ハードシェルの中で抜群のバランス力を持ちつつ、立体的なシルエットが素晴らしい人気商品が20FWでマイナーチェンジとなります。
まずはGORE-TEX PROが新しくなりますのでその変更点から見ていきます。
20FW、ゴアテックスプロの中から今までと異なるラミネートを施した3タイプが登場です!
1.極めて頑丈な
【GORE-TEX PRO Most Rugged Technology】
2.極めて優れた透湿を持つ
【GORE-TEX PRO Most Breathable Technology】
3.ストレッチ性のある
【GORE-TEX PRO Stretch Technology】
そして今作からM’sのアルファARジャケットは、
Most Rugged Technologyを採用。
より摩耗や汚濁への耐性が高くなり耐久性が上がっています。
そして内側(肌側)のマイクログリッドバッカーは下記に記載するドープダイ(ソリューションダイ)プロセスを採用。
【Dope Dye Process(ソリューションダイ)】
着色されたポリマーから直接糸を紡ぎ出す技術となり、従来の生地の段階で染色する工程と違い、消費電力、CO₂排出量、化学物質、水の使用量を大幅に軽減されます。染料を洗い流したりする水の使用量に関しては約50%減という数字が発表させています。
また、環境への影響を軽減するだけでなく、染色工程が無いため耐久性が向上しつつソフトな着心地、色落ちや色あせにも強くなりシェルとしての商品寿命もアップしています。
下の流れを見ていただくと分かり安いと思います。
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・ジェットダイ(通常の染色)
Polymer→Yarn→Fabric→Dye→Finish
・ドープダイ(ソリューションダイ)
Pigment+Polymer→Yarn→Fabric→Finish
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今までは生地を染色していたのを、糸の前段階である原材料に着色しているというこです。
ちなみに、4初めのポリマー段階で着色となるのでブラックやグレーは商品に使われる頻度が高く需要がありますので問題ないと思われますが「全モデル&全カラーの両面」にこのシステムを採用するのには時間とコストが掛かります。
カラーによっては表側にもドープダイプロセスを採用しいる商品がありますが、まだ多くはありせん。両面生地にドープダイプロセスを使用した商品は今後もっと増えてくると思います。
新ゴアテックスとドープダイプロセスの概要が長くなってしまいましたので、アルファARの他の変更点をみていきます。
アークテリクスカスタムの「TPUジッパータグ」
今までは細引きでした。
Reccoリフレクターがフード後ろ側に搭載です。
Recco埋め込め位置を示すロゴはありせん。
あとは今まで通り。2WAYファスナーのベンチレーターやヘルメットを被っても口元までファスナーが閉められるフードなどは変わりありません。
■ARC’TERYX「ALPHA AR JACKET(M’s)」¥70,000+税
重量/430g
カラー/Dynasty
素材/
ボディ・・・N40d Most Rugged 3L GORE-TEX Pro
補強箇所・・・N80d Most Rugged 3L GORE-TEX Pro
このDynastyカラーは内側がドープダイとなります。
今期のアルファARジャケットはWomen’sとMen’sモデルで素材が変わってきますので、Women’sモデルはまた次の機会で紹介させていただきます。