ぎあくえ(やり過ぎ?)

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MONTURA社SUPER ALPINカテゴリーのこの冬の新作、UPGRADE FAST PANTS(アップグレード ファスト パンツ)(¥28,875)でございます。VERTIGO(ヴァーティゴ)シリーズ同様、マニアうけするエルゴミックなデザインのUPGRADE(アップグレード)シリーズですが1つ問題がぁ・・・、ファストパンツには、ベルトループ・ドローコードなど一切なし、どんだけ素早いんだ!って感じのスッキリ過ぎるデザインなのです。アップグレード・アップグレードサマーと使用してますが、他は何かしらのそれがあり、ずり落ちてこない。「ハーネス付けた際干渉しない」との配慮のうえのデザインながら、流石に、コレはちっと困る。先週の大分ロケの際、篠原さんも同じ物を履いていましたが、2人でズボン上げるわ上げるわ・・・。そんな訳で、洗濯終わったので早速いじくってみよう!。

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「ベルトループを付けるか、ドローコードにするか」ですが、デザイナーの意思に配慮して、シンプルな「ドローコード」にしよう!。先ずはヒモが通るか縫い目をチェックして、行けそうなので半田ごてで穴開け。

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出来れば、ミシンでホールステッチした方がイイでしょーが、リッパーで糸ほどくの面倒なので止めた。こーゆー時の補強は熱+アロンアルファ的なものでごまかす。

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ドローコードにクリップ固定して、穴に通す準備。針とか楊枝は引っかかるので、こんな感じの治具が一番ですわ。

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通して、小さいコードロック付ければ完成!。ちなみに、パンツ的には1,撥水力ありそーなシャラシャラした感じの生地で、2,生地ウェイトもこれからの時期に最適、3,ショートレングス設定もあるので日本人体型にもばっちり、っと言った点がお勧め。この前お持ちになった千葉のYさん、調子悪ければこんな感じで凌ぎましょう!。あ、店もってくればやりますよ。

ぎあくえ(アイスクライミング用ギアラック)

これだけ雨降って温かくなればアイスクライミングもそろそろ終わりですな。お好きな方はまだ追っかけているでしょーから、久し振りの氷りネタ、私物アイスクライミング用ギアラック公開。

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こちら、WILD COUNTRY社のSYNCRO GEAR SLING(シンクロギアスリング)(¥4,980)でございます。ごく普通のダブルループのギアラックですが、これがP社のICEFLUTE(アイスフルート)付けるには最適な逸品なのです!。

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どこら辺が最適かと申しますと、ダブルループの金具、格好いい事もさることながらイイ感じの形状です。

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早速、山ちゃんに装着してみよう!。

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まだ普通ですが、フロント金具を外してフルートの穴にクリップ。

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背面の届きそーもないギアラックにフリービナ1枚セットして、ハーネスのギアラックにクリップ。

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これで安定感抜群!、面倒なフルートのべろゴムも操作し易い。ちなみに、僕はフルート5本納めるためにギアラック1つ切断、ダブルループベルトの使い勝手よくするために8mmチューブ挿入仕様で使ってます。クリッパーに手が出せない、今変な動したらやばい!なんて危機的状況では胸元のコレは神様のように感じる・・・。先日掻き集めたので店内在庫は十分ありますが、世間一般ではそろそろ入手不可です。お好きな方どーぞ。

WILD COUNTRY/SYNCRO GEAR SLING(シンクロギアスリング)(¥4,980):

http://denali.ne.jp/scb/shop/shop.cgi?No=585

でなりらぼ(抜けないストック その3)

ストックのメンテでどんだけ引っ張んだ?って感じですが、こーゆー地味で伝わらない作業にもタマには日の目見せてあげたいので継続。

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1,上の秘密兵器、ドリル+棒+ワイヤーブラシで内部を磨きます。

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2,何回か磨き上げて詰まった糞を排出!、スッキリです!。

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3,エアーガンで残りカスを飛ばした後、揮発性が高いパーツクリーナーなどで油汚れを除去。“ウォシュレット”は水なので止めましょう。

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4,アンチショックの部品が動いてしまうので接着しておくか。

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5,そんでもって、乾くの待って組み上げて完成。

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IMGP0015これからは今までの様に使っても放置したままではダメですよ~、ちゃんとバラして干しておくこと。縒りを戻したとはいえ、破綻した関係の修復には今まで以上の努力と忍耐が重要、「サビる危機」は今まで以上です!。いっそ、馬鹿らしいと思うなら心機一転、「交換」かぁ!?ちなみに、シャフトは1本2、3千円です(笑)。で、今回の質問の答え、シャフト分解清掃・ショック調整で1h位働いたので、千円ぐらいもらえるかな。あっ、今日のは持ち込み企画の内輪ネタですから、ガビったストック突然持ってこられても困りますのでご注意下さい!。僕、そんなに暇じゃないんで(笑)。

<ストックの相談は当店ですが、経営相談はこちらから。確実です!(笑)>

SUMMIT Consulting(守岡伸彦):http://summit-yamatama.s1.bindsite.jp/index/index.html

 

でなりらぼ(抜けないストック その2)

さて、続きですが、「一度ダメになったものは元に戻らない」のは当然ですが、「とりあえず縒りを戻す」的な感じで危機回避。盆に返らぬ覆水もすする事ぐらい出来ます!、そんな訳で今日の作業をはじめます。

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1,酸化した金属は元通りにはならないので、研磨によって「一皮剥く」事になります。“完璧”な処理ではありませんが、かなり有効です。要は、サビを落として酸化を促進させなければイイのです。で、道具いっぱいありますが、作業内容はかなり地味です。

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2,先ずはネジに付着した白いのをワイヤーブラシで落とす。落としたら、プラスチック・ゴム類用の潤滑剤としてシリコンスプレーでもしておく。

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4,こいつはアンチショックのストックですから、ショックの可動部も忘れずに。ただ、出来る範囲限られますが、「やらないよりマシ」なのでとりあえずメンテ。

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5,で、シャフトはかなりガビガビですが、 耐水ペーパーでキレイにしても構いませんが、コーティングも剥げるのであまりお勧めしません。かえって酸化しやすくなりますから。とりあえず、カサブタの様な激しい所は上記処理で他は無視。

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これから秘密兵器で内部研磨しますが、明日のお楽しみに回します。思いの外、画像増えたので。

でなりらぼ(抜けないストック その1)

「抜けないのですが、修理すると幾らぐらいでしょうか?」との問い合わせに対して、世間一般的な答えは「シャフト2本の代金です」となる。ただ、デナリさん的には“交換”は“修理すると幾ら?”の答えではないので正解ではない。ただ、ヤバ、りある、ガチ抜けん・・・。

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ストックが抜けなくなる原因はシャフトが曲がるか、「糞が溜まる」と言われるアルミ内部の酸化による固着。曲がった物はどーしよーもございませんが、「糞詰まり」は根性でどーにかなるもんです。そんな訳で本日のお題、「抜けないストック」スタートです。

1,先ずは下剤ならぬ潤滑油を注入して暫く放置。

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2,忘れそーになった頃、力任せに抜いてみると、ほら抜けた。

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これじゃぁ~、無理だね。抜ける訳ないよね・・・。

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スクリュー固定タイプのストックは、部品が内部にあり外回りスッキリだったり、ロックタイプの物より軽量化出来ますが、「使ったら抜いて干しておく」などのマメな管理が重要。CRCべっとりかけて「止まらなくなった!」など言うアホな人は構造をよく考えてから作業しましょう!。忙しくなってきたので、続きはまた後日。店番しながらドリル回す訳にはいかないモンで・・・。

自信ありますけど

この頃、「薄手JKTとかあります?」なんて聞かれる事があります。大変申し訳ございませんが、極狭店内では、冬物と春物の共存など無理、入れ替わる時は一気です!「冬物→(多少春)夏物」といった感じ。いきなり温かくなれば話は別ですが、お客様は勿論、春夏物を納品したくて仕方ない担当営業の皆様、残雪のGW山行が終わるまで本格的に売り場が変わる事などあり得ません、諦めて下さい!。とは言え、「通年商品」になりうる物は違います。新製品、楽しいよね!。

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お待ち遠様でした!。LA SPORTIBAのBoulder X Mid GTX(ボルダーX ミッドGTX)(¥25,800税込)入荷しました。店内在庫はEUR36~44まであります。こいつの売りは「ハイフリクションGTXモデル」なので、ハイグレードハイキングからクラシカルアルパインまで、マニアうけ間違えなし!。しかし、在庫数は凄く少ないので早い者勝ちです。在庫不足は目に見ているのでネットショップにも当分の間、出せません。本日はDENALI BLOGを毎日コツコツ読んでいる人に向けての情報ですから、気になる方は直ぐに「在庫キープ」してもらって下さい。ちなみに、S社に「何でこの時点でこんなに在庫ないの!?」って文句言いましたが「500足ぐらい出したら追加出来るけど、行っとく?」て言われて即死、「大ヒット計画」への道のりは厳しい・・・。

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個人的には、1,エッジング向きな堅さを備え、2,足首がしっかり締まるレースシステム、3,ハイフリクションGTXモデル、と言う事で、かなり自信ありますけど、在庫少なく自分の分が買えない。スタッフ連中はボリエールの靴テスト中だから、暫く買いそーもないので、インプレッションは買ってくれた人のコメントリンクだな。早くインプレッション欲しいので、思いあたりの方、早く買って使ってコメントくれ。

結局コレ

撮影も無事終了して、四ッ谷に帰って来ました。

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押し押しで飛行機はギリギリでしたが、学習しているので今回はお土産まで辿り着いた!。で、結局、これ「ゆず胡椒」。ただ、今回は「日本一旨い」とのキャッチコピーつきの只者ではないヤツらしい。今夜もまた鍋だな。

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マダオ

まだ大分にいます=所謂、「マダオ」です・・・。でも、兎に角、風光明媚な感じ。

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で、やや拡大すれば、オレンジ色の点が篠原さん

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今回の僕は、川眺めてたり、祠見てたり、「スローライフの予習」をじっくりして1日が過ぎていく・・・。嘘です、「ギャラ泥棒」みたいな事は絶対しません!。土木工事からカメリハまで、「お仕事」ですから。でも、「お仕事」とは言え、相変わらず「大人の遠足」、凄く楽しい!。IMGP0004

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明日が本番ですが、このところの天気は政府と同じぐらい信用出来ない!。頼っみますホントに!IMGP0010

大分なう!

昨日の晩から大分にいます、人生初大分ですわ。

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先日、大好物の赤いゆず胡椒を大量に取り寄せたばかりでしたが、来るならココで買えばよかった。お仕事招集なのでプラプラ1人遊んでる訳にはいきませんが、スキを見て探したろ。

でなりらぼ(『スクリューロックカラビナ・・・なんとかならんのか』その2)

「早く開けたい!」とはいえ、「4,5時間は放置しないと・・・」なんて考えていましたが、気がつけば、土曜の午後に放り込んだまま月曜日の昼になりました。9+24+11=44時間経過、あぁ~やちまった。で、温度は-7.8℃、イイ感じに凍りついてるじゃん!。

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1,先ずは潤滑油をかけた方から。「開け」と言う事を前提にしているので、力入りますが、開かなくはない!。

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2,潤滑油をかけない方は、もう少し力入れても開きません。こーゆー状態で「ぺろっ」ってしてみたくなる衝動に駆られるのは何故でしょう?。IMGP0004

3,続いてピッチがより細かいと思われるM社のゲート開放。こちらも同じような結果。

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4,で、無理矢理開けてみるとこんな感じ。きれいにねじ山がキャストされてます(笑)。

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<結果レポート>

確かに、「振りかける・振りかけない」では金属表面に皮膜が出来るので、潤滑油をスプレーした方は、凍りついても「ガチ凍り」感はありません。ただ、予想していた「ピッチが細かい方がイイのでは」と言う事も何か違う。どちらかと言うと「ねじ山の数」の方が重要な気がする。要は、ピッチが細かい物と荒い物が、同じ面積にねじ山を切ってあるとすれば、「ピッチが細かい」=「1凍り面積は狭いが、全体の凍り面積は広い」事になるので、理想は「少ないねじ山の細かいピッチ」が良いのでは?。実際、P社のこれは、M社のそれより「ネジが荒い」という感じだが、スクリューの解放はやや楽な気がした。で、上の写真からも分かるように、「ねじ山がキャスト痕」はM社ははっきり出たがP社は程よく取れてなくなっています。

何か、凄げ~大層な話になっていますが、『スクリューロックカラビナが凍って動かなくなってしまうのはなんとかならんのか。シリコンスプレーとか効くんですか?』 に戻ると、激寒+水っ気多いルート(アイスクライミングや湿雪地帯)に行く前に事前にメンテナンスしておく事はかなり有効、吹くならば凍結温度低いと思われるシリコンスプレーよりはCRCの様な潤滑油がお勧め、であることは間違えありません!。一番の間違えは、こんな実験3日にも渡って書き続ける僕と、最後までしっかり読み切ったらぼマニアの生徒諸君です!。皆さん、お疲れ様でした!。