2021-22工場長日誌 004(その2)

出来上がったパーツの組込みです。組合わせはS社のBATURA 2.0 GTX(バツーラ 2.0)+ C社のBLADE RUNNER(ブレードランナー)。

フロント・リアともにワイヤーの穴位置問題なし、センターの穴位置も問題なし。

で、結論から申しますと、やはり『BLADE RUNNER(ブレードランナー)の“フロントベール広くね?”疑惑・・・』。

最近のブーツのつま先は“シュッ”っとしている物が多いのに、デフォルトフロントワイヤーはクラシックなままなんです・・・。

まぁ、既存の靴にはまらないのは困りますし、ちゃんと「ナローベール」なるパーツは存在するので、そこはユーザー対応って事で。

デフォルトは指力でも外せますが、

社外ベールは「組込み核心」!!。

下側がデフォルトで上がBD Crampon Toe Bail (Narrow)。明らかに狭いので、本気出さないと穴に入りません!!。

まぁ、「本気出す!」と言っても、靴履き替えるだけなんですが・・・。

で、クランポンが逃げないよう、足で思い切り踏んで狙った穴に入れます。

一番怖いのは、穴にワイヤーを落とし込む瞬間。この隙間に指が挟まれるとそれはもー、地獄の苦しみです・・・。

で、無事に落とし込めばこんな感じ。

隙間の違いはこんな感じ。上、デフォルト。下、カスタム。

ちなみに、更なる安定を求めるならやはり「トゥーベールストラップ」を付けるべきです。前後にテンションが入りクランポンが安定します。

最近のクランポンはコスト削減のためか、いつの間にか付かなくなりましたが、デナリさんではオリジナルパーツとして販売しております。

コレで準備万端!、アッという間にシーズン到来ですよ。