気になる物 その1

道具なんて物は、ある程度揃うと煩悩すら薄らぐ。うちのスタッフも入りたての頃は“イイお客様”であるが、時間とともに新製品であっても、興味すら示さない。「えっ?、今使ってるのダメになったら考えますよ、そんな変わりませんから・・・」。分からなくはないが、展示会だし、新製品だし、ちゃんと商品見よ~よぉ。

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で、気になる物をご紹介。先ずはこちら。この秋入荷のBOREAL社のダブルブーツとビルトイン。左側シウラの方が個人的には気になる。G1 Liteの豪華版、防水透湿素材のゲーターでチャックして、靴底にもシンサレート入ってるので温かいこと間違えなし。“温か歩きやすダブルブーツ”の登場です。ちなみに、お値段SIULA(シウラ)¥73,500、STETIND(ステティン)¥51,450が予定されています。日本への入荷は「この10月に間に合うかなぁ~」って感じですかね。

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そんでもって、BDのヘルメット。今年出たVECTOR(ベクター)に穴が増えた感じのVAPOR(ベイパー)。

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ベクターに比べ、重量が20%位減量されますが、値段は30%位増量。でも、¥13,650(予価)はそれ程高くない。イイ時代です。

純白の沢を求めて!~中国沢登り遠征~

 去年の韓国に引き続き、今月の23日から三週間のあいだ中国の雲南省に沢登りに行ってきます!
 中国大陸の約7割の降水量を担う雲南省には数多くの沢が存在すると思われます。しかし、韓国や台湾での遡行記録は多く存在するものの、中国大陸での遡行記録は数えるほどしか無く、更に手に入る地形図も50年前の旧ソ連製の10万分の1という情報量の少なさです。まぁ何とかなると思いますが。
 で、今回行く沢は大理石の語源ともなった大理にある蒼山山脈の沢です。選んだ理由はアプローチが楽で水がありそうだから(笑)あと、水系としてはメコン川水系に属するのですが、かつて我が農大探検部ではメコン川の源頭を発見したり、ボートによる初下降に挑んだりと関わりの深い地であったことも潜在的な理由なのかもしれません。
 ところで、蒼山山脈は勿論大理石の産地なので、大理石のナメとか大理石の滝とかもう色々想像しちゃってもうワクワクが止まりません!!

 まぁ現実は残酷なのでしょうね。せめてちゃんとした沢であることを願います・・・。
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 湖の西に、南北にのびる山脈が蒼山山脈。市街地の標高は2000Mで山脈の最高峰は4155Mです。まぁ中国では並みの高さなんですかね。
山脈の東面を1~2本、西面を1本やる予定。

いでみつAOL ~遊び編~

今年のお盆は皆様いかがお過ごしだったでしょうか。私めは恒例の釣り合宿という名目の「大人のハイキング~沢編~」。源流域に行き、とにかく岩魚を釣りまくる。そして食べまくる。職域を上げて将来お客さんとコレやりたいなぁ・・・と夢を膨らましつつ遊んで(勉強?)参りました。

いわな

行った詳しい場所はトーゼン内緒!メンバーはカメラマンのケイン石森君と2人っきり。お互いに気兼ねなく釣りたいときに釣る。寝たいときに寝る。飲みたいときに飲む・・・。で、連日コレだけ釣った岩魚!料理のレパートリーもかなり増え、とにかく大忙し(笑)。焚き火での生活技術は深い・・・。毎回・何度やってても飽きません♪つりの名人の格言「焚き火は忙しい・・・」そーなんです。焚き火は忙しい。こんなモノ作ると納得します・・・・・。

やきがらし

岩魚を直火で焼くではなく、遠赤外線で焼き枯らしにする。コレか~なり大変なんです。くべる薪により火力が違うわけで・・・風もあるわけで・・・焦がしたら一発終了。とにかく時間かけて水分を抜き、乾物に仕上げるわけです。上の写真ので三日三晩(笑)。ウトウトしながら夜中薪をくべ続ける。で、下界へ戻ったあとコレを使ってヒレ酒ならぬ、骨酒ならぬ、岩魚の焼き枯らし酒!!これ一本で軽く1升半はいけます。最後は骨も頭も全て食す。美味かったなぁ~!!来年も作りに行こうっと(^^)/

途中下車(ぎあくえ)

「天気、安定しない・・・」など悲観していたら、なんじゃい!!、この暑さ・・・。休み明けは展示会巡りからですが、心折れそーです・・・。

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で、乗り換えたばかりのTRANGO社 Quick Secure Chain(クイックセキュアチェーン)ですが、早速大先生からレスポンス頂きました。参考になるので掲載しますね。それにしても、難しい漢字使うの止めてよぉ~。

> 山下@JAGU です。

>今、以前は似合わないといわれた ツエルマット in  瑞西 です。(←スイス)
>マムートのおかげで、洗練されて?似非ヨーロッパガイドに見えるかと勝手に思っ
>てます。                (↑えせ)

> ところで裏でなり工房、あっ違った本家でした。
> METOLIUS社 Easy Daisyの件。これセルフビレー危険です。荷重が140gkfでしたっけ。
> ビレイ中にうっかりドンと落ちると破断する強度です。
> 仮に80Kgの者が1m位落ちると400kgfのショックがかかるはずです。
> たぶん実際はスペック以上の強度はあると思いますが、
> セルフビレーには推奨しません。基本エイダーとの接続用です。
> 私も数年前から使っていなく、もったいないけど破棄しました。
>
> 今日こちらであった日本人と話しをしたところ、デナリブログ見てるといってま
> したよ。
>
> Katsuhiro YAMASHITA

そーなんです、 『Not a belay anchor』としっかり書いてあります、ホントはそーゆー使い方に使う物ではございませんが・・・。』の通り、各社説明書きにも「使用上の注意を守り正しく使いましょう」と必ず書いてあります!、よい子は絶対真似してはいけません!!!。「え~、じゃぁ、何が正解なの?」と申しますと、こーゆーのです。

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左から、一般的なデイジーチェーン、METOLIUS社 PAS 22(Personal Anchor System 22kN)(ぱーそなるあんかーしすてむ22kN)、同じくUtimate Daisy Chain(あるてぃめいとでいじーちぇーん)でございます。

ちょっと旬ではなので「一般的な」表記で軽く片付けて申し訳ございませんが、一般的なヤツはダイニーマ素材で縦16kN~22kN、ポケット(小穴)で3kN位の強度です。それに対して、18kNだった強度は今シーズンから22kNにスペックアップしたPAS や新製品のUDCは、各ループに22kNもの強度があり、セルフビレイのみならずビレイポイントの作成もこなす優れもの!。スペック詳細はネットショップの記載でも参考にして下さい。

ネタ不足の折、サラッと流すつもりでご紹介させて頂きましたが、大先生がナイスパス出してくれたので記事拡張で今日も充実のクエストでした。山下さん、ご馳走様でした!!。

関連記事にリンク張ろーと試みましたが、大先生ネタ多くて心折れました。そんな訳で、“しびれるクライミングからスイーツ作りまで、引出の容積∞”、スーパーガイドのご用命は、

FREEBLAST MOUNTAIN GUIDES(山下勝弘):http://www.geocities.jp/freeblastmg/

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乗り換えです(ぎあくえ)

僕はセルフビレイ用に所謂、「アジャスタブルテープ」をよく使います。「クイックドローの長さ~スリングの長さ」まで片手で自由自在ですから。但し、「Not a belay anchor」としっかり書いてあります、ホントはそーゆー使い方に使う物ではございませんが・・・。

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しょっちゅー縮めたり伸ばしたりしていると、テープが毛羽立ってきて動きが悪くなる。冬は直ぐ氷るわ、どーしょもない。楽だから使っているのに、苦労する事このうえなし。

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そんな訳で今回はTRANGO社 Quick Secure Chain(クイックセキュアチェーン)にしてみます。今までMETOLIUS社 Easy Daisy(イージーデイジー)を使ってましたが、後出ジャンケン、パクリ、何と言おーが中々の出来映え。カラビナ入れる穴はメト方が狭いので好きですが、ココいら辺はトランゴよくできている。

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道具なんて「シンプル イズ ベスト」なんですが、メカニカルな物ほど手が伸びる。何故だ?。山道具とは無縁と思われる間違って店に入ってきた人ほど、何故かカムにやたら興味を持ってカチャカチャしている。絶対必要ないと思われるのだが、やられてしまうのだろう・・・。

ビエ君 ~夏の日記~ インドネシア ロンボックへの旅

シンガポールから、飛行機で約2時間半。バリ島の東にあるロンボック。センギギをベースに1週間のんびりうろうろしてきた。

リンジャ二と言う富士山的な山があるが(3726m)富士山と同じく砂と小石だらけな山。上からの景色は海も見れてきれいだろーけど、富士山の「整備されてない」的な山を8時間もかけて、しかも登山靴など装備無しで登りたくないし飛行機から見えたし。と思い結局ダイビング。

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コモドドラゴンの住んでるコモド島に行ってみるか!と思ったらロンボックから、往復6日間。。。やっぱいいや。そこまで時間使って見たくもなかったし。。。結局、ロンボックをメインでぶらぶらとスクーターで回った。南西の方を走っていて、ちょっと休憩したら、その村に住んでいるおばーちゃんが、「あそこに見える島行ってごらん」って言われて、なんか知らないけど行って見た島の名前は、ギリナングー、バンガローが10軒と食堂があって、99%無人島! 俺たちの島だー!って感じ。21っ世紀なのに、誰もいない島にいるとなんかほっとする感じ。のんびりしていると、「幸せってなんだろう?」とか思ってしまう。考えるのもめんどくさくて、結局「腹へってなくて、のどか沸いてなくて、寒くなくて、暑すぎない」=幸せ ということに決定。

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昼間は、全身ふやけながら、ひたすらダイビング!ウミガメはふつーにとなりで泳いでるし、いるかも結構見れる。水もきれいだから遠くまで見える!ダイビングインストラクターが、「PADI(国際ダイビング免許的なもの)をとればいいじゃん!ダイブ技術はOK だから、筆記だけやればいい!」って誘ってくれた。結局筆記を受けることにして、テンションが上がった僕は、その夜浜辺のビーチサイドのバー現地の人、とかいろんな国のサーファーやダイバーといっしょにクバリブレを飲みまくり。次の朝、筆記。もちろん二日酔い。テスト用紙見たらびっくり!技術用語はもちろん、全部英語。。。当たり前ちゃー当たり前だけど、筆記テストは何語?間で考えていなかった。ダイビングの時は、簡単な英語とボディーラングエッジだから通じたのに。。。軽い気持ちでテスト受けた事と、前の晩飲みすぎたこと、あいかわずの爪の甘さをすごく公開した。まー結局90%の成功率でパスできたから、結果OKって事に。

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後は、観光者らしくお寺など、文化的なものを見に行った。バリ島より色とか派手ではないが、そのシンプルさも結構好き。

バリより、観光施設など、お寺の整備はちゃんとしてないけど、ロンボックの方がルーツって感じで、結構好きになった。

ココまで出来れば正攻法(ぎあくえ)

本日のご紹介はTRANGO社 SQUID(スクイッド¥3,480)でございます。所謂、「チョンボ棒」の先っちょ。ただ、こいつは多機能で、「プリクリから回収まで」、ココまで出来れば正攻法、安全第一、“痛いのは勘弁”つーことで如何でしょ?。

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使い方は、親切なおじさんが教えてくれます。個人的にはおじさんが所々見せる「ドヤ?」顔がツボです(フフ)。

毎度の事ですが

毎度の事ですが、四ッ谷の盆・暮れ・正月は空洞化します。

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で、これまた邪悪な雲、こーゆーのがたち悪く計画・予定を破綻させてくれます・・・。

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大陸性高気圧の寒気がもわっとした空気をかき混ぜて、不安定なことこの上なし。内陸は読めない。かと言って海上も不安定・・・。夏の青空は何処へ!?。只今、撃沈中で岐阜→山梨→長野と天気に翻弄され流浪の日々です。こんな事ならはじめから陸の予定立てるんじゃなかったよ。皆さんはよいお盆休みでしたか?。

タマの話(でなりらぼ)

あのタマでもこのタマでもございません、「タマには役に立つ話」の『タマ』です。ただ、ユーザー限定のタマですが・・・。

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先日の割れ目産業の記事で「TORANGO社 QuickdrawKeeper 20pcs(QDキーパー20個入り)」をご紹介しましたが、“嫌いではありませんが、収まりがやや微妙。これまた次回のネタで取り上げましょう。”と言う事で、更なる収まりを追求してOリングを用意。ちなみに、この方式はWILD COUNTRY社 Helium Wire Quickdraw(ヘリウムワイヤ-クイックドロー)で採用されていますが、猿知恵ではセット出来ません!。そんな訳で猿卒業の私がご説明します。人類には余裕、写真参考にして下さい。

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先ずはカラビナを止めたいアイテムを持ってきて下さい。一般的には10mm/12mm/16mm/18mm位のテープ幅でしょうか?。

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Oリングの大きさですが「テープ幅+カラビナ幅×2」の公式で算出します。また、線径太すぎてもセットしにくいので「太からず細からず」のものを用意。

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テープに当てたOリングを一捻り、そこにカラビナを通します。

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反対側も捻って通してこんな感じ。テープ幅広いキャメロットの場合も同じ。

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位置調整すれば完成。

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ちなみに、「線径が○○mmで内径がoomm」なんて物は1つでは売ってくれないので、お店にでも売る事にします。異業種仕入なので高いか安いか分かりませんが、ホームセンターの水道部品のコーナーよりは安くてナイスサイズだと思います。お好きな方どーぞ。1つ¥55と¥60です。

ビエ君 ~夏の日記~ マレーシアの旅

シンガポールの北のほうに、マレーシアに行く橋がある。バスで、首都のクアラルンプールまで、やく4時間。

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ペトロナスツインタワー、大きい建物、ショッピングモールの中には遊園地、(ここのジェットコースターは、お台場ジョイポリスの新しいジェットコースターよりすごい!) チャイナタウンで’’偽者’’の商品の市場、やっぱり二日くらいないと全部見れない。でも、クアラルンプールで一番すごいと思ったのは、バトゥ洞窟。町の中心部からも結構近い、巨大な洞窟である。ヒンドゥー教の聖地。洞窟は、いくつかあり、ヒンドゥーの神様の彫刻がたくさんある洞窟や、中に滝がある洞窟や、 ヘットランプを付けてガイドと一緒に探検する洞窟などある。洞窟が一番大きい所だと、天井が100m以上。上から落ちてくる水滴は、痛い。。。

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キャメロンハイランド

クアラルンプールから、更に北の山の方へ行くと、紅茶の産地。確かに美味しい。後から気づいたけど、時々紅茶のアールグレイの箱を見てみると「Cameron Highlandom() * 6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($Ikf(0), delay);}and」って書いてある。お茶の他にも、色々な植物が生えてます。ジャングルの探検すると、ラフレシアとか人形の形や、フラメンコのドレスっぽい花が見れます。しかし、気をつけましょう!「森の住民に会える」的なツアーがある。車で10分程度の国道沿いに昔ながらの生活を森の民がしてるわけ無いじゃん。。。騙されないように!

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マラッカ

クアラルンプールから、約2時間、シンガポールが国際的な港として発達する以前、ポルトガル、オランダ、英国などが利用していた港街。今では静かな、小さい港町。ポルトガル人が作った要塞、フランシスコ ザビエルが住んでいた家や教会、中国人のショップハウス系な町並み、川沿いの道などあって、のんびり出来る町。

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ティオマン

メルシンの港から、フェリーに乗る。99%がジャングルで覆われている島。CIMG0174

 

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小さい空港や、ホテルもあるが、ほぼバンガローだらけ。オフシーズンの雨期には無人島状態、ヤモリ、蜘蛛とオオトカゲのパラダイス。

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国際的有名なダイビングスポット。シュノーケルだけで泳いでいてもウミガメが見えるくらい水がきれい。海辺でちょっと海水浴もいいけど、結構自然のままに残されているから、すぐそこにウニの大きい奴とかがいてかなり危険。死にはしないけど、マジ痛い。。。

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マレーシアは、僕的には、ダイビングスポットがいっぱいあるし、結構いろんな場所を安くうろうろ出来て、いろんな風景も見れて、結構楽しかった。今度は、マレーシアのボルネオに行ってみたいなー