こーしてやりました(でなりらぼ)

先に言っておきます。「どーしてくれよーか?。暫く考えます・・・」なんて言ってますが、ヤルことは何時も同じ、出し惜しみではなく面倒臭いので放置しているだけ。「今週、行くんだけど出来てる?」なんて電話がかかってきてこそスイッチ入ります!、“ヤバ、あと2日じゃん!”、さ~て、おっぱじめっかぁ~。

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で、本気出せばこんな感じ。上Before、下After。まぁ、こんなモンです。但し、作業中であろうと、接客しながら、メーカーが来たり、お客様からの電話質問も親切・丁寧・マニアックに応対してれば、なんやかんやで半日仕事、集中してヤルよりは飽きなくてイイのですが、再形成がそこそこ時間はかかる。寒くないし、ウンザリしていないシーズン始めは気分ノリノリで仕事が進むので、また別の記事でココまでの流れを書いてみます。

フフフフ、1年もやれば加減ってモンも分かります。鉄粉で目がショボイので今日はコレで勘弁してください。では、また。

どーしてくれよーか?(でなりらぼ)

こちらPETZL社のSARKEN(サルケン@24,990)のフロントポイント。随分○になっておりますが、どーしてくれよーか?。

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工場長に言わせれば、「お客さ~ん、自由気ままに研ぎすぎっ!」って感じ以外の何物でもない・・・。

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「コレ、氷で使います?」とお伺いしましたが、「あぁ、今コレ歩き用だから、適当でイイよ」との事ですが、そーゆーザックリした言葉が一番困る。始めかっら「キッチリ、カッチリ」を求めてきたら、断る事も出来るが「おまかせで」なんて言われた日には「らぼ魂」に火が着くじゃねぇ~か!!。さ~て、どーしてくれよーか?。暫く考えます・・・。

ちなみに、縦物の研ぎはアックスもクランポンも同じですが、“三角研ぎ”は止めましょう。「何それ?」と知らないらぼビギナーのために、役立ちそーな所バックナンバーリンクしておきます。早まるな、研いでしまってからではもう遅い!!。

こーゆー話題が増えると冬の到来を実感しますが、毎度毎度同じよーなことして、同じよーな記事書いているよーな気がして、心が痛みます。最後までお付き合い下さいました皆様、お許し下さい。

でなりらぼ(アックスチューン)

でなりらぼ(タマには自分の物も研いでみよう)

我慢は大切な事です(でなりらぼ)

お仕置き部屋(地下研)に入れたフラットソールの様子を見てみよう。

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登山靴に比べれば直ぐに言う事を聞くフラットソールはかわいいモンです。

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僅か数日でこの有様。じわじわ馴染む育成期間を無視した最終奥義使用は、個人的には大人げないよーな気もする。子供じゃ無いんだから、痛いダ、辛いダ、言うんじゃない!。我慢は大切な事です!!。

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まぁ、皆さんのそれを聞く辛抱が無い私が一番ダメなのかもしれませんが、中世ヨーロッパの拷問器具風のこヤツは相変わらず優秀。ただ、じわじわ伸ばさないとフラットソールと言えども、直ぐに戻ってしまいますのでもう少し預かろう。

おとな人気度10%(でなりらぼ)

違いが分かる10%の大人の依頼があるので、工場長も退屈な日々を活き活き生活出来る。今日のお題は「縦爪のメンテ」。

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今シーズン初仕事は昨年DebutのPETZL社 LYNX(リンクス)さんでございます。縦爪の研ぎはそこそこ技が必要なんです、だから頼む、強者・勇者のちびっ子諸君、お兄さんの邪魔せんでくれ。

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先ずはグラインダーで成形のために荒くない荒削り。手研より歪まず正確です。タダ、「大胆」は絶対止めましょう、電動工具使用の際は「繊細」以外厳禁、間違えなく後悔します。

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荒削りが終われば、ひたすら手研で仕上げ。 先っちょ△にします。下Before・上After、一目瞭然。

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ちなみに、しょっちゅうこんな事しているので気になるのですが、爪を止めてあるネジは緩みます!。今回も研ぎ始めから爪がガタガタ動いて作業出来ません。お店の中には十分道具が揃っているので問題有りませんが、現場では大ピンチ間違えなし!!。出かける前にちゃんと見ておきましょう。

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ちなみに、こちら工場長がアプ近現場に持参する道具類。困ったら声掛けて下さい。

<初心者らぼらーのために、バックナンバーほじくり返してクランポン特集>

このところ、“New Visitor”が37%台を維持してるので機嫌が良い、やる気でます!。ネズミ講まがいの新人勧誘で目指せ40%台!。マニアの皆様、ご協力下さい(笑)。

でなりらぼ(クランポン)

LYNX(リンクス)来た、なう。

でなりらぼ(アックス・クランポンチューン)

G20来た。

でなりらぼ(クランポンチューン)

でなりらぼ(大人の工作)

でなりらぼ(じみへん)

でなりらぼ(切断衝動)

でなりらぼ(クランポンの部品)

でなりらぼ(クランポンのサイズ調整)

でなりらぼ(FLEX FILの可能性)

でなりらぼ(LYNX(リンクス)のセッティング)

でなりらぼ(タマには自分の物も研いでみよう)

でなりらぼ(石ゴンのクランポン)

ぎあくえ(知らない方が幸せな事もある)

でなりらぼ(急ぎ)

月曜なんてこんなモンですヨ(でなりらぼ)

職業ユーザー・店・お客様(でなりらぼ)

 288g!!(後でぎあくえ情報)

お子様人気度99%(でなりらぼ)

工場長は1人寂しく作業中です。スタッフは店内で適当に過ごしていて、まるで構ってくれない。ただ、視線釘付け率99%、お子様に大人気な「シャープな日々」がスタートです。

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まぁ、単独行動であれお母さんと一緒であれ、視線釘付け、進行方向と視線がシンクロしない。「ぷっ、お子ちゃまだこと」。ただ、「お子ちゃま」だと思って油断は出来ない。中には立ち止まって話しかけてくる強者が20%ほどいる、「ねぇ~、何やってるの?、熱くないの?」、「うるせ~んダヨ、ガキんちょ!、こっちは息止めて作業するぐらい集中してるんダヨ!、『知らない人と話なんかしちゃいけない』って教わらなかったのかよ!!」と言いたいところだが、そこはお子様人気度99%、可も不可もない「聞こえないふり」で押し通す。

しかし、5%の勇者は「ねぇ~、ねぇ~、だから何でそんな事してるの?」としつこく会話を求めてくる。分かった!、説明するからしっかり聞いて帰れ!。あぁ~、今日も子供たちの熱い視線を感じなが工場長は頑張っております。「ふぅ~ん、大変だね、頑張っておじさん」。だから体も心もボロボロ、本日の疲労度99%で(つづく)。

夏が終わると

随分、雲が高くなり秋の空らしくなりました。もう、「暑い暑い」と文句を言わずに&言われずに過ごせる事は、非常によろしい事でございます。

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しかし、溜まった課題は山積、あぁ~こんな事ならちゃんと計画立てて研いでおくべきだったよ・・・。夏休みの宿題同様、提出日が近づいて来るとやっと本気が出るのですけど。

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オリさん曰く、「今時道具屋でクランポンなんて研ぎませんよっ、プっ!」と笑われますが、日本はまだ「研ぐなかれ、それは買い替えです!!」と言うご英断が下されるほど御上は暇じゃありません。

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数時間かけて数千円の小遣いもらって「高い、ぼったくり」と言う人は流石に来なくなりましたが、暇な道具屋と言えどもそーそークランポン削っていられませんので、「自分で出来ない&したくない」とハッキリしている方は時間に余裕を持って作業依頼して下さい、猫の手では流石に研げませんので(笑)。短パン&エプロンはつなぎより快適だった。

大人は努力だけじゃダメ、結果です(でなりらぼ)

「え~、ちゃんと干してます!!」と絶対言い張るので、努力は認めよう。ただ、結果こーゆー事では干した事にはなりません。同じ画像掲載は本意ではありませんが、『Z系ポール干すのは吊し干し』、道具屋殺し、地味な作業の割に最高に手が掛かるのでその内容を大後悔・・・(涙)。

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袋から出して広げておいてもダメ、寝かしていれば水気も寝ていますから水分は抜けにくい。ですから『Z系ポール干すのは吊し干し』、出来るだけ積極的に「水気が抜けやすい」状態で干す事が重要です。重力に逆らわないこーゆー干し方こそ、「液体は下、気体は上」で乾燥しやすい。

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ココで話し終わりと言えば終わりですが、週明け早々塩辛の画像で誤魔化されたマニアの皆様のために、ディスタンス系の分解をご説明。右のザックは部品取りのために分解中、ネタになりそーなら再登場。

1,どーしよーもなくガチッてしまったストックの先っちょを鍋で煮てチップを外す。

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2,ヒモを止めている先端のピン(2mm*7mm程度の丸棒、紛失注意)を抜き、コードをフリーにする。この時点で1番下はぶらぶらになります。

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3,コードを覆う1番下と2番目のシリコンカバーをマイナスドライバー等を使い外す。割と力尽くな作業です。

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4,ここで1つ選択肢が出ます、「1週間ぐらい放置乾燥」。まぁ、ココまでやっちゃたらそんな悠長な事考えずに、2度ある事は3度ある、分解魂に火をつけて更に分解を選択。

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5,今度はグリップ部分でコードを止めているピンを抜きます。プラスチックとアルミの2重構造です。プラスチックを押して、リーシュを止めているヒモをラジオペンチで外したらアルミ。

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6,中で水を吸って膨らんだテンションアジャスターを鉄棒で打ち出します。方向はグリップ側から。逆に打ってもジョイント部分の細いアルミチューブにぶつかって抜けません。

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7,ヒモをほどかなければいけない箇所が出ますので、そーゆー所は地道にほどいて下さい。切断するとロクな事になりません。テンションアジャスターの雄ネジも折らないように注意!、ある程度出たら外す方が安全。で、分解の結果こんな感じ。

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セルフレスキューの場合、テンションアジャスターの雌ネジをペーパーで少し削って遊びを作って元に戻して完成。ちなみに、メーカーにお願いすれば、新しいパーツに交換してもらえますので、今日のネタは意味がありませんが、修理に出せば2週間ぐらい、横で見張られていれば小1時間でやるしかない。

Z系ポールのネタが増えて、最近自分でも探すのが面倒なのでバックナンバーリンク。

◆でなりらぼ(煮物:ストック編):http://www.denali.ne.jp/blog/?p=3141

◆「Distance系の弱点」と言うよりは(でなりらぼ):http://www.denali.ne.jp/blog/?p=7529

◆昨日の今日(でなりらぼ):http://www.denali.ne.jp/blog/?p=7557

昨日の今日(でなりらぼ)

昨日の今日」で早速来た。「ブログ見たの?」とお伺いしたところ、「インターネット見られないのよ、ハハハは!」との答え、きっと最近僕はストックに呪われているに違いない・・・。

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昨日と同じ様な絵図らですが、ヤルことは同じなので仕方がない。 浸水も不安なので中断シャフトを抜いて水抜き。

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シリコンスプレー噴いて、ネジ調整して完成。「ちゃんと干してる?」と聞くと、「帰りのバスの中で2,3時間は吊しいるわよ、家返ったら直ぐたたんでしまっちゃうけど、ハハハは!」。

言っておきますが、そんなんじゃ水は抜けません!。通常使用でも1,2日、沢でジャブジャブしたら1週間程度は何処かに吊しておかないと、水分など飛びません!!。「手にぶら下げて1週間立ってろ!」って話じゃないのだし、十分に乾けば完成、ちょっとでも残っていれば失敗。

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道具を売ることが山専本来の仕事ですが、ドMなお客さんを汚い言葉で罵るのも仕事だと思っています!。ウジウジ1人で悩んでいるよりはスッキリするかも!?、「お兄ちゃん、面白いわねぇ~、ハハハは!」って大事な話はロクに聞いてもらえませんが・・・。

「Distance系の弱点」と言うよりは(でなりらぼ)

「銀色のポッチが出ない」そーなので、その原因をご説明します。

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Distanceの中には紐が通っていて部品が繋がっています。その紐は長すぎても短すぎてもいけないので、「テンショナー」なる調節用のネジが入っています。

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第一段階として、この雄ネジの方のねじ山が出た分だけ伸びる事になるので、捻って調節してみましょう。

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それでもダメな場合は、「Distance系の弱点」と言うよりは「あなたの癖」が原因です!。上段シャフトもしくは中断シャフトを回しながらセットし、中に入っているコードをヨリヨリにしてるに違いない!!。完全に昔のストックの癖を引きずって生きています、早く忘れて下さい!!。

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そんな時は、メスネジの方摘んで回転させて撚りを取ります。この時、右に回すか左に回すかは指先の感覚で判断して下さい。より、ヨリヨリにしてしまうか否か、あなたのセンスに任せます!。

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普段から色々バラしておくとイイ事もある。