ペツル「キャリツールエボ (Ver.2022)」新作

ペツルのキャリツールエボが新しくなり入荷です!

夏前というこの時期ですが、
入荷後早々に新商品を見て買っていただいた常連様が「このスペックは探している人が多い」と教えていただきましたので早めに記事にさせていただきます。
また、その時にお客様間と話に上がった箇所もクローズアップして報告させていただきます。

【ポイント1】
・固定力アップ
(下が旧で、上が新)

ハーネスに装着するパーツも破損が少なそうなヒモがメインとなり、

柔軟性のあるヒモを2ラインで固定することでハーネスとの固定力も前作より上がってきています。

ヒモは通常状態で締める方向へ一方通行となり緩んできません。
緩めるときにはロック解除が必要な所もいいところです。写真のようにロックを解除中にヒモを動かすことができます。

刻みを使うことで厚みの薄いハーネス等でもベルト形状を変形させることなく、きれいにしっかりと固定ができます。
装着方法は、
クリッパーを付けたい位置に持っていき、

ノーズでヒモをすくって、

幅に合う溝位置でヒモも引っ張り上げます。

当店では特にアイスユーザーさんのハーネスはアークテリクス使用者が多いのですが、そこの相性もばっちりです!
スロットとヒモのダブル固定は固定力が高いです。また、ギアラックと干渉しません。ジャストフィットです。
まずARシリーズ

スロットに通さなくても装着できます。スロットを使った方がブレません。

続きましてシークエンスシリーズ

こちらも固定力が高く、ギアラックに干渉しません。

またクリッパーの大きさから前側をBDで後ろ側をキャリツールエボはバランスがよさそうです。

これから発売予定のペツルのNEWヒューロンドスやNEWアキラとの相性も気になる所です。

【ポイント2】
・スクリュー着脱の向上
ワイヤー(ゲート)とノーズ周りの形状が大きく変わりました。
(左が旧で右が新)

まず旧はこんな感じでなめらかなライン。

目視なしでもBDのように「スクリューのハンガー部がワイヤーとノーズの間に触れるだけ」でクリップ位置と外す位置が分かります。

確実で早い出し入れができます。
入れ

出し
ここはかなり大きな変更になってくると思います。

【ポイント3】
・剛性の向上と軽量化
ネジって見るとわかりますが、ノーズの辺り等の剛性が高くなっています。
耐荷重は新旧共に5kgで変わりはありません。

そして、新旧で比べると大きさ(形状)変化やパーツ変化はあるものの、重量は50gから40g(実測38g)となり1つで約10g軽くすることができます。
(下が旧で上が新)

【ポイント4】
・大収納力
前モデルから変わりませんが、大きなサイズ感でスクリューは6本ラッキング。
アックスは2本をラッキング可能です。

もちろん、沢でのハンマーホルスターとしても使えます。

この穴を使い、細引きやコイルストラップ等でバックアップをとれます。

そしてハーネスだけでなく、バックパックのモデルによってはウエストハーネスにも固定することができます。
(写真はスピード40のウエストハーネスの「クリッパースロット」と「それ以外への箇所」へ装着)

これが入荷早々のお客様と当店の感想です。
A様貴重なご意見をありがとうございました。


PETZL「CARITOOL EVO (2022)」¥1,760(税込)
◇重量:40g
◇素材:
・ステンレス鋼
・ガラス繊維強化プラスチック
・高弾性ポリエチレン


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