直近の遠足 その1

このところ、イベント続きでかなりヤバかったが無事5月を乗り切った。最近、山ちゃん記事に依存していたのは手抜きではございません。所謂、「圏外」なのでやりよーがない。そんな訳で、あっと言う間に3回目の島上陸です。

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プロペラ飛行機も何のその、3回も来れば常連、「余裕」と言いたい所ですが、有視界飛行の滑走路はいつも「条件付き!?」、着陸するまでドキドキです。

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今日はまた珍しい物発見!。島のポテンシャルは計り知れない・・・。

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それにしても邪悪な雲ですが、僕は次の現場までたどり着けるのか?。飛行機が着陸しなければ、行くも帰るもない、恐ろしい現場です。(つづく)。

夏VEST、BESTはどれ!?

ウィンドストップ系のベストがそろったので紹介しようそうしよう。
さて、これからの時期のベストで、ちょうどいい厚さや機能性を発揮する商品はどれか?単純な疑問から実際に着比べてみた。

バーグハウスIMG_6511berghaus:SELLA VEST @15,750
berghaus:SELLAⅡ VEST @21,000

モンチュラ
IMG_6514MONTURA:MIRA VEST @22,050

サレワ
IMG_6513SALEWA:INDRA VEST @10,500
SALEWA:MAREE VEST @11,550

以上がお勧めのウィンドストップ系ベストだが、それぞれの違いについて比べてみる。
まず生地の厚みだが
バーグ(二種)<サレワ(インドラ)<モンチュラ(ミラ)<サレワ(マリー)
といった感じだ。
バーグ(二種)インドラはほぼ同程度だが、バーグ(二種)にはウィンドストッパーが使用されている。ミラは背面と、肩部から腹部にかけて生地にポーラテックパワーシールドプロが使用されており多少厚みを感じる。またマリーは半フリース地になっており全体の中で一番厚かった。
生地の固さは、ほぼ厚みと同じ結果となったが、インドラよりミラの方がややしなやかに感じた。
伸縮性はどれも十分で特筆すべき事はない。

特殊性として、インドラはポケッタブルで持ち運びに便利という点があげられる。また、唯一ダブルファスナーを採用している。バーグ(セラⅡ)は襟にゴム紐のドローコードが入っており強風時に締めることで風の侵入を防ぐことができる(ただし息苦しい)。バーグ(セラ・セラⅡ)の違いとしては前述の襟についてと、縫製の違い、価格差(五千円)があげられる。それ以外は大した違いは無いため、個人的には前者がお勧めである。

さて、今回のタイトルにベストなベストはどれか?というアホなもんをつけてしまい尻すぼみ感がハンパではないが、まぁ今夏は上にあげた5種から選べばほぼ間違いないでしょう!でわでわ。

新、ジェーット!!

当ブログでもたびたび登場してきた、ジェットボイルSOL系
若干の仕様変更を経て新モデルの発売が開始されました!

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ちょっとお高いイメージでしたが価格もだいぶ下がりました。
少ない燃料、少ない重量、少ない時間でお湯を沸かすプロフェッショナル。

SOLチタニウム一台いかがでしょうか?

お湯を沸かす以外での使用はアルミ素材のSOLをどうぞ!!

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沢登りのアシモト5~サワタビ・エピローグ~

沢靴特集の最後は足袋の特徴について書く。
P5112031我が愛機である。はっきり言って沢足袋に死角なし!沢足袋ほど洗練された道具はないだろう!!ハァハァ。

・・・おっと失礼、沢足袋を愛するあまりさっそく無意味に偏った意見になってしまった。まず最大のメリットはそのコストパフォーマンスの高さだろう。沢靴の二分の一の値段で沢靴の二倍以上の耐久度を誇るとっても過言ではない。靴全体がネオプレンでできているため多少穴が開こうが問題ないし、その保温力が水中でかじかむ足にうれしい。勿論沢靴であってもネオプレーンソックスを履くことでそこは解消できる。
沢靴ではソールや本体の硬さが長所だと書いたが、逆に沢足袋のそれはかなり柔らかい、しかしそれがまた長所だったりする。つまり、足裏に地面の感触を直に感じることとなるが、岩の上ではは足裏で岩をつかむように歩けるためフリクションの効きがいいように感じる。また、足首の可動範囲がとても多きいためクライミング時にもストレスが無い。
着脱に関してもジッパーとベロクロの単純設計でとても楽だ。勿論途中で脱げてくることはまずない。しかし、脱ぐときが少し大変で足がつる事しばしばである。またつま先の防御力が著しく低い事も弱点だろう。つま先を石にぶつけるとかなり痛い。私も何度か石を蹴っ飛ばして爪を割った。
また、ホームセンターで売っているザ・足袋みたいな普通の足袋も使用可能であるが、その場合は草鞋の装着が必要と感じる。草鞋については4回目を参照してほしい。
あとは好みの問題だが見た目である。なるほど確かに沢足袋は形からして古臭くてださい。山ガールなんかが闊歩する丹沢山塊において、沢足袋は笑いものでしかないだろう。いや、山ガールが沢足袋をはけば・・・。いやいや山ガールは沢なんかやんないっすよね。

さて全6回の連載となったわけですが、これから沢登を始めたい、でもどんな靴を履けばいいかわからない・・・。そんな人の為にかなり個人的な意見も交えて書いてみたが参考になっただろうか。もっとも歩く技術があっての道具である以上油断は禁物である。まぁ究極的には裸足こそ最強だと思わなくもない今日この頃、沢人口の増加を願って締めくくりたいと思う。

沢登りのアシモト4~サワグツ~

前回までのパートでソール選びについて多少は参考になると思う。
今回からは『靴』か『足袋』かである。最初に書いたようにソールほど大きな違いは無いためどちらを選んでも問題はない。
P5112035ただ、好みの分かれる部分があるのでそこをピックアップしようと思う。まず最初は沢靴の特徴ついてまとめた。
沢靴はソールが硬く、靴事自体にも多少の剛性がある。ソールや靴本体が固いことで、チェーンアイゼンの装着を可能にしている。雪渓処理に便利なチェーンアイゼンであるが、沢靴であればしっかりと固定されるのだが逆にこれを沢足袋に装着するのは多少困難であり、仮に装着できてもしっかり装着できているかわからずいつずれるか、はずれるかと不安である。また一応靴であるため下山の時もわざわざ下山用の靴に履き替える必要がない。もっとも私は沢足袋でもガンガン下山するのだが、やはり沢靴は『靴』という感じで足への負担が少ない。立ちこみが楽なのも特徴と言える。
また、基本的には紐絞めタイプだ。その為足の挿入部が広く脱ぎ履きがしやすい。靴を脱ぐときに足がつるなんてことはまずない。しかし、水に浸かっているからなのか、しっかり結んだはずでも使用中に紐がほどけてくることが多々あり、その都度スパッツを外して絞め直す必要があるのはとても面倒くさい。それに紐の緩みに気づかずにいると、立ちこんだときに踵がズルっと上がり冷や汗をかくことになる。個人的にはこれが一番イヤダ。
登山靴での岩場歩きに慣れていて、しっかり立ち込めるようならば沢靴は最高の装備となる事は間違いないだろう。

沢登りのアシモト3~THE WARAJI~

  さて、ソール編3回目は『藁』ソール。つまり草鞋(わらじ)について書く。何だか最近記事にキレがないとか楽してるとか何とか言われているようだが、少し気にしつつちょっと頑張る。まぁ結局ダラダラなげーんだよと一蹴されてしまうわけだが・・・。
 今までの物と打って変わってかなり古風な、ギアというのも恥ずかしい(?)草鞋だが、まずフリクションについて。まず草鞋と言えばその歴史は古く、日本では奈良時代の頃より存在すると言われている。その足にフィットする構造は、旅や山登りの必需品として広く親しまれてた。ちなみに、最近の人は知らないと思うが草鞋(わらじ)と草履(ぞうり)は別物。草鞋はくるぶしまで締め上げて固定するが、草履は鼻緒のみで固定するものだ。まぁかくいう私もさっきwikiで調べて知ったんですけどね。
 で、なんで草鞋かというと実はこの草鞋、沢登りにおいて最強のフリクション能力を発揮するとされていて、ラバーソールは勿論、フェルトソールが世に出るもっともっと昔から使用されてきたのだ。かの有名な沢登りのパイオニアである「大阪わらじの会」からもわかる。基本的にはやはりフェルトと同じく排水能力の高さによってフリクションを得ているものと思われる。また草鞋は藁の繊維によってもフリクションを得ているように思える。
 ところで、その最強のフリクションもさることながら、その姿にはフェルトやラバーには無い、『自然との共生』という言葉が見いだせるのではないだろうか。沢の終了点に捧げられたその草鞋からは「最後まで安全に遡行することができたことを山の神に感謝する」そんな気持ちが感じ取ることができる。果たして、現代登山において『自然との共生』や『山への感謝』というものが存在するのだろうか。ゴミを捨てないだとか植物を大切にするだとか、確かに大事なことではあるがそんな表面的な共生より、太古の人々が自然を畏怖し尊敬していた時代の精神こそ最大の共生と言えたのではないか。私は草鞋を通して現代人が忘れてしまった、大切な何かを取り戻してほしいと願っている。
 さて、話を戻して耐久度について言えば、もはや使い捨てである。それどころか一つの沢で二足消費することもあるのだ。それほど耐久度は低い。その分最強のフリクションが得られるのだから、ある意味F1カーのタイヤに通じる所もあるような無いような。
勿論使い捨てであるからメンテナンスの必要はない

 登山のプロショップ、デナリも草鞋を置いている。決してホコリを被って棚の底に忘れ去られているなんてことはない。しかし、在庫も限られているので早くしないと無くなってしまうかもしれない。
・・・いや、もしこのブログを機に本当に草鞋ブームが起きるかもしれない。草鞋の社会的大ブームにより田畑の多面的機能の重要性が見直され、兼業農家の増加、それにより食糧問題が解決され、更には雇用問題も解決されるのではないでしょうか。しかし、草鞋のブームは同時に沢登り人口の急増も予想されます。沢の環境問題や沢でのマナー違反、安易な入渓による事故の増加などが問題となるかもしれません。沢登りの普及をとるか、今まで通りの静かな沢登りを大切にするか・・・。いやー難しい問題ですね!
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わらじ @998
草鞋をはくには足袋も必要だ。
PB080269
montbell:沢足袋 @3,700
力王足袋 @2,700

変わり種ヘルメット2

この春は変わり種があって道具屋さんとしては嬉しいかぎりです。
乗換チャーンス。
展示会レポでも登場しました変わり種ヘルメット。
即時、在庫切れの予感・・・PETZL「シロッコ」@13,440
お待たせ致しました!! 入荷です!!!!

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なぜ、その予感がするか・・・
軽い、強い、オールラウンド。
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特に軽さには驚きです。
素材に発泡ポリプロピレンを使用し、サイズ2で165g。
今まで、軽量ヘルメットがどの位の重さだったのか、
P社の「M○○・・・」235g。
D社の「V○○・・・」199g
M社の「R○○・・・」250g

165驚愕でっす!!

あと大事なサイズレンジですが、今まで「メテオ3+」で53-61cmできつかった方、
「シロッコ」はサイズ2で53-61cmでメーカー表記は一緒ですが、横幅が広い感じです。
縦型から全体的に丸くなったのかな。
コメカミ周辺が痛かった方はかぶれるかも!!

ペツルのバイザー「ビジョン」も装着可能です。

頑丈さ&細かいスペックを紹介している、動画もリンクしておきますので見てみてくだい↓
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=YW2JefoYS24

購入は店頭またはDENALIネットショップまでどうぞ!!

沢登りのアシモト2~らばーそーる~

 靴底二回目は『ラバー』である。
 これまでフェルトソールを使用していた身としては、少し癖のあるソールだなと思った。汎用性に欠けるというか、とにかくどこでも使えるソールではないなと感じた。ただ、フェルトソールとラバーソールを使い分ける、二足目としてはとてもいいソールである。
 以下に特徴をまとめた。

P51120361.フリクション
 ラバーソールは主にF社の『アクアステルスソール』が使用されている。フェルトとはうって変わって、ラバーそのものの摩擦力による直球勝負でフリクションを生み出している。クライミングシューズのソールなどを作っているだけあり、その高い技術からくる信頼度は高い。
 しかし、個人的な感想は「滑らない時は滑らないが、滑る時は滑る」まぁ当たり前と言えば当たり前なのだが、「滑る時」は本当に滑る。おもいっきり滑る。バナナの皮を踏んだ時みたいに・・・。もっとも、逆も然りと言うことはメリットに付け加えたい。フェルトだったら絶対ずり落ちるなという所も平気で立つことができたのには驚いた。ちなみにヌメヌメの沢が天敵。
P5112039左がアクアステルス、右がC4ステルス。何となく見た目は違うが、ゴム自体違う。いろんな配合比とかあるのだろうけど、流石に其処まではわからない。
2.耐久性
 ラバーはツルツルになるまで使用していないので確かな事は言えないのだが、やはりソールパターンが摩耗すればフリクション性は低下すると思われる。主にコインパターンが使用されているが、排水の役割も果たしているようだ。
P5112045正直こんな薄くていいのかと思わなくはないが、張り替えも可能なのでそんなもんか、と思う。
3.メンテナンス性
 今回も活動後の洗浄だが、ラバーの場合だと、軽く水で流したり、時々ブラシでシャッシャとやるとほぼ完ぺきに洗浄することが可能である。

以上。

第5回モンチュライベント報告

2013年5/25(土)・5/26(日)に行われましたエアモンテ(株)様主催、『第5回モンチュラ登山教室 ≪初心者のためのクライミング教室in小川山≫』は、多くの方々にご参加頂き今回も大盛況!。ご参加の皆様、2日間ご苦労様でした!。

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ガレージセルや虫干ししている訳ではございません!、ココ重要!、「勝負師」集う『お楽しみ抽選会』はいつ見てもイイ物ばかりです。

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個人的見解は、「核心」がココ。今回は参加者の倍以上アイテムありましたから、選択肢も多く、皆さん目移りしまくり。このピリピリ感が勝負魂に火をつけます。

ちなみに、登っている写真が無いのは、遊んでいるからではございません!。参加者・講師ともにバリバリ活動しすぎて余裕が無い・・・。「モンチュラ登山教室」は、ホントに初心者の方なんかは是非参加してもらいたい充実のお教室なのです。

次回は、11月にクライミング・来年1月にアイスクライミングのお教室がございますので、リピーターを含め、皆さん振るってご参加下さい。「満員」による締め切りが段々早くなってますから、「負け」はございません、お早めに。

<他の情報網も駆使して下さい>

エアモンテ(株):http://www.airmonte.co.jp/

サミットガイドオフィス:http://homepage1.nifty.com/summit/index.html

成田賢二山岳ガイド事務所:http://www.narita-kenji.com/

山岳ガイド庭野正和:http://myclimb.web.fc2.com/

カテゴリー: フィールドレポート | 編集 | コメントは受

沢登りのアシモト1~ふえるとそーる~

 初回は『フェルト』について書く。
 フェルト底の渓流シューズは、沢登りにおいて概ね主流であり安定したフリクションが確保できるため、最初の一足目におすすめである。
 以下にソールの特徴をまとめた。

P51120331.フリクション
 フェルトの摩擦力はその水はけの良さによって得られる。何故か?それにはまず『濡れた床や氷の上だと何故滑るのか?』を知る必要がある。簡単に言うと靴の接地面と床面との間に水膜が発生し、摩擦力が無くなる事が原因だ。もっと解りやすく言うと、ビー玉を敷き詰めた床を歩いてすっころぶようなものだと考えるといいだろう。
 つまり、水はけが良い=水膜を作らない=摩擦が生まれると言うことである。その為濡れた足場に摩擦力を生み出すことが可能であり、仮に十分なフリクションが得られない苔の密集したヌメヌメの岩でも、多少のフリクションを確保することが出来る。
 しかし、泥など細かい粒子がフェルトの生地に入り込むと水はけが悪くなり、接地面の摩擦力は極端に低下する。その為、行動中もしばしば足踏みするなどしてフェルト内から泥を洗い出す必要がある。余談だが、フェルトのモジャモジャによる接地面積の大きさは摩擦力の大きさとは関係無い。
2.耐久性
 摩耗はするが、フェルトが消しゴムの様ににどんどん薄くなるだけで、フリクション性の低下は殆ど無い。しかし下山等で使用するとその減りは凄まじく1年足らずで下地が出ることは間違いない。長く使い続けたいのなら下山用の靴を用意するのが無難だろう。
P51120471cm程度のフェルトが貼ってある。これがあるうちは大丈夫だ。
3.メンテナンス性
 活動後の洗浄だが、フェルトの場合、ブラシでゴシゴシ擦りまくらないと生地に詰まった汚れを落とすことは出来ない。勿論、完全に汚れを落とすことは出来ない。

以上。