晴れ間をお楽しみ下さい。
スミマセン!、昨日の俺。って言うか、「そろそろ」じゃなく、「今」春です!!。麹町の桜はただならぬ模様、多分・・・。
スミマセン!、最近の私は覚悟が足りない・・・。「春」か「春ではない」か分からない俺は切腹、いらない・・・。そんな訳で、わたくしの亡き後はスタッフの皆様がうまいことするハズなので、ご心配なく!!。
道路の向かい側の桜は満開!!、今の私はいっぱいいっぱい。誰だよ消費税とか上げた馬鹿は・・・、面倒臭い・・・。
関係各所、ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。
この前、マニアの皆様への入荷情報でこのテープを紹介しました。
トレッキングポールに巻くとこんな感じ。
このポールに巻く利点は↓
1.グリップの増幅。
この写真のポールはカーボン素材&サイズ調整が無いため軽量。
登る時、ポールを短く持ちたいですが、グリップ部分を増やせば登りの時でも滑りにくく快適!
マニアックな話は、バスケットが「ウルトラマウンテンZ-ポール」用のキャッチャー付きバスケット、ウルトラマウンテンシリーズはポール径が太い為、ディスタンス系にそのバスケットを付けると、キャッチが緩い感じ!!
テープを巻けばちょうどいい太さになり、ちょうどいいかたさ!!
2.ポール組み立て&撤収時に滑らない。
折りたたみ式は、簡単に組み立てれるのですが「どういう風に組み立てるか?」とたまに迷われる方がいます。グリップとグリップをもって押し出す!
滑らなくて迷わない。
3.冷たさを凌ぐ。
金属と手が接触しているとどうしても冷たい。
色々な道具に使えます。ネットショップへどうぞ!!
Examen clinique (診査)は、大きく分けると、三つのセクションに分かれている。
1 – 患者と相談の理由
2 – スタティック (まっすぐ立った状態)、 ダイナミック (歩き方、走り方などの動き) での体全体の診査
3 – 診察台に横になっている状態での体全体の診査
2番と3番の順番は、患者によって変わる。
1 – 患者と相談の理由
ここで重要なのは、患者について、できるだけ情報の得ること。以前、捻挫、骨折、手術を受けて事があるとか、職場の環境(一日中、デスクワークだったり、立ちっぱなしだったり)、スポーツをしているなら、回数、現場の環境、履いている靴などを聞く。
その次に、患者の相談につて、情報収集。
例えば膝の痛み:正確に、いつから痛む、どこが、どういう風に、何をするとき、何をすると痛みが静まる、など詳しく質問する。
2 – スタティックとダイナミックの診査
まずはスタティック、体のバランスから診査。その次に腰から足まで診査。骨や関節の角度、高さなども調べる。
次にダイナミック、歩き方や、走り方を診察。一歩一歩観察して、痛みの原因につながる異常な動きや関節の動きの角度などを調べる。
3 – 診察台に横になっている状態での体全体の診査
患者を診察台に寝かし、体重などが関節にかからない状態にして、関節、筋肉、骨などを診査する。
この三つのセクションで得た、情報を基に、痛みや、バランスの原因を見つける。
ここで、インソールをサポート系にするか、修整系にするかが決まり、インソールに付ける部品(硬さ、高さ、位置)が決まり、作製にかかる。
次回は、 インソール 診査から作製まで。 「作製編」
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インー魂 :
– ポドローグとは、
– 爪の切り方
– 外反母趾ジェルプロテクター (1) (2)
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ポドロージーとは、“Podo=足+ logie=学問”で、それを専門としているポドローグとは、フットドクターのことです。
世界史に初めてこの職業の痕跡が残っているのは、紀元前1600年頃のバビロニア人やエジプト人の書物。「医学の父」とも言われるギリシャのヒポクラテスも、足の働きなどに興味を持ち、書物に残している。ローマ時代も軍隊の移動のさい、欠かさずフットドクターを連れていたと言う。
フランスでは、Pedicure-Podologue と言って、仕事が二つの分野に分かれている。Pedicure (ペディキュール)は、魚の目、巻き爪、踵のひびなどの治療や、シリコンプロテクター、義爪などのオーダーメイドの作製。
Podologue (ポドローグ) は、体全体から、腰、膝、足の全体的なバランス、関節や筋肉の状態、歩き方や走り方、などの診査を行ってから、それぞれの両足に合わせたインソールを作製する。フランスでは、インソールは、医療的な中敷きのことを示す。
人は皆、他人とは違う足を持っていて、頭から足の先まで完璧なバランスの人もいないのと同じく、右足と左足も全く対称な人はいない。だからインソールは、本質的にオーダーメイドでなければならない。
成長、姿勢、生活習慣、スポーツ等から、体は痛みを避けながら、無意識に姿勢を崩してしまいます。その姿勢の崩しが原因で、首、肩、背中、腰、膝、足首、足などのバランスや動きが正常に働かなくなり、痛みに繋がります。
インソールは、足裏から骨、筋肉、関節を通して体全体の動きのバランスをより正常に動かすことが目的。人は一日、約一万歩歩くので、一歩踏む度に、インソールが足裏からを刺激するので、一歩一歩が治療につながる。
ペディキュールとポドローグは、別々な職業に思えるが、深く関係している。例えば:体のバランスが崩れる → 歩き方が変わる → 足に負担がかかる → 魚の目ができる。
そこで、魚の目を治療 → 魚の目の痛みは無くなる → 歩き方、体のバランスなど診査する → インソールで負担を無くし、体のバランスを直す → 魚の目だけではなく、その原因も直す。
今僕は、こんな感じの事を勉強してますので、登山用品以外にもお悩みの皆さん、ご相談下さい!。以前の記事はコチラから。
– 爪の切り方
– 外反母趾ジェルプロテクター (1) (2)
今日は、「靴下にジェルを定着」編。復習はココ。
材料とお道具は :
・ 「白い液体」
・ 「青い液体」
・ 注射器2本 (液体同士がボトルの中で混ざると、ジェル化してしまう。)
・ テープとマジック(位置を決める)
ますは、靴下を履いて、かかと、外反母趾、小指など、ジェルを定着させる位置をマーキング、液体がこぼれ落ちないないように周りをテープで囲む。
「白い液体」と「青い液体」をよく混ぜる。液体が化学反応を終えるとジェルに変わるので、とにかく急ぐ!。
混ぜた液体を、確定した場所に流し込む。
液体がジェルに変わるまで、液体がこぼれ落ちないように気をつけて、置いておく。完全にジェル化したら出来上がり。
9月には僕はフランス戻りますが、お店にいる間にご要望があればワンオフメイキングいたします。外反母子などお悩みの方、この外反プロテクター試して見まっせんか?。また足の悩み、痛み、気になる事のある方、この機会にご相談下さい。できる限り解決策を考えます!。
デナリでは、よく外反母趾や、小指などが靴に当たって悩んでいるお客さんがいる。
個人的には、踵が”尖って”いるせいで靴の中がすぐ破ける。そんな問題に今年は、フランスでインソールなどの原材料メーカから、 普段なら手に入らない特別なジェルが手に入りました。
それこそ、抗菌・防臭・軽量のFPCジェル。それは、ジェルの基礎となる液体とその液体を触媒する液体をませて作る。一個づつ、ハンドメードで、一人一人の外反などに合わせたオーダーメイド。
弾力性、伸縮性に優れたこのジェルは、元々液体なので、形、厚さなど自由自在。靴下の線維の間、靴の中、ボールペンの周りなど幅広いジャンルで活用できる高性能ジェル。
4mm位に厚くすると、かなりの弾力性。
1mm以下だとビロンビロンな伸縮性。薄さのわりには、かなり頑丈で結構引っ張らないと、破れない。
サンプルもあるので、見に来てください。
他の外反母趾プロテクターなどは、プロテクターの上から靴下を履かなければならない。そうすると結局、外反母趾の部分が、プロテクターと靴下の厚みに圧迫されてしまう。その点、このジェルは、靴下の線維の間に流しこむので、靴に当たる部分をあまり分厚くしないでプロテクトできる。
もちろん、洗濯もネットに入れれば、問題なし。
「靴下にジェルを定着」編 へつづく!
沢靴特集の最後は足袋の特徴について書く。
我が愛機である。はっきり言って沢足袋に死角なし!沢足袋ほど洗練された道具はないだろう!!ハァハァ。
・・・おっと失礼、沢足袋を愛するあまりさっそく無意味に偏った意見になってしまった。まず最大のメリットはそのコストパフォーマンスの高さだろう。沢靴の二分の一の値段で沢靴の二倍以上の耐久度を誇るとっても過言ではない。靴全体がネオプレンでできているため多少穴が開こうが問題ないし、その保温力が水中でかじかむ足にうれしい。勿論沢靴であってもネオプレーンソックスを履くことでそこは解消できる。
沢靴ではソールや本体の硬さが長所だと書いたが、逆に沢足袋のそれはかなり柔らかい、しかしそれがまた長所だったりする。つまり、足裏に地面の感触を直に感じることとなるが、岩の上ではは足裏で岩をつかむように歩けるためフリクションの効きがいいように感じる。また、足首の可動範囲がとても多きいためクライミング時にもストレスが無い。
着脱に関してもジッパーとベロクロの単純設計でとても楽だ。勿論途中で脱げてくることはまずない。しかし、脱ぐときが少し大変で足がつる事しばしばである。またつま先の防御力が著しく低い事も弱点だろう。つま先を石にぶつけるとかなり痛い。私も何度か石を蹴っ飛ばして爪を割った。
また、ホームセンターで売っているザ・足袋みたいな普通の足袋も使用可能であるが、その場合は草鞋の装着が必要と感じる。草鞋については4回目を参照してほしい。
あとは好みの問題だが見た目である。なるほど確かに沢足袋は形からして古臭くてださい。山ガールなんかが闊歩する丹沢山塊において、沢足袋は笑いものでしかないだろう。いや、山ガールが沢足袋をはけば・・・。いやいや山ガールは沢なんかやんないっすよね。
さて全6回の連載となったわけですが、これから沢登を始めたい、でもどんな靴を履けばいいかわからない・・・。そんな人の為にかなり個人的な意見も交えて書いてみたが参考になっただろうか。もっとも歩く技術があっての道具である以上油断は禁物である。まぁ究極的には裸足こそ最強だと思わなくもない今日この頃、沢人口の増加を願って締めくくりたいと思う。
前回までのパートでソール選びについて多少は参考になると思う。
今回からは『靴』か『足袋』かである。最初に書いたようにソールほど大きな違いは無いためどちらを選んでも問題はない。
ただ、好みの分かれる部分があるのでそこをピックアップしようと思う。まず最初は沢靴の特徴ついてまとめた。
沢靴はソールが硬く、靴事自体にも多少の剛性がある。ソールや靴本体が固いことで、チェーンアイゼンの装着を可能にしている。雪渓処理に便利なチェーンアイゼンであるが、沢靴であればしっかりと固定されるのだが逆にこれを沢足袋に装着するのは多少困難であり、仮に装着できてもしっかり装着できているかわからずいつずれるか、はずれるかと不安である。また一応靴であるため下山の時もわざわざ下山用の靴に履き替える必要がない。もっとも私は沢足袋でもガンガン下山するのだが、やはり沢靴は『靴』という感じで足への負担が少ない。立ちこみが楽なのも特徴と言える。
また、基本的には紐絞めタイプだ。その為足の挿入部が広く脱ぎ履きがしやすい。靴を脱ぐときに足がつるなんてことはまずない。しかし、水に浸かっているからなのか、しっかり結んだはずでも使用中に紐がほどけてくることが多々あり、その都度スパッツを外して絞め直す必要があるのはとても面倒くさい。それに紐の緩みに気づかずにいると、立ちこんだときに踵がズルっと上がり冷や汗をかくことになる。個人的にはこれが一番イヤダ。
登山靴での岩場歩きに慣れていて、しっかり立ち込めるようならば沢靴は最高の装備となる事は間違いないだろう。
さて、ソール編3回目は『藁』ソール。つまり草鞋(わらじ)について書く。何だか最近記事にキレがないとか楽してるとか何とか言われているようだが、少し気にしつつちょっと頑張る。まぁ結局ダラダラなげーんだよと一蹴されてしまうわけだが・・・。
今までの物と打って変わってかなり古風な、ギアというのも恥ずかしい(?)草鞋だが、まずフリクションについて。まず草鞋と言えばその歴史は古く、日本では奈良時代の頃より存在すると言われている。その足にフィットする構造は、旅や山登りの必需品として広く親しまれてた。ちなみに、最近の人は知らないと思うが草鞋(わらじ)と草履(ぞうり)は別物。草鞋はくるぶしまで締め上げて固定するが、草履は鼻緒のみで固定するものだ。まぁかくいう私もさっきwikiで調べて知ったんですけどね。
で、なんで草鞋かというと実はこの草鞋、沢登りにおいて最強のフリクション能力を発揮するとされていて、ラバーソールは勿論、フェルトソールが世に出るもっともっと昔から使用されてきたのだ。かの有名な沢登りのパイオニアである「大阪わらじの会」からもわかる。基本的にはやはりフェルトと同じく排水能力の高さによってフリクションを得ているものと思われる。また草鞋は藁の繊維によってもフリクションを得ているように思える。
ところで、その最強のフリクションもさることながら、その姿にはフェルトやラバーには無い、『自然との共生』という言葉が見いだせるのではないだろうか。沢の終了点に捧げられたその草鞋からは「最後まで安全に遡行することができたことを山の神に感謝する」そんな気持ちが感じ取ることができる。果たして、現代登山において『自然との共生』や『山への感謝』というものが存在するのだろうか。ゴミを捨てないだとか植物を大切にするだとか、確かに大事なことではあるがそんな表面的な共生より、太古の人々が自然を畏怖し尊敬していた時代の精神こそ最大の共生と言えたのではないか。私は草鞋を通して現代人が忘れてしまった、大切な何かを取り戻してほしいと願っている。
さて、話を戻して耐久度について言えば、もはや使い捨てである。それどころか一つの沢で二足消費することもあるのだ。それほど耐久度は低い。その分最強のフリクションが得られるのだから、ある意味F1カーのタイヤに通じる所もあるような無いような。
勿論使い捨てであるからメンテナンスの必要はない。
登山のプロショップ、デナリも草鞋を置いている。決してホコリを被って棚の底に忘れ去られているなんてことはない。しかし、在庫も限られているので早くしないと無くなってしまうかもしれない。
・・・いや、もしこのブログを機に本当に草鞋ブームが起きるかもしれない。草鞋の社会的大ブームにより田畑の多面的機能の重要性が見直され、兼業農家の増加、それにより食糧問題が解決され、更には雇用問題も解決されるのではないでしょうか。しかし、草鞋のブームは同時に沢登り人口の急増も予想されます。沢の環境問題や沢でのマナー違反、安易な入渓による事故の増加などが問題となるかもしれません。沢登りの普及をとるか、今まで通りの静かな沢登りを大切にするか・・・。いやー難しい問題ですね!
わらじ @998
草鞋をはくには足袋も必要だ。
montbell:沢足袋 @3,700
力王足袋 @2,700