本年も宜しくお願い申し上げます。
24年の春夏新商品となりますが、
スペック的には冬に適した商品。
「テンサー エクストリーム コンディション」
急ピッチで生産をしたのか、日本の今冬に間に合いました。
えっ!!R値8.5?
しかもレギュラーマミーサイズで472g。軽い。
なんだこの数字は・・・
そししてコンパクト。
用途によって、「重量」「性能」「快適性」のバランスを取りデザインされているスリーピングマット。
どこかの数値が大幅にレベルアップすれば、他の数値のレベルダウンが一般的。すべてが向上していて驚きです。
それでは、詳細です。
向上した大きな要因は新構造「Apexバッフル」
今までの四角系トラス構造から、
三角形トラス(ピンク部分)と四角形トラス(緑部分)を交互に配置。
断熱フィルムのスリットを配置する位置に応じて大きさを変えて、マットを膨らませると断熱フィルムがそれぞれの段に収まる構造にチェンジ。
※トラスの角度やフィルムスロットの差が分かり安いようにカラーラインを入れてあります。
角度を変えて見てみるとわかりやすいですかね?
溶着なしで、4枚それぞれのフィルムが適切な位置で留まります。
その構造により、断熱フィルムとトラスの溶着が無くなり「カサカサ音」「重量」のさらなる減少。
静寂性で有名なニーモマットがより、静かになります。
他の変更点は、
バルブのキャップが一体化になりました。
ボトムが20Dポリエステルから40Dナイロンになりました。
トップは20Dポリエステルから20Dナイロンになり表裏共に強度アップ。
高さ(厚み)が8cmから9cmになりました。
ニーモのマウンテンカテゴリーの中で重量とR値のバランス(重量比断熱性)が高かった、テンサーアルパインと比べると新モデルの凄さが一目瞭然。
■テンサー アルパイン (RM重量475g)
・断熱フィルム/3枚
・高さ/8cm
・ボトム/20D
【R値/4.8】
■テンサー エクストリーム コンディション(RM重量472g)
・断熱フィルム/4枚
・高さ/9cm
・ボトム/40D
【R値8.5】
フィルムが一枚増えたとは言え、構造等の違いでこんなにR値の差がでてくるとは驚きです。しかも軽くなっている。
今作、大幅な進化ですね。
最後になりましたが、
昨今、空気の出し入れは各社新バルブ&付属ポンプサックで快適ですが、その中でも一番快適なボルテックスポンプサックとなります。
(15cm程度離れた所から強めに息を吹くと、周囲の空気を巻き込んで口から吹いた量の10倍以上の空気がポンプ内に送り込まれます。)
今まで、空気漏れ(パンク等)が他社と比べて多かったニーモ。
今作は、ボトムの厚さ変更、トップの生地変更で強度アップ。
また、溶着部分の耐久性も向上しているようですので、
耐久面でも旧モデルより進化してきています。
夢のようなスペックのマットで山での睡眠は快適となり、心地よい夢をみれることでしょう。
・NEMO「TENSOR Extreme Conditions RM」¥35,200(税込)
・NEMO「TENSOR Extreme Conditions RW」¥37,400(税込)
◇R値(ASTM):8.5
◇厚さ:9.0cm
◇サイズ:(寸法 / 本体重量):
□レギュラーマミー:(183×51cm / 472g)
□レギュラーワイド:(183×64cm / 625g)
◇収納サイズ:
・レギュラーマミー:25.5×φ10cm
・レギュラーワイド:27×φ11cm
◇素材:
・トップ:ブルーサイン認証 20Dリサイクルナイロン
・ボトム:ブルーサイン認証 40Dナイロン
◇断熱構造:アルミナイズドフィルム×4
◇付属品:専用スタッフサック、ポンプサック、リペアツール
※日本では、レギュラーマミー(1番右)とレギュラーワイド(右から3番目)の展開となります。