ぼくのなんか、もう5、6年はザックの奥底に眠ったままです。
Esbit(エスビット)社の固形燃料。
デナリさんに置いてあるのは2種類。写真左が「ポケットストーブ スタンダード」、写真右が「固形燃料 スタンダード」。ようは、ブリキのストーブが付属しているかしていないかだけの違いです。
このブリキストーブを眺めていたら、かのイムコライターを思い出しました。 ジッポー普及の影で消えて行ってしまったイムコライターは、ドイツ軍御用達。そしてこのエスビットのポケットストーブも、ドイツ軍御用達。ブリキってなんかいい〜。
・・・。
でもでも、このブリキストーブにお目にかかる時って、そんな「やっぱブリキっていいね〜。」とか言ってる場合じゃないかもしれません。どちらかというと、ちょっとエマージェンシーな時。一応、非常用燃料。実際どれくらい燃えるのか、試してみました!
箱を開けて、実際燃やす燃料はこんなちっこい奴です。道路に絵が描けそうな感じです。
一応、本体説明では「1tab(4g)」で「約6分」燃えるらしい。(1tab=ひとかけら。上写真でぼくの指に乗っかってるいるのが「1tab」です。)
着火したら、こんな感じで結構とろ火です。でもたしかに6分間はきっちり燃え続けてくれました。(ちなみに1箱に20tab(80g)入ってるので、単純計算でとろ火2時間分の燃料。)
商品のパッケージには、メラメラ燃えて、グツグツ煮立ってる様子が描かれているんだけどなぁ・・・。ブリキストーブの隙間から風が入り込んで、炎がゆらゆらするので、アルミホイルで覆うとか、手で覆うとか、少し工夫すると、安定して燃焼します。
ま、でも、結局は非常用燃料。5,6年眠ってたってい〜んです!非常用ですから!
「少量の水を沸かす」とか「ガソリンストーブのプレヒート」とか、あるいは「キャンプで」とか、そういう範囲で使うしかないですからね。お持ちでない人は、是非ザックの中に一個入れといてください。
店頭では、ちょっと分かりにくいとこに置いてあるんで、欲しい人は「店員っぽい人」に聞いて下さいね!!