まずは「柔らかめ」の2足を。細かい事はカタログ見て下さい、ぶっちゃけで行きます。
前:SCARPA社 CHARMOZ GTX(シャルモGTX)¥34,650/EUR42 :720g(1/2)
後:LA SPORTIVA社 TRANGO S EVO GTX(トランゴSエボGTX)¥38,850/EUR42 :625g(1/2)
「柔らかめ」と言えど3シーズンブーツ、世に言う「トレッキングシューズ」などと比べれば堅いのは当然ですが、これから紹介していく中ではやはり柔らかい。『堅ければ堅い程良いのか?』って話ですが、そーでもありません。履く人の体重や荷物の重量、登り方の違いで、同じ靴でも随分違ってきます。Sエボ・シャルモの特徴を一言で言うなら、クライミング志向の人にとっては、「スメアリング系テクニカル3シーズンブーツ」、登山志向の人にとっては「機動力抜群軽量3シーズンブーツ」って所でしょーか。
要はアッパーにシンサテック素材を多く使用する事で、指の柔軟な動きが可能となり軽量に仕上げているので、山小屋を利用するライト&ファーストな山行や足置きが難しくなってくる岩登りが出てきてもコントロールし易い。逆に、「ガッチリテント縦走」の様な「重い荷物での山行」には少々物足りなさを感じる・・・。
足入れはスポルティバの方がスカルパより細め、「万人受け」するのはスカルパ。ただ、比較的素材が伸びやすいので「どーしてもSエボ」の人は根性で履き伸ばして下さい!。勿論、ご希望とあらば最終奥義の地下研行きでも構いませんが、スペックやコンセプトも非常に似ているので、メーカーや見た目に拘らず、「自分に合う方」が正解かと。
あと、値段も軽いが靴も軽いので耐久性はそれなり。どーしても指先に折り線が付いてしまい「くにゃくなったなぁ~」感は出ます。そこをポジティブに考えれば「馴染みまくって足指感覚バッチ!」って言う事も出来ますが、ヘビーユーザーはご注意を。
そんな感じで、明日は非常に扱いやすい「中位」の特集です!、どの靴買うか悩んでる人、ここで決めるのはまだ早いぞ!。で、こっちの方はデータ移植も終わるので、いよいよハードの分解、かなり楽しい。