1314FW展示会最終戦/その2

P社代理店の(株)アルテリアさんにお邪魔しています。この春モデルチェンジの物や、来期に投入予定のWinter toolの実物が見られます。で、話題のこちら。

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K研究員からもガン見リクエストされたスクリューシャープナーと新しいLASER(レーザー)シリーズです。

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スクリューシャープナーの現物インプレッションですが、イイ感じの角度の穴にスクリューを入れヤスリが付いた治具にシコシコする。1爪内外計8面、多少の力とコツは必要になりますが、アナログ動作ながら確かに研げます。他社の物も入れば研げます。勿論「レーザー角」としてですが(笑)。

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LASER(レーザー)シリーズですが、刃先のデザイン変更で喰い付き力がアップ、それに、棒付きハイブリッド・棒付きスチール・棒なしスチールの3種類の設定がある模様。棒なしのハンガーもエルゴミックな形で撃ち込み易そーですが、棒には勝てないので無視。サイズはスピードライトが13cm・91g/17cm・100g/21cm・110g、スピードが10cm・113g/13cm・128g/17cm・143g/21cm・161gが予定されています。値段はまだ分かりません。

で、他にもこんな商品があります。

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専用ブーツ直付けタイプのD-LYNX(ディーリンクス)と見た目冗談っぽいですが、ハイテクがいっぱいのSIROCCO(シロッコ)。

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あと、衝撃的だったのは「ケーブルレスのリアクティブライトが近々登場!?」の情報かな~。デナリさんは「日本一展示会場に行きやすい店」なので明日も行こう!。「遊んでないで仕事しろ!」って話もありますが・・・。

1314FW展示会最終戦/その1

今週はいよいよ1314FW展示会最終戦です。先ずはモンチュラさんの会場に乗り込み。チャチャッと仕事をこなします。

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と言うのも、最終戦は「ギア物」勢力の結集が激しいので、早々移動しなければ終わらない。そのうえ、「ダブルブーツにMSR Women’s Lightning™ Ascentはイケルか?」というマニアックな疑問の検証しなければいけないので忙しい。先ずは、普通に男性用に装着。

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そんでもって、問題の女性用に装着。

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穴が小さいので、デカい靴ははまってしまう可能性大・・・。

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う~ん、普通のシングルブーツなら細くて軽い女性用もイケルでしょーが、デカイダブルブーツになると流石に難しい。実験成功ですが、期待した結果が出せない事は非常に残念。まぁ、マッチングなんてものは、こーゆー地道な実験によって探り出すしかないのです。

とりあえず、今日の課題はクリアーしたので本日は終了。明日もギア系メーカーさんの新製品ご紹介して参りますので、お楽しみに!。

見定める難しさ。

昔、一人の客としてデナリを覗いた私。
客の私は接客を受ければ無駄なモノを買わずに必要でしかもイイモノを買えた。
デナリには品揃えに一味違う味覚があった。

現在、実店舗とネットショップの販売スタッフとして携わる傍ら、オーナー指導のもとで展示会ではしっかりとモノを見させていただく。
流行り廃りの世の中の波がマウンテンの世界にも色濃く表れてきて中、切磋琢磨された新素材や新機構は素晴らしいが、
無駄なデザインやコンセプトが無さすぎる商品が増えたのではないだろうか。
実際は現場でストレスなく快適に使えるか使えないかの世界。

やっとわかってきた事が一つある。

当時、デナリで一味違うモノや接客に惹かれて購入した一点一点は見定められたものだったのだ。
この売場面積にコアな部分を凝縮していたのだ。
素材、重量、価格、デザイン、使用用途。
各メーカーをとことん比べ、調べあげてオーダーしていたのだ。

お客様が目を通すカタログは代理店が扱う商品のほんの一部が載っているだけ。ワークブックは何百ページとあり。分厚く商品量もガッツリなのです!
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今になって実感する、専門店のピンポイントオーダーの難しさ。
手広く遊ぶ為の女と結婚相手を見つけ出す位の差?
種類、量を増やしても無駄は無駄。
全て素敵に見えても、一度に着れるのは一枚だけ。

見比べれるとの見定めるの境界線は段違いだった。

商品を限りなく厳選しての仕入れの大変さと、今までの当店の取り扱い商品のこだわりを改めて感じた一日でした。
がんばろうっと。

展示会巡り-最終便(その2)

浜松町から電車に乗って池袋に移動。こちらの会場は数が尋常ではないので大変。本陣に攻め込む前に、先ずはPaaGo WORKSさんにでも乗り込んでみよう!。

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個人的には前に色々付けるのは好きではないが、工夫に工夫を重ねた物作りには感心するばかり。クラフトマンシップを堪能してスッキリしたところで隣のモチヅキさんに移動。こちらは「クッキング用品」が気になる。

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ALPINE KITCHEN KNIFE(あるぱいんきっちんないふ)のをデカくしてみたALPINE CHEF KNIFE(あるぱいんしぇふないふ)が出るよーだが、あまり興味はない。ちなみに、あるぱいんきっちんないふの切れ味は中々のモンです。実際、軽くて良く切れるお気に入りお料理用ナイフにはまだ出会った事がないが、僕的にはこいつはかなり上位につけている。

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スプーンやフォークも新しくなるよーです。

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最近の折りたたみは日々進化してるので素晴らしい。「ぺこ」と押してロック解除で半分にします。

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う~ん、どーしてMSR社はオタマ出さないかなぁ~。ALPINE スプーンはタダのデカイスプーンじゃねぇ~か!。「デカいスプーン(180°)」と「オタマ(180°以下)」はストローとホースぐらい違うだけどな~。

展示会巡り-最終便(その1)

いよいよSS展示会も終わりです。あぁ~、長かった。

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こちらダックスさんブース。日本規格のザックは工夫がいっぱいです。こちら、沢登り用ザックの新製品「シャワー40」。肩紐や背面クッションにはナイロンをコイル状にして立体且つクッション性を出した物を使用。こーゆー素材よく見つけるよね~。まず水は溜まりません。

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続いてヴァーテックスさんGRANITE GEAR社の新作パック。LEOPARD(レパード) V.C.46/A.C.58。グラナイトのパックはガイドさんやマニアの皆さんにはウケが良いのですが、ロールトップや雨蓋オプションといった構造は一般的ではない。メカニカルでやや複雑なテープ配置は「単純明快」という言葉とは程遠い。使いこなすには少し慣れが必要ですが、大変良くできたパックですので是非使ってもらいたい。そんな訳で、雨蓋標準装備のグラナイトギア入門には最適な新製品が来期発売されますのでご期待下さい!。

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気になる物 その3

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Aspect(アスペクト)がモデルチェンジですが、このハーネスはどちらかと言えば冬向き。クリッパースロットを左右に2個づつ搭載したモデル。Xenos(ジーノス)は左右に3個づつですが、どーせ届かないのでこの位で丁度よいかと。

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で、キャメロットシリーズにX4という「C3とキャメのサイズレンジを埋める、シングルステム4カム」が追加されます。マスターに酷似してますが、サイズ.4~.75はダブルアクスル構造で、サイズ.1~.3は「カムの軸をオフセットさせたスタックアクスルテクノロジーを採用」だそーです。今一ピンと来ないカタカナですが、サイズレンジが広がります。

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僅かですが、マスターよりも引きは若干軽い感じ。個人的には「アーマードケーブル」なるステムカバーがメカニカル度を更に上げているのでググッとくる。テープも細身のダイニーマに変更され今風な感じでかっちょいい。

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いずれにせよ2013SSの話なので、実物が見られるのはまだ先の話。年末に地球滅びなければへーきです。気長に待ちましょう!。

気になる物 その2

『気になる物 その2』はホントはあまり気になっていない。「えっ?、今使ってるのダメになったら考えますよ、そんな変わりませんから・・・」の法則が僕にも働きます。

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ヘッドランプ類はUSB充電出来るタイプが出ます。ただ、NiMH電池は専用の物でなければダメなうえ、3本しか使わないのに4本1packで必ず1本余る。フル充電4,5時間も短気な僕向きではない。現行モデルに何の不満もない。

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ストック類はZラインのフリックロックシステムがグレードアップして「フリックロックプロ」になる。「プロ」な分スッキリして格好イイが現行に不満もない。「無くした」的な事が起きなければ「折れた」ぐらいでは修理してまだ使い続ける気がする・・・。太くて丈夫な4シーズンモデルも追加されるが、「やや」以上の年齢層には3シーズンモデルで十分、デナリさん向きではない。

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BDぽくない「マルチユース」的な小型バック。ハイキングから通勤通学に使えるので、ココは以外。個人的には、今使っている通勤バックに飽きてきたので、次回候補の中ではかなり上位にランキングされました。

気になる物 その1

道具なんて物は、ある程度揃うと煩悩すら薄らぐ。うちのスタッフも入りたての頃は“イイお客様”であるが、時間とともに新製品であっても、興味すら示さない。「えっ?、今使ってるのダメになったら考えますよ、そんな変わりませんから・・・」。分からなくはないが、展示会だし、新製品だし、ちゃんと商品見よ~よぉ。

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で、気になる物をご紹介。先ずはこちら。この秋入荷のBOREAL社のダブルブーツとビルトイン。左側シウラの方が個人的には気になる。G1 Liteの豪華版、防水透湿素材のゲーターでチャックして、靴底にもシンサレート入ってるので温かいこと間違えなし。“温か歩きやすダブルブーツ”の登場です。ちなみに、お値段SIULA(シウラ)¥73,500、STETIND(ステティン)¥51,450が予定されています。日本への入荷は「この10月に間に合うかなぁ~」って感じですかね。

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そんでもって、BDのヘルメット。今年出たVECTOR(ベクター)に穴が増えた感じのVAPOR(ベイパー)。

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ベクターに比べ、重量が20%位減量されますが、値段は30%位増量。でも、¥13,650(予価)はそれ程高くない。イイ時代です。

La Sportivaの靴(3シーズン編)

引き続きLa Sportivaの靴です。本日は3シーズン編。

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画面左:Trango S EVO GTX(トランゴSエボGTX 予価¥38,850)、画面右:Trango Guide GTX(トランゴガイドGTX 予価¥36,750)。個人的な感想は「テクニカルマウンテンブーツ」と「テクニカルすぎるマウンテンブーツ」とでも申しましょうか?。トランゴガイドは凄く魅力的なのですが、位置付けはアプローチシューズ→3シーズンブーツの「→」の位置に居るため、「大島-板野-前田」的な「板野」的存在。

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トランゴSエボのソールは「ブロックパターン+クライミングゾーン」ですが、トランゴガイドのソールは「コインパターン+クライミングゾーン」なので、「歩き」と言うより「登り」に特化したモデル。アッパーも柔らかく柔軟な動きに対応したテクニカルタイプで、「重い」とか「長い」とかには向かない。 やはり、こーゆーのはヨーロッパの岩稜で格好良く使うためにあるのだろ、裏山=泥山みたいな環境では光り輝きません。

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で、何故か最近問い合わせが多いTrango Trek Micro EVO GTX(トランゴトレックマイクロエボGTX 予価¥35,700)についても。カタログでは「Sエボを少しソフトに」と書いてありますが、硬性自体は、「Sエボ→トレックマイクロ→アルプ」という感じで、「セミワンタッチ対応ソール」でない所が「ソフト」な所!?だと思われますが、どーでしょ。アッパーがレザーなのでSエボよりしっかりしてますが、ソール周辺はアルプよりソフトなので、非常に扱いやすい。お問い合せ頂く皆様、なかなかイイ靴ですよ。でも、うちはこれ以上アイテム増やしたくないので置いていません(笑)。

スミマセン!!、ほんとはAKBの事など何も分かりません!。ググって単語並べただけです。ただ、靴の方はそんな事ありませんからご心配なく。

La Sportivaの靴(アプローチ編)

スポルティバジャパンさんに来期の靴を見に行って来た時の話。おそらく、多分、メーカー内なら比較検討しても許されるに違いない!、な訳でコメントが出来そーなモデルの画像からネタを絞り出してみます。スペックや美辞麗句はカタログからお願いします。それにしても毎日暑い・・・。

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先ずは新作。Hyper MID GTX(ハイパーミッドGTX 予価¥27,500)。裏側はこんな感じ。

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重量も1/2ペア500gで、Boulder X MID GTX(ボルダーXミッドGTX)とよく似ています。「アプローチ専用に新開発」と言うだけあって、作り的にはソールがやや薄めでより「足裏感覚」がしっかり出ます。「エッジングよりスメア向き」な作りで「ハイグレードハイキング」と言うより「クラシッククライミング」向きかな?。

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で、お馴染みのBoulder X MID GTX(ボルダーXミッドGTX 予価¥25,800)に来年は新色が追加されます。個人的には今年の「逸品」で非常に評価、スペック・堅さなど日本の現場によくマッチしたアプローチシューズだと思います。上の新作ハイパーミッドも気になりますが、歩く距離や荷物の重量を考慮すると「アプローチ」過ぎるのも何なので、デナリさんではボルダーXミッドのカラー追加で乗り切るつもりです。

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Italian Madeが格好よいGunda Guide(ガンダガイド 予価¥42,000)です。足入れも最高で欲しくなる事この上なし、ただ価格も格好よすぎて、足は出るがなかなか手が出ない・・・。日本国内のレア度は非常に高いので、靴好きの方は是非一度足入れしてみて下さい。勿論デナリにはありません!、冗談じゃない、10足で40万オーバーの在庫を抱える程余裕ある訳ない(笑)。

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で、みんなで集合写真撮って今日は終わり。