「近々」と言いながら、2ヶ月近く経過した。作業も面倒だが、終了した内容を記事に起こすのはもっと面倒くさい・・・。ただ、「背に腹は代えられない」、もう、この時期になると「冬ネタ」も枯渇してきた。そんな訳で、山下Guide’s mission、BDとPETZLのコラボ、“ REACTER(リアクター)にグリップレスト”の作業を載せます。ただ、僕が魂込めて書いた時ほどアクセス解析の滞在時間が短いので「こっちは真剣に書いているんだ、最後まで読め!」と担当営業に八つ当たりをすると、「写真3枚が限界です・・・」と皆さんスグ折れます。ここまでやると、我ながら「何してるんだろ?」って感じですが、「らぼ」の存在価値はそこにあると信じて、一部マニアの方お楽しみ下さい(笑)。

この手のカスタマイズは、「部品調達がみそ」で、そこから先はなるよーにしかならないので、しっかりイメージすることが大切です。そんな訳で、ソレっぽいものをバラしまくります。


最終選考まで残ったら、「なんとな~く」合わせてみます。


上はトンガリ過ぎて握り替えが不便そう、下はイイ感じの出っ張りとカーブです。やっぱり、旧クオークの部品、流石です!。イメージ的にはこんな感じで納めるつもり。



素晴らしい工具や機械がある訳ではないので、作業自体は「地味」なこと極まりない。「大人の工作」はこんな感じのショボイ作業の繰り返しです・・・。



工作の神様にお祈りをしたら、作業開始です!。この作業のポイントは「6mmスピッツの削り出し(4mm程度)」と「グリップの成形」ですが、スピッツはアルミなので比較的楽です。「強度を出しながら且つ軽量化を図るために6mmアルミかぁ・・・」、普段はどーでもイイので気づきませんが、こーゆー作業をすると制作者の魂を感じます。


あまり大胆に作業せず、程々の所で様子を見ながらマッチングさせるのが「自腹回避」のコツです。


イイ感じになってきたら、お手本と比べながら微調整。やっぱり先っちょはもう少し落とそう。




ここまで来れば、ホールしてネジ止めすれば完成。毎度の事ながら、最後のハードルは「同じものをもう1つ」ですが。

実機を見てみたい人は、山下Guideの所に遊び行きましょう!。
FREEBLAST MOUNTAIN GUIDES(山下勝弘):http://www.geocities.jp/freeblastmg/





















PETZLのフロントシステムは、基本、2種類の選択肢があります。「前コバ付のブーツ用の物か、それ以外にも対応する物か」です。FIL(線)タイプはブーツの前コバに噛ませてフロントを固定させ、FLEXタイプは前後上下の圧力・テンションで固定させるタイプ。では、2つの構造を合わせたLYNX(リンクス)付属のFLEX FILタイプには、どの様な利点があるのか、考えてみましょう。
















GRIVELのテープに変更してるあたり、操作性重視のカスタマイズでマニア心をくすぐります!。美しいので全景載せちゃおう。
さてさて、何が見てみたかったのかと言うと、ここの出具合。お客様にお借りしたフロントブロックは、使用済み削り済みなので、新品と比べても今一分からないかも知れませんが、「前爪の出具合の調整に自由度が高い」のがポイントなのです。














CASSIN X-DRY改(エックスドライかい)もPETZL 旧々QUARK(きゅうきゅうクオーク)もスピッツは4mm板なので、3mmものと言えば、new QUARKです。角度的には、旧QUARKを参考にマッチングです。


イイ所まで削り込んだら、ホールして取り付けてみましょう。




















