2021-22工場長日誌 083-086(その3)

で、1人目RAPTOR(ラプター)。

こちらの方は日本初、チューンドドサラマンドラ&チューンドラプターの2個持ちヘビーユーザーさんです。

サラマンドラ&ラプターの2個持ちでも相当ですが、それにに「チューンド」が加われば、世界初の組み合わせかも!?。俺の歴史書にはKさんは間違え無く刻んでおこう!!。

わたくしもまだ所有していませんので、振り心地の違いなど間違え無く一番詳しいハズです!。

で、2人目はガイドの下田くん

職業ユーザーなので、彼のアイスクライミング教室に参加すれば触れる機会があるかもしれません。興味がある方は諸々相談してみては?。

2021-22工場長日誌 083-086(その1)

はじめにご予約頂いた分のELITECLIMBのアックスがごそっと来た。

もう削り心地も打ち心地も知っているのでサクサク仕上げよう!。

SALAMANDRA(サラマンドラ)とRAPTOR(ラプター)ではピック形状が違います。

が、デフォルトの切っ先はどちらもヘボいのは共通です(笑)。

まぁ、デナリさんでご購入のほとんど方は、チューンドありきで進行しますから、多少僕の作業工程が増える程度の話しなんですが、それにしても、はじめからこの出来ですかぁ・・・。

ツナギの補修

秋口からはじまり只今3月も終わり。ひたすら削ってますと、ツナギの消耗が激しい。基本、ローテで着ていますが、飛び散る鉄粉でワンシーズンもたずにボロボロ。

僕の作業場の労働環境は相当悪いのです・・・。

作業着なので都度新しい物にしてもイイけど、変えたところでスグに同じ様な場所が穴開くので勿体ない。

最近の使い捨てペラペラ薄手ツナギと違って、コチラの品は20世紀に作られた正真正銘のおフランス製。作りも良い由緒正しきツナギですから大事に使ってます。

穴を放置しているとツナギの下の着衣にも穴があくので、そろそろ塞がないと・・・。今回は去年中古で買ったJUKIの千鳥ミシン、LZ-1280で縫ってみます。不足パーツを調達してよーやく縫えるよーになったし。

チョット前まではワッペンを継ぎあてに使用してましたが、常時サンドブラスターでの作業、鉄粉半端ないのでスグにボロボロなる。結果、ゴミ化したGパンや革の端切れを継ぎあてます。

流石千鳥、直線縫いとは違い効率よく継ぎあて完成!。洗濯してリフレッシュです!!。

で、修理終わりでこの状態・・・(笑)。

まだ同じ物のストック数着あるのですが、新品は未だ手を付けられず。まぁ、新しい物着てもスグ穴だらになりますが、千鳥縫いしてるとリッピング面倒だから、そこらが捨て所かなぁ~。

大の大人がまる1日かけて無報酬、4着修理。非効率的な感じもしますが、愛着あるので捨てられず・・・。

ちなみに、コレがお出かけ用ツナギ。

比べてみてもまだ全然イケる気がしてならない(笑)!。

2021-22工場長日誌 074-077

不在のリバウンド。たまっている宿題粛々と。

1人分。

2人目。

3人目。

からの、

こんな感じで、4人目の方は、

DART(ダート)のフルポイント。

ちなみに、ダートの様な変形変則爪は、活かせる限り同じ様な形状でポイント出しますが、爪のTOPが縮まるよーでしたら、僕は変形ギザギザの箇所を落としてTOPを残すよーにしています。

また何言ってるか伝えきれずにスミマセンが、そもそも、削れた爪の再生は不可能です。「メンテナンス」ご依頼の際には、作業内容をご理解のうえご発注下さい。

同じ形状、同じ爪の長さが必要な方は、都度新品ブロックへの交換。まだ使える程度にメンテをご希望の方はご相談下さい。

2021-22工場長日誌 072-073

今日の課題。X-DREAM(Xドリーム)とQUARK(クォーク)を1Pで計4枚。

Xドリーム完成。

クォークも完成。

このぐらいの量だと、半日は事務作業出来るのですが、何故か貯まるときにはガッカリするほど貯まってしまう。

1人工の手作業、早出・残業シフトを回避するためにコツコツこなす日々が未だ継続中。

2021-22工場長日誌 070-071(その4)

で、もう1名の方のピック。もう何枚も研がせて頂いてますが、今回は「エルゴノミックへのチューンドピュアアイス換装」。

ご自身で加工済み、エルゴノミックデフォルトDRY(ドライ)。そんなに損傷無いのですが、WI用にPUR’ICE(ピュアアイス)。

「おまかせ」なのでこんな感じに仕上げました。

換装前のドライピックに比べるとこんな感じ、下画像左2つがドライ、右2が今回のピュアアイスです。

K島さんの「ギンギン」と比べるとこんな感じ。真ん中がK島さんのです。味付けの違いは自己満足の世界なので止めておきましょう(笑)。

毎度の事ながら、「伝わらないブログ」の自覚はありますが、こだわって作業してますので、ご希望やリクエストはスタッフまで是非、ご相談下さい!。

なお、作業しながらこんな記事書いてますので、メールでのお問合せは即対応出来ません。

この便利な世の中、マニアックな皆さんはAIでも出来るよーな回答や即答親切無責任レビューに満足なんですか?。小さなお店ですが、実店舗があってスタッフがいる店に何を求めます?。

こだわりある方や思い入れのある方こそ、当店ではメールでの問い合わせはおすすめしません!。

「ありません」・「分かりません」・「出来ません」は最後の話し、皆様の熱量に真摯に対応しますが、キーボード叩く身にもなって下さい、そりゃーも大変なんです。

そもそもデナリさんは普通の小売業です。チューンナップやカスタマイズを生業としてはいません。でも、少しでも皆様の期待に添えるよう頑張りますので、頼む、変な質問は電話にしてくれ・・・(笑)。

2021-22工場長日誌 070-071(その3)

「分かる訳ない!」ってのが普通の反応です(笑)。

そもそも、ワンペアで買っても同じ物はない、仮に出来るだけ同じよーな個体であっても、作業者の微妙な力加減で変わる、ストイックに物事を考えれば不安定な要素だらけなので、作業者としては「同じようなバランスで仕上げる」ことに心血を注いでおります。

で、皆様も私も見飽きた絵面ですが、今回阿部チャンご所望の「ほどほど」と他の物と比べてみると、

画像左から、ギンギンピュアアイス、おまかせアイス、阿部チャンリクエストのほどほどアイスの仕上がり。

「ギンギン」よりは厚いが、「おまかせ」と「ほどほど」の違いは自分でもよく分かりません!!。

ちなみに、画像左がK島さんのピックで、その隣が僕のです。色々叩きまくってる40代・50代男の嗜好品(笑)。

僕のアックスはイベントに出掛けて色々な人が使うことが多いので、最近は気持ち厚目ですが、やはり、中途半端に削るよりは薄い方が入ります。

まぁ、作業する方としては、性別・体格・年齢・経験値など、皆さんが考えている以上に色々な事考えて作業していますから、「おまかせ」でも「ほどほど」ご安心下さい(笑)。

納品の儀、戦闘前夜の阿部チャン!!。