SIROCCO(シロッコ)にVIZION(ヴィジョン)その3(でなりらぼ)

「世の問題は努力で解決」と言いつつ、「大人の事情」で書き切れないネタもある。だから、「もう書かないだろう」と油断したスキ書く。

既に油断しまくって乗り遅れた人はこちら、その1その2

「ぎあくえ=Gear Quest=お道具探求」と「でなりらぼ=DENALI Laboratory=デナリ研究所」はカテゴリーが違うので、ここから本領発揮!。「パーツ単独販売されなかったらシロッコ買えないよぉ~!」なんてコトないヨ。以外とイケる・・・。

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まず、マイナーチェンジ後のNew VIZION(ヴィジョン)につく部品は、こんな感じ。「新製品」ですら、当然、美しい形状で美しく装着できます。

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一方、既存の部品で「っポく」付けよーとするとこんな感じ。「それ用」ではないので、仕方ありません・・・。

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シロッコはウレタン系素材なので、グルグリするはよろしくないので、やはり、アタッチメントは欲しい・・・。

で、ここから先が「ネタ」、独り言です。一応、バイザー固定の部品にはOリングがあるので、滑り落ちる感じはないと思いますが、パーツにはノッチが付いているので、完全シロッコ乗り換えなら、既存のVIZION(ヴィジョン)の部品のここをカットして、穴を4mmホールすればイイのでは?。

裏側のネジが当たる部分は、「っポイ物」自作、そんな感じで乗り切ることを考えてみましょう。ほら、「世の問題は努力で解決」出来る。

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ちなみに、こちら「対Meteor(メテオ)用化粧ビス3mm*20mm」です。コレにネジを交換することで、現場でバイザーの脱着が簡単にできます。店売りしてますので、必要な方はどーぞ。!。

SIROCCO(シロッコ)にVIZION(ヴィジョン)その2(でなりらぼ)

引っ張る話ではございませんが、資源保護のために今日も昨日のつづきを。

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ネジなど腐るほどあるので、どれかしら合う。で、合わせてみるとこんな感じ。

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あり合わせですが、4mm*25mmもあれば付くことは分かった。 しかし、ここのへっこみも気になるので、メーカー担当者にお伺いしたところ、担当者も油断していた。「もう、バイザーの話ですかぁ!?、まだつけていないので、チョット待った」とのこと。梅雨時期は業界全体湿気ているので、冬の事など寒くならないと誰も考えません(笑)!!。

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で、コレになるか知りませんが、この冬PETZL社のVIZION(ヴィジョン)は変更がある模様。エリオス・メテオ・シロッコに対応した物になるとのことです。ちなみに、シロッコのネジ位置は、現行ヴィジョンでイケますので、既にヴィジョンをお持ちで、シロッコへ乗り換えをご検討の皆様、良さそーなネジを探しておきましょう!。

SIROCCO(シロッコ)にVIZION(ヴィジョン)その1(でなりらぼ)

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エベレストから帰ってきたばかりの、“EXPE番長”こと倉岡さんは、また直ぐに南米に飛ぶ・・・。隙間で色々こなさなければいけないので忙しい・・・。

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で、本日はパーティー用のおしゃれ靴を探しに来ましたが、ついでにヘルメットもご購入、で、ついでにバイザーも。えっ、チョット待った。SIROCCO(シロッコ)にVIZION(ヴィジョン)はホントにくっつくのか!?。確証がないので検証です!。

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一応、箱にはそれらしき画像、説明書にはそれらしき説明、本体にもそのための穴がある。しかし、どー考えてみても付属部品では付きません。ネジの長さが全然足りない・・・。

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ぬお~、湿気た毎日のせーで、頭の中も湿気っていました。注目の新製品でしたが、すっかり油断していました。まさか、もうバイザーを欲しがるユーザーが存在していたとは・・・。不覚です。そんな訳で、検証はつづく。

煙突掃除専用(でなりらぼ)。

くだらない研究にも、まじめに取り組む研究員は偉い。更に、優秀な研究員は仕事も早い。

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重すぎた頭を軽くするために、「ひもを挟める何か」を変更したタイプを連れてきてくれた。勿論、「即納」。

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こだわりのカラビナ96gひもを挟める何か70g、でしたから、カラビナ1枚で済むコレならアレより頭は軽い。黄色い物体は“スライド”44gでございます。

ただ、ちょっとクラシック感が漂うのが・・・。

で、K研究員、コレどーなの?。「ハイ、最近は実家の煙突掃除の時使ってます(笑)」・・・。現役ですが、現場引退で他の部署で活躍しているとのことです。

「男らしく何も持たない!、メインロープとスリングで終わり」という決断は、マスタークラスなら出来ますが、やはり普通に使うならセルフ用の武器は欲しいところ。収納や掛け方研究して上手いことやって下さい。

温故知新(でなりらぼ)

セルフビレイ用デバイスの研究依頼。って言うか、電話口での雑談。「あったよね、どーなんだろ?」って言われても忘れた。そんな訳で、検証してみましょう!。

但し、今回も突っ込みどころ満載な気がするので、大先生から直ぐメール来そーです。でも、依頼主は隣町のあの人ですから、直接お願いします。

お兄さんがもっとズッとお兄さんだった頃考案されたモノなので別に珍しくはないが、そーいえば最近見ねぇ~な。絶滅!?、何で使わなくなったンだっけ?。改めて検証してみよう。

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用意するモノは、適切なカラビナとひも、ひもを挟める何か。今回のこだわりは「カラビナ」。当時無かった気がする、くるくるしないこーゆータイプは素晴らしい。勿論、「ひもを挟める何か」も「丸」・「平」両方イケるこーゆータイプは最近の話。これも素晴らしい。

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ソーンスリングならタイオフするのに楽そーですが、重なりがズレるので不安。やはり、クラシカルにチューブラーテープか芯貫ロープなんかの方がイイ感じ。

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思うに、1,ヘッドが重い。チョットした武器になる。2,引き込みは楽だけど、リリースの加減が難しい。3,濡れや凍結にストレスを感じそー。「温故知新」で新たな発見に期待しましたが、そーかー、だから見なくなったのかぁ・・・。固定したメインロープでの調節はアリだけど、手数が増えるしなぁ・・・。

それでも写真撮ったのでボツネタにはなりません。よりよき使い方を考えた人はこっそり教えて下さい。

正しいマイクロブロッカーの使い方はこちらから。(pdf.重いよ)。絵が好きな人はP.53からね。

盛夏はやめてくれ。(でなりらぼ)

年甲斐もなくエイプリルフールで浮かれてましたが、現実に戻りデナリ開店です!。「魚屋」!?、何の話ですか?、昨日も今日も明後日も、デナリさんは山道具屋さんです。

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で、世の中は最近すっかり春なので工場長への依頼が激減!、違うんだよね~、こーゆー時こそチャンスなのになぁ・・・。油断してると直ぐに冬ですから、シーズン通してご相談頂いて構いません。そんな訳で、工場長はやる気満々、久し振りの氷りネタ、保留中のCASSIN系アックスのピックの話

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あの記事の後、直ぐに山ちゃん研究員のX-ICEを取りあげて“DRY”と“ICE”と“ALL MOUNTAIN”を比べてみました。上記画像、左からALL MOUNTAIN、DRY、ICE、DRYでございます。コレを重ねて比較するとこんな感じ。

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DRYの上にICE。

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ALL MOUNTAINの上にICE。

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ALL MOUNTAINの上にDRY。

この様に、ICEが一番角度が強い。但し、廃盤なので、コレに近いのはDRY。で、ALP(画像無し)程甘くないALL MOUNTAINは当たり障りのない角度。形状はALL MOUNTAINがICEに近いのですが、おっ立ち氷りするなら、角度があるDRYの方がイイでしょ。で、DRYはアックスにアックス掛ける事を想定したギザギザ形状なので重量はやや出ます。ちなみに、僕はDRYユーザーですが、すっぽ抜けや重さを感じる事はありません。そんな訳で、使わなくなった今こそ、来シーズンの準備しましょう!(笑)。夏はグラインダーが熱いので、盛夏はやめてくれ。

CASSIN系ピック入荷だよ

昨シーズン・今シーズンとCASSIN系アックスは新製品が出ました。とはいえ、ハンドル物以外大きな変更もありません。そんな訳で、そろそろピックの在庫を持たないとCASSINユーザーも困るので在庫しましょう。

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とはいえ、ピックのレギュレーションは若干変わったなぁ・・・。

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当然、イタリアには在庫残っているだろーと思った「ICE PICK」撃沈。とりあえず、「DRY」と「ALL MOUNTAIN」はあります。必要な方はどーぞ。「DRY」は旧DRYと変わらず。「ALL MOUNTAIN」は分からん。僕はDRYとDREAMしか持っていないので、そのうち、消えた「ICE」と同じかスタッフの物を借りて見比べてみます。なので、しばらくの間は、「合いますかね?」的な質問は愚問です、知りません。

購入は店頭またはデナリネットショップ

リバウンド(でなりらぼ)

遊びに行く前も遊んできた後も、仕事が溜まって困る・・・。違いの分かる「通」なお客様でドMとくれば、ドS工場長は週末のために閉店後も削りまくる。

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どーよ、Aさん。今シーズン3回目の記念写真となります。

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次は、YさんとYさん、CascadeとIce。

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で、イベント用チューンも。

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今一番技が冴えているところですが、所詮アナログ作業、遊びに行く前も遊んできた後もリバウンドで大変です。

一体誰が悪いのか?2/2

忙しい時のために隠し弾を製造しておこう。現役引退したピックをレンタル仕様にそれっぽい感じで仕上げる!。

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まぁ、講習で使うにはこれで十分でしょう。心置きなくひっぱたいてきて下さい(笑)。

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今回はピックトップの形をちょっといじくってみたので、庭ちゃん使ってレポートよろしく。

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こちら、お客様の分。随分○くなったので、修正。

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お遊び用ですが、ちょっといじくれば復活です!。

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それにしてもシャフトを持って行かれると何かに接続して削らないといかんので、面倒臭い。別に最新鋭の武器ではございません。

近日入荷する予定。(でなりらぼ)

以前ご紹介した『The art of ice climbing』ですが、貴重な英語版入手です。「ほぼ勘」で作業する工場長も一応勉強しないと・・・。

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まだ、展示会の余波で熟読などとても無理ですが、軽く中身をご紹介。

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スクリューの研ぎ方やドライとアイスのピックの違い、ムーブや技術的な話など、現代アイスクライミング事情を網羅した最先端の内容が目白押しです。とりあえず、10冊程度引っ張りますが、既に2名予約済みなので欲しい方はご連絡下さい。